概要
アンドリーム所属
法政大学経営学部在学中、劇団ポップンマッシュルームチキン野郎を立ち上げ、そこの主催となる。
作風としてはコメディタッチなものが多かった。
主な作品としてはテレビスペシャル版『天才バカボン』やドラマ版『弱虫ペダル』など。
2020年5月17日未明、脳幹出血を発症し死去。享年37歳と早すぎる最期だった。
遺作は同年放映の『ウルトラマンZ』と『バベル九朔』となった。
このうち『ウルトラマンZ』は死没前に全話の構成を完了して、担当回の脚本も全て仕上げていたが、世を去ったのは第1話が放送される約1ヶ月前だった。
作品に対する世間の評価は大きく、やがて星雲賞という大きな賞を受賞するに至っている。作品に対する評価を本人が見届けることができなかったのは残念でならない。
ゆうべはお楽しみでしたねやウルトラマンZでタッグを組んだ田口清隆監督は、メインキャストと共に出演したZの公式生放送にて、「ブルトンの力で吹原さんをここに連れてきたい」とコメントした。
また田口監督とは、会議が終わったあとは食事しながらアイデアを出し合ってその後もメールやLINEで意見交換をし合ったりと、仕事プライベート問わず四六時中ゼットの事を話していた。
そんな吹原さんを田口監督は面白い事を常に考えている人と評しており、ストレイジの隊員に限らず、おバカな主人公の言い回しやセリフ回しと田口氏の好きな吹原さんの面白いところに加え、ただ明るいだけでなく、話に暗さをつけて、底辺なところにある暗い部分重い所をおバカな主人公2人がどのように解決していく描写を作り上げて貰えたなあと盟友吹原氏への思いを語っている。
吹原氏がシリーズ構成も兼任した盟友田口監督と作りあげたウルトラマンZは、コロナ禍の中でいつまた止まるか分からない恐怖の中、吹原氏の思いを田口監督を筆頭にスタッフとキャストが一丸となり、大成功を収めて行き、上述のように、星雲賞を授与された。
また、同作のスーツアクターを務めた岩田栄慶氏は、クランクアップの際に「ゼットの雄姿を吹原氏に捧げる」と追悼の意を表している。
関連項目
金城哲夫:初期のウルトラシリーズを手がけた脚本家。彼も吹原氏と同じく37歳の若さで夭折されている。