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ストルム星人

すとるむせいじん

『ウルトラマンジード』第9話で発覚した伏井出ケイの正体とされる宇宙人。
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データ編集

  • 身長:1.82m
  • 体重:75kg
  • 出身地:ストルム星

概要編集

ウルトラマンジード』第9話で発覚した伏井出ケイの正体とされる宇宙人


ストルム星はかつては地球と同様、緑豊かな美しい星であったが、遥か昔に何らかの原因で勃発した争乱によって星は炎に包まれ、既に文明そのものは滅亡しているらしい(地球では日本沖縄県で30年に1度、今尚燃え続けているストルム星から発せられる光が観測されており、後にケイはこのストルムの光を自身のストルム器官の強化に利用した)。

その後、故郷の滅亡をただ見ていることしかできなかったことを悔やんだケイは、やがてウルトラマンベリアルの持つ強大な力に憧れ、彼の配下となっていったが、他のストルム星人がどうなったかについては語られておらず、詳細は不明。もっとも文明が壊滅し、星が燃え盛るほどの一大事であったことから、多大な数の犠牲者が出たであろうことは想像に難くない。


それ以外の情報はストルム語にて、「レム」が「呪縛」を意味する言葉らしいということが判明している。


なお、伏井出ケイは地球人に成り済まして生活を送っていたが、ストルム星人がヒューマノイドタイプの宇宙人だったのか、ケイの姿が単なる人間態だったのかは分かっていない(ただ、第24話の回想シーンではストルム星にいた頃から既に現在と同じ姿をしていたことから、恐らくヒューマノイドタイプの種族である可能性が高い)。


また、ケイはベリアルから与えられた遺伝子を元に人工的に生命体朝倉リクを作り出したことから、ストルム星の科学力は地球のそれと比較しても相応に発展していた可能性が考えられる。「緑豊かな星だった」という証言から、地球のように科学の発達によって自然に害が及ぶようなことはなく、科学と自然が上手く調和し、共存できていた極めてエコロジカルな社会だった可能性も考えられる。


能力編集

特徴的な能力は超光速思念体通信。これにより地球に居ながらにして銀河の一部にあるベリアルの拠点とタイムラグなしでの会話を可能にしていた(しかし、この際に発する電波をAIBに解析され、黒幕でありベリアルがいる場所を突き止められるという失態を犯してしまった)。


もう一つの特徴として、体内には特殊な位相反転器官「ストルム器官」を有しており、自分の周囲の位相エネルギーを反転させることで自分に対する攻撃やエネルギーを相殺し打ち消すこともできる。

この能力を応用し、赤黒い多角形の障壁を作り出して敵の攻撃を防ぐことも可能。この能力を披露して退散した際に、ゼロに正体を看破されている為、少なくともこの器官はストルム星人固有の物である様子。

また、劇中では体内に取り込んだウルトラカプセルのエネルギーを邪悪なものへと反転させるという活用法も見せたが、たった1つでも戦局を覆すほどの莫大なエネルギーを秘めたウルトラカプセルのエネルギーを一度に6つも注入するというのはさすがにストルム器官に大きな負荷がかかったらしく、第19話で体調が完全に回復するまではエネルギーをうまく制御できずに悶え苦しむ様子が見られた。

また、ストルム器官はストルム星人の生命活動そのものにも不可欠な器官らしく、これを失ってしまうと数日で息絶えてしまうらしい。


余談編集

ストルム星人の元ネタは(乙一氏曰くジードの要素にもなっており、主人公の朝倉リクの名前の由来にもなっている)アーサー・C・クラークのSF小説『幼年期の終わり』に登場する国際連合事務総長ストルムグレンである。

同時に、ストルム星人は既存の宇宙人ではない初のジードオリジナル宇宙人に該当するとも言える。


また一部ではストルム星がほろんだのはベリアルによるマッチポンプなのではないか?という意見もある。

もっとも、ストルム星人の能力自体を欲しがっていたベリアルがわざわざ真っ先に星を滅ぼすというのも不自然では?という反論もあるが(ベリアル自身、カリスマ性を抜きにしても、洗脳・憑依もできるため)。



関連項目編集

伏井出ケイ ウルトラマンジード

ダークネスファイブ ウルトラマンベリアル

カレルレン - ストルム星人同様『幼年期の終り』の登場人物が名前の由来と思われるキャラ。また、劇中でケイが散布した「カレラン分子」の元ネタもこのキャラクターと同じと思われる。

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