ゴンドウ参謀「私のウルトラマンが……」
データ
別名 | 超合成獣人 |
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身長 | 57m |
体重 | 4万9千t |
出身地 | TPC火星基地付近 |
CV | つるの剛士(掛け声のみ)※ |
※掛け声は劇場版の時のダイナの掛け声とディプラスの鳴き声を合わせたもの。
概要
第49話「最終章Ⅰ新たなる影」に登場。
人造ウルトラマン・テラノイドがスフィアに乗っ取られた姿。元の体の大半がスフィアの肉体で覆われた不気味な容姿になった。また、新たに開閉式の口ができている。
ウルトラマンダイナと同等の能力を持つテラノイドを合成したため、ダイナ・フラッシュタイプよりも強力な能力を持ち、ソルジェント光線やフラッシュサイクラーといった必殺技(前者はよりダイナのものに近い構えになっている)はもちろん、背中の突起から展開するバリアも使用できる。また、スフィアの力により再生とチャージを繰り返すためエネルギー切れによる活動限界も克服している。
ブラックバスター隊のガッツシャドーを全機撃墜して暴れ回り、テラノイドへエネルギーを照射された影響でエネルギー不足だったとはいえ、ダイナをも追い詰めるほどの戦闘力を見せるが、自らの過ちに気付き改心したゴンドウ参謀の身を犠牲にした生体エネルギー照射によりダイナは復活し、ストロングタイプによる猛反撃を受ける。
それでもフラッシュタイプに戻ったダイナが放ったソルジェント光線を1発受けてもすぐさま再生する耐久力を見せた。2発目のソルジェント光線を浴びせられながらも尚ダイナに迫るが、そのまま至近距離で唯一の弱点であるカラータイマーを撃ち抜かれて爆死した。
もっとも、ダイナもこれが祟ってもろに爆発に巻き込まれ、姿を消してしまったのだが……
ウルトラマンフェスティバル1999
第1部に根源的破滅招来体の使いと思しき個体がネオガイガレードと共に出現。
ヌアザ星人イシリスをいとも容易く撃破し、ガイアを高い戦闘力で圧倒するが、ガイアがスプリーム・ヴァージョンに変身し、アグルが加勢すると形勢が逆転。アグルのフォトンスクリューを受けて倒された。
余談
当初、第25話・26話として書かれた後に最終章の原型となった脚本「太陽系消滅」では、第1話・2話に登場したフドウ・タケルがスフィアに取り込まれゼルガノイドになるというバランガスやスタンレー・ハガードが登場する『ウルトラマンG』第5話に似た展開だった。
ちなみに、フドウ・タケルを演じた菊池隆則は後に『仮面ライダーアギト』でアナザーアギトを演じており、もし実現していれば(片方は偽物ではあるが)ウルトラマンと仮面ライダーの両方を演じていた事になっていた。
なお、2021年2月に500シリーズソフビ化。同時期に放送された「ウルトラマンクロニクルZヒーローズオデッセイ」第5話はテーマが『人造ウルトラマンとその末路』だったためこの話が取り上げられている。
かつてゴンドウと同じく力に溺れた過去を持つナビゲーターのウルトラマンゼロからは「秘密裏に進められていた計画により生み出された怪物」と紹介された。
関連タグ
デストルドス:同じく防衛軍が最強兵器として造り出した人造ウルトラマンが敵の手に落ち、改造されて誕生した怪獣。いつの時代も、どこの世界でも『人造ウルトラマンはロクな事にならない』という事である…
なお、この怪獣の素体になった人造ウルトラマンもまた「宇宙から来たある存在」に狙われたが、その理由は「彼なりの正義を否定し己の正義を絶対視するヤツらを『光の戦士』をも超える力を使って見返すため」だったりする。何の因果か、彼がそのような考えに至ったきっかけとなった人物こそ、他ならないゼルガノイドのモデルとなった彼である。
この怪獣が登場した放送後に、公式でゼルガノイドがピックアップされている。
トリガーダーク:デザインのモチーフがゼルガノイドらしい。
スフィアトリガー:スフィアが素体無しで融合しウルトラマンを模した姿。ネオフロンティアスペースと酷似した出来事が多発している世界に登場しており、事実上ゼルガノイドのデータから作り出された新型と言える。