「すべての知的生命体は、ダークマターによる突然変異により生み出される。ダークマターの進化こそが、宇宙の意志だ。そしてその究極の姿が私、メンシュハイトなのだ。我々は宇宙に選ばれた者として、この宇宙の秩序を守り、理想の未来を作り上げる権利を持つ。ザム星人のような野蛮な生命体は、この宇宙の未来に必要ない」
データ
登場作品『ウルトラマンネオス』
第11話『宇宙からの暗殺獣』、第12話『光の戦士よ永遠に』
別名 | 究極進化帝王 |
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身長 | 69メートル |
体重 | 9万6千トン |
出身 | 宇宙 |
人間態(演) | ミスターちん |
概要
ザム星がダークマターの脅威に曝された際に誕生した突然変異生物たちの頂点に立つ邪悪な生命体、公式から公言はされてないがその特徴から魔人、魔神タイプの敵と推測される。
高い知性を兼ね備えており、傲慢かつ唯我独善的かつ残忍な性格で自身を「ダークマターが生み出した究極の生命体」と位置付けており、どこぞの頭が尻の宇宙人と同じく宇宙の帝王を自称しているが実力は向こうと違い帝王に相応しい高い強さを誇る。
全宇宙の制覇を企んでおり、ザム星人達が自らの野望の障害になると見なし、ザム星の盟主を名乗り、彼らを母星から追放した張本人にしてザム星人絡みの事件の元凶でもある。
ザム星人達を根絶やしにするため、彼らがやって来ている地球へ自らが作り上げたグラールを送り込むも敗れたため人間態(上のイラスト)の姿で地球へと赴き、宇宙の秩序を守り、己が理想とする未来を築き上げる権利があると主張した挙句、ザム星人達を「野蛮な生命体」と称してHEARTに彼らを甦らせる鍵となるザム星人エスラーの引渡しを要求し、彼を亡き者にした後、いずれは地球人すらも支配下におこうと目論む。
しかしHEARTは彼の引渡しを突っぱねたため、業を煮やし、力で屈服させるため巨大化。
太古の昔人類がイメージしてた悪魔像の源泉になったのではないかと推測される、尖った耳と青い翼を生やした醜い真の姿を遂に曝け出した(平成ウルトラマンのラスボスがガタノゾーアやゾグなどのように荘厳な印象が多いのに対し、メンシュハイトは白地に毒々しい赤のラインの入った悪魔の姿、と単にとてつもなく醜悪なだけという珍しい外見をしている)。
ダークマターが生み出した突然変異生物の頂点に立つ存在というだけのことはあり、その戦闘能力は凄まじいものがあり、身軽な身体能力を有するほか、手から破壊光弾、額の第3の眼からは怪光を発して地面を発火させたり、念力で相手に直接ダメージを与えたりバリヤーを張って身を護るなどの超能力を発動させることが出来る。更に、角からエネルギーを発生させ、背中に翼を生やして飛翔し強風を発生させ、敵を吹き飛ばすことも可能である。更に、この羽を展開している間は相手の攻撃を無効化してしまう効果もあるという。事実として、ハートワーマーのミサイルを片手で無効化している。
人間体時にはトラッカーというビームを発射できる小型メカを使ってザム星人の追跡を行なっていた。このことから科学力も相応に高く、異名も誇張ではない事がわかる。
当初はセブン21と戦い余裕綽々でねじ伏せ、その後、ネオスが加勢に加わるもののその圧倒的な実力によりで2人をねじ伏せ窮地においやるが、エスラーが2人に生命エネルギーを分け与えた為に形勢が逆転。
最後はネオスとセブン21の猛反撃により角を破壊され翼の機能が無くなり地面に落下した所へ、ネオマグニウム光線とレジア・ショットの同時攻撃を受け爆死した。
余談
この復活劇以降の戦闘シーンは『二大戦士の光線技オンパレード→二大戦士のダイナミックキック→最強合体光線で〆』であり、少し前にガイアとアグルがゾグ第2形態と倒した時とよく似ている。偶然かもしれないが。
メンシュハイトを演じたミスターちん氏はのちに青井洋介役で『ウルトラマンオーブ THE ORIGINSAGA』に出演した。
名前の由来
名前の由来として考えられるのは「Menschheit」(ドイツ語で人類)。
第8話ではゲストの宇佐美ミサキが「人類はダークマターの影響で生まれたと主張していた」ことと言い、記事冒頭のセリフといい人類の正体を暗に示しているのかもしれない…究極進化帝王という異名なのに皮肉なものである。
関連項目
ウルトラマンネオス ウルトラ怪獣 悪魔 ラスボス ラスボス(ウルトラシリーズ) ナルシスト
サンドロス同じく醜悪な姿に進化してしまった知的生命体。