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バド星人

うちゅうのていおう

バド星人とは、『ウルトラセブン』および『ウルトラマンジード』に登場した宇宙人の一体。 自称:宇宙の帝王(笑)
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データ

別名宇宙帝王
身長2~40m
体重80kg~5000t
出身地バド星
CV槐柳二(セブン)、金子はりい(ジード、R/B)


概要

ウルトラセブン第19話「プロジェクト・ブルー」にて初登場した宇宙の帝王(自称)

ミヤベ博士が計画した地球と月を磁力線のバリアで張り巡らせる計画「プロジェクト・ブルー」を妨害するために地球に侵入するも、試験的に宇宙ステーションV2とV3に張っていたバリアに不運にも宇宙船の1機が直撃し地球に墜落、その際に出来た穴から残りのバド星人の宇宙船は侵入した。
その後、ミヤベ博士宅に密かに侵入して秘密基地を作り上げ、ミヤベ博士を拘束した後自白電波で口を割らせようとするも失敗したため、夜になって今度は帰宅したグレース夫人を利用し、脅迫する作戦に打って出るも、博士宅の電話が繋がらないことを不審に感じたウルトラ警備隊が博士宅を調査した(訪れたのはダンアンヌ)ことで事件が完全に露見してしまう。直後に部下2名はダンのウルトラガンで撃たれ死亡、妨害作戦は完全に頓挫した。

その際に地球への置き土産として地球を破滅させるほどの威力を持つ爆弾を置き宇宙船に乗って逃走、しかしセブンにすぐさま追いつかれ、巨大化して応戦するも、あっけなく絶命した。

性格

バド星人 【ニコニコ動画用イラスト】


宇宙の帝王と名乗るだけありかなり尊大、ミヤベ博士に地球を破滅しに来た旨を語り始め、かつて知的生命体のいた冥王星の生物を根絶やしにしてやった事を豪語するなど自信家の一面も覗かせる(本当かは不明だが、後の作品で冥王星へ逃れた月星人が出ていたので多分嘘だろう。もしくは平安時代かそこらの水準の文明を、巨大化した兵隊数百名で叩き潰したとかそう言うレベルの話だったのかもしれない)。

戦い方

武闘派らしくプロレスさながらのファイトスタイル。
光線技や超能力、飛び道具の類を一切使わない、完全素手ゴロである。

しかしを思い切り投げつけ目つぶし攻撃を狙ったり、命乞いのフリをして「宇宙メリケン」なるメリケンサックらしき物を拳に握りしめセブンに手当たり次第殴りつけるなど、こすい悪辣さも持ち合わせている。
知能犯揃いで、巨大化しての直接対決でも緊張感あるシリアスバトルの多いウルトラセブンにおいては珍しく、もろに昭和のプロレス臭漂うコミカルな展開で、綺麗に言えば「異色作」である。

ちなみに、これは放送当時のプロレス人気の影響であったとされている。
また、プロレススタイルという初期の『ウルトラファイト』に一見ピッタリな戦闘シーンだが、戦闘シーンの尺が足りなかった(戦闘時間は1分13秒)ためウルトラファイトには結局採用されなかった。

また、鏡の中に出入りする特殊能力を持っている…のだが、秘密基地の隠し場所に活用しただけで、巨大化したところは単なる岩山で鏡面になるものが無かったため、戦闘では宝の持ち腐れに終わった。

ファンからは「セブンを苦戦させたのは、バド星人の宇宙船の閉まる入り口のカッター(セブンがせき止めた鉄パイプが切断された)の方が最強」などと言われてしまっている。

決着

セブンのアッパーを喰らい、1回転したところを担がれ、ぐるりと半捻りを加えた投げ技・脳天逆落としで岩場に体を強く打ち付け、血の泡を吹いて絶命した。

なお、ウルトラセブンが巨大化して撃退した宇宙人で唯一光線技やアイスラッガーを用いず倒した宇宙人でもある。

ウルトラマンジード

宇宙の帝王 バド星人 (ジード版)


第11話「ジードアイデンティティー」に登場。ウルトラシリーズ本編としてはベリュドラのパーツとしての出演を除けば約49年ぶりの出演となる。
今回は伏井出ケイに雇われた狙撃手として登場。原典とは異なり衣服を着ている姿が特徴。「宇宙ライフル」と呼ばれるスナイパーライフルを使用する。

劇中では、リクとの交渉を行なおうとしたケイに雇われ、交渉に対する人質として市民を狙うスナイパーとして登場した。だが、ペガの能力であっさりと背後を取られ、その特徴的な頭部を掃除機の箱で殴打されて悶絶と言う相変わらずの醜態を晒し、結局作戦は大失敗に終わってしまう。
その後、ペガと取っ組み合い、後から来たライハと戦う事になるが、宇宙ライフルで攻撃を防ぎつつ、戦闘中にケイをサポートする形で援護射撃を行なえるだけの余裕を見せており意外にも善戦する。しかし、最後はジードペダニウムゼットンの戦いの余波で飛んできたビルの瓦礫の下敷きになり1人だけ死亡した。

スナイパーというどこかクールな役職が与えられたことで、一部では散々馬鹿にされた過去の愚行を払拭する汚名返上のチャンスと期待する声も上がっていたが、結局上記のように見せ場らしい見せ場もないまま退場してしまい、「宇宙の帝王(笑)」の称号を覆すことは叶わなかった。
まあ、そもそも雇われの身という時点で既に帝王も何もあったもんじゃないとも言えるわけだが…。

声を担当した金子氏は、新世代シリーズの常連声優であり、『ウルトラゼロファイト』でテンペラー星人極悪のヴィラニアス、『ウルトラマンギンガ』でウルトラの父、『ウルトラマンギンガS』ではガッツ星人ボルストの声、『ウルトラマンX』ではマーキンド星人や劇中で放送されていたドキュメンタリー番組のナレーションを担当している。

監督の田口清隆によれば、スナイパー役は当初セミ女にしようとしていたという。しかし、ペダニウムゼットンの着ぐるみ確認のために出向いた怪獣倉庫にて、製作されたものの諸般の都合で使用されなかったバド星人のマスクを見つけ、それをスタッフに被せて銃を持たせたところ好評であったため変更になったと、「特撮は爆発だ! #221 SP」にて答えている。
後述の通り、初代も同じく、本来別の宇宙人(造形)で登場するはずが直前の「チェンジ」によって急遽登場と相成ったあたり、奇妙な因縁も感じさせる逸話ではある。というか、そんなところまでなぞらんでも……

後に劇場版『つなぐぜ!願い!!』でも宇宙人街の住人として登場。乱闘ではシャドー星人ゼナに頭部をひっぱたかれた上、超音波を耳から直接浴びせられてしまった。

ウルトラマンR/B

宇宙帝王 バド星人 (ルーブ版・うちゅ〜んTシャツ)


第18話「明日なき世界」登場。キャストは前作と同じ金子氏が担当。
本作では常に湊ウシオが制作した「うちゅ~んTシャツ」を着用している。
メフィラス星人によると「うちゅ~んTシャツ」はバド星でも大変人気であり、このTシャツを巡って国を二分した「うちゅ~ん戦争」が勃発したという逸話が語られている。
本作でもその存在はネタキャラそのものであり、「帝王」としての威厳は皆無だったことは言うまでもない。

ULTRAMAN

“暗黒の星”の戦闘員という設定で多数登場。ライフルガンのようなもので武装し、集団でニューヨークを街を蹂躙する。

とはいっても地球人相手ならばそうでもないが、初戦戦闘員だけにウルトラマンスーツを着ている進次郎たちからしてみれは戦闘能力自体は低く、最終的には進次郎たちウルトラマンチームによって撲滅されてしまった。

ウルトラ忍法帖

第8話で朧党の忍獣として登場した。
肩書は「芸忍獣」だが、その隠し芸はウケてはいたものの風貌の通り下ネタや品の無い物ばかりである。しかも戦闘力も無い。

虫歯山に封印されているガヴァドンウル忍を生贄に復活させるため、首領がウル忍を招待したクリスマスパーティーで芸を披露していた。その後料理でセブンは倒れてしまうが、マンには効かなかったためにマンと戦う。しかし戦闘でも隠し芸を行ったため首領に蹴り飛ばされ、最期は「生贄は貴様でもいい」と首領により復活の儀式で使う炉の火炎に放り込まれて死亡した(処刑寸前にもとっておきの隠し芸を行おうとし、マンは「続きが見たかったのに」と残念がっていた)。

宇宙の帝王(笑)

彼を語ることに欠かせないのが宇宙帝王と言う、無駄に尊大な肩書。暗黒宇宙大皇帝宇宙最大の悪魔、そしてあの方など「帝王」や「皇帝」の異名を持つ宇宙人はそれなりに存在しているが、いずれもその肩書に恥じぬ実力者たちである。

しかし、このバド星人は全くそんなことなく、戦闘力・知略共にとても肩書に釣り合うものではない。
まず、戦闘力については上述の通り、等身大ではダンのウルトラガンの射撃一発で2体撃破され、残りの1体が巨大化しても3分未満で倒されるばかりか、投石や不意打ちなど姑息な手段を使ってもセブンに圧倒されるなどはっきり言って「弱い」と言わざるを得ない。
『ウルトラセブン』においては戦闘力が皆無であっても優秀な頭脳でそれを補う宇宙人が多数存在するが、残念なことにバド星人は知略においても優秀とは言えない。そもそも、ミヤベ博士を狙ったのも自分たちの宇宙船がバリアに直撃して墜落したのがきっかけであり、破壊工作の第一段階から既に失敗している。その後、ミヤベ博士の妻のグレース夫人に脅迫行為を繰り返すのだが、その内容も「電話の回線を切断し、その後に嫌がらせの電話を掛ける。」「停電にする。」「グレース夫人めがけて照明を落下させる。」などどれもこれも低レベルな嫌がらせ程度のものでしかなく、一介の宇宙人の行動と考えてもあまりにも情けないものばかりである。

『ジード』客演時には武術の達人であるライハを圧倒するなど、戦闘力については「多少」は救われたと言っていいが、やはり随所にみられるまぬけさは覆すことができなかった。

以上のように「宇宙の帝王」という自称に全く釣り合わない小物感全開の立ち回りから、Pixivをはじめとするネット上では「宇宙の帝王(笑)」と(笑)マーク付きでタグ付けられる情けなさである。おまえのような帝王がいるか

余談

元々は次回第20話「地震源Xを倒せ」に登場するシャプレー星人としてデザイン・製作されていたが、撮影時に急遽入れ替えられたという経緯がある。確かにシャプレー星人の方が「宇宙の帝王」に相応しい容姿ではあるが、本話の頭の悪い格闘シーンを鑑みるに、正しい判断だったと言わざるを得ない。一峰大二による漫画版ではシャプレー星人役に彼が抜擢されている。

脚本では、複数のバド星人が合体して巨大化すると書いてあった。

「プロジェクト・ブルー」は今話限りの設定であり、この後は一切登場しない。好意的(?)に見れば、「既に外部(侵略者)に発覚した計画である以上、防衛策としての価値を失い、中止された」とも解釈できるかも。ちなみに映画『ウルトラマンコスモス2 THE_BLUE_PLANET』にも同名の計画が登場するほか、小説『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』では、改良型の「プロジェクト・ブルー・ツーダッシュ」が登場する。

関連タグ

ウルトラセブン ウルトラマンジード ウルトラ怪獣 宇宙人 伏井出ケイ

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