「キングジョー」
「ゼットン」
「これで、エンドマークだ」
『フュージョンライズ!』
『キングジョー! ゼットン!』
『ウルトラマンベリアル! ペダニウムゼットン!』
「キングジョー」
「ゼットン」
「これで、エンドマークだ」
『フュージョンライズ!』
『キングジョー! ゼットン!』
『ウルトラマンベリアル! ペダニウムゼットン!』
特徴
ゼットンにキングジョーのパーツが食い込んだ「サイボーグ化したゼットン」といえる外見が特徴で、角や両腕の爪はカイザーベリアルを思わせる赤く禍々しいものになっている。
ベリアル融合獣共通のベリアルの胸部の意匠(カラータイマー)は首元にある。
ベリアル融合獣の中でも特に高い戦闘力を持つとされ、ソリッドバーニングのジードをも圧倒するパワーを持ち、角から赤い電撃光線を放つ。また、赤いレーザーのような光線や、ゼットンシャッターのようなバリア(効果音は初代ウルトラマンのキャッチリングのもの)、テレポートも使用できる。
最大の武器は、両腕から放つ火球「ペダニウム・メテオ」で、フルパワーで放てば山一つを軽々消し飛ばすこともできるどころか、あまりに強力すぎて反動が大きく、自分自身もダメージを受けてしまうほどの威力を持つ。
『ジード』劇中での登場と活躍
第11話『ジードアイデンティティー』〜第12話『僕の名前』
新世代シリーズでは恒例となっている前半戦のボスキャラクターとしての役割を担う。
伏井出ケイがリクの目の前で変貌を遂げ、圧倒的な力でジードを追い詰めるも、互いの必殺技のぶつかり合いでは相打ちとなり、ボロボロになりながらもケイはゼロカプセル以外のウルトラカプセルの強奪に成功する。
その後はベリアルの命により、奪ったウルトラカプセル6本をケイが自らの体に撃ち込んで再び出現する。
6本ものカプセルを撃ち込んだ影響でケイは精神に異常をきたしており、フルパワーでペダニウムメテオを放った反動で頭の神経と脳の一部が焼き切れてしまい、自己修復する為に活動を一時停止する行動を見せる等、ほぼ暴走状態に陥っている。
しかし自我は完全には失われていなかったようで、最後のリトルスターを探して街を壊滅状態寸前へと追い込んでいたが、自分の守るべきものを手に入れマグニフィセントの力を手に入れたジードの前にペダニウムメテオをアレイジングジードバリアで防がれるなどして劣勢となり、最後は『ビッグバスタウェイ』の直撃を受け爆散した。
強奪したウルトラカプセルもペダニウムゼットンが爆発するのと同時に街中に拡散、後日リクたちの手によってすべて回収されて取り戻されてしまい、ケイの計画は大失敗に終わってしまった。
前述したように前半戦のボスキャラクターではあるのだが、初戦はバリアもテレポートも使わずに相打ちという呆気ない結果に終わり、再登場時は暴走状態になってしまった事もあり、キングジョーとゼットンという強豪怪獣の力を宿していながら、その力をフルに活かす事がないまま退場した…かに見えた。
第21話『ペガ、家出する』
リトルスターをこれ以上取られる訳にはいかないとゾフィーのリトルスターを宿しているグビラの抹殺の為に再登場。
プリミティブを難なくあしらうと、以前敗れたマグニフィセントを上回るロイヤルメガマスターを相手に、ギエロン星獣を使って集めた戦闘データを元に対策をとって「スペシウムフラッシャー」「バルカンスパークル」などの光線技をバリアで確実に防ぐ。「スラッガースパーク」もテレポートによる回避を行い、上空からの連続火球攻撃でカラータイマーを点滅させるまでジードを追い詰めた。
しかしリトルスターの力を使ったグビラの援護で身体が痺れてしまい隙ができ、エースカプセルを起動したデータに無い技「バーチカルスパーク」を食らい敗北・爆散した(倒れる時は直立したまま後ろに倒れるキングジョーお馴染みの倒れ方だった)。
この敗北をきっかけにジードに力が及ばないことを実感したケイは、エンペラ星人とダークルギエルのカプセルの奪還に本気で乗り出すことを決意する。
ペダニウムゼットン・エボルド
推定最大身長:200m
推定最大体重:16万5千t
第23話「ストルムの光」に登場した、背中からストルム器官の光が溢れ出した状態のペダニウムゼットン。名称は『フュージョンファイト』にて使われたもので、本項でも便宜的にこの名称で記述する。
今回の話の中で、伏井出ケイ自身がストルム器官の力によって闘いをするたびに強くなっていたことが判明。つまり、前回ロイヤルメガマスターを圧倒できたのもこの強化故だったようだ。
沖縄を舞台にジードと戦う(※ちなみにウルトラマンシリーズで沖縄本島が舞台になるのは初めてである。キングジョーの名前のモデルになった脚本家・金城哲夫や相方の上原正三は沖縄出身なのに)。
バリアやテレポートを一切使用しなかったが、マグニフィセントのジードクローを使った攻撃を物ともせず圧倒し、さらにケイがエンペラ星人とダークルギエルの怪獣カプセルを体に打ち込んだことによりジードの数倍の大きさまで巨大化する。しかしロイヤルメガマスターの全力を込めたロイヤルエンドを食らい敗北・爆散した。
後続作品での登場
ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ
スカルゴモラ、サンダーキラーと共に参戦している。
HPと防御力、回避力に優れたディフェンス向きの怪獣で、攻撃力こそ平凡だが戦闘力(ステータス合計値)はウルトラマンベリアルよりも高い。必殺技のペダニウム・メテオには命中した相手の防御力を2ターン大ダウンさせる付与効果を持つ。また、固有スキルの「絶大なる融合」は攻撃を受けた際に2ターン回避力が中アップし、攻撃対象を自身に集中させ、更に回避成功時に必殺技攻撃力が大アップする。
このスキル故に「回避盾」的なスタイルが強く、対戦相手を「殴ると回避力が上がるペダニウムゼットンを殴り続けなければならない」という泥沼の戦況に追い込むことが出来る。
ウルトラマンZ
『Pedanium Zetton.』
第7話「陛下のメダル」に登場。
セレブロことカブラギ・シンヤが、ベリアルとゼットンとキングジョーの怪獣メダルでサンダーキラーから変身。
しかし尺の都合の為か、スカルゴモラやサンダーキラーと異なり初変身時のバンクは省略された。もし省略されていなければ、掛け声は恐らく「ベリアル。宇宙恐竜。宇宙ロボット」といった感じになると思われる。
サンダーキラーの電撃で怯んだウルトラマンゼットとジード・ギャラクシーライジングにペダニウム・メテオで追撃してカラータイマーを点滅させるほどダメージを与えるが、その場にウルトラマンゼロが駆け付けた事で形勢逆転。エメリウムスラッシュを受けてダウンしてしまう(例のごとく直立したまま後ろに転倒していた)。
再度スカルゴモラ、サンダーキラーに変身して対抗しようとするも必殺技の連続攻撃に圧倒され、ペダニウムゼットンに戻ったあとはゼットランスアローを装備したアルファエッジ、ウルトラゼロランスを装備したルナミラクルゼロに応戦され、アローショットとレボリウムスマッシュを受けて怯まされる。
最終的にゼットのゼットアイスアローで凍らされた後、ゼットのゼスティウム光線、ゼロのワイドゼロショット、ジードのレッキングフェニックスの同時攻撃を浴び、ペダニウムゼットンの状態で大爆発した。
なお、ゼットンの怪獣メダルの所有者は既にもう一人存在し、これによりゼットンの怪獣メダルは現時点で2枚存在することが判明している。
ゼロがベリアル融合獣と戦うのは『ジード』第22話のキングギャラクトロン戦以来でもある。
余談
キングジョーとゼットンは共にウルトラ戦士が単独で倒せなかった怪獣の代表格であり、「戦ったらどちらが強いか」と議論の対象になるほどの強豪である。
また、『ウルトラマンマックス』では2匹ともゼットン星人の配下としてマックスと死闘を繰り広げた。
そして『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』最終回ではキングジョーブラックとゼットンの対決が実現している。
『ウルトラマンフュージョンファイト!』カプセルユーゴー2弾の予告でその姿が先行公開されていた。属性は「闇」。ソフビはウルトラ怪獣DX枠で9月16日に発売された。
第11話〜12話の監督を任された田口清隆は、この回の融合獣の素体となる怪獣を何にしたいか聞かれた際、ネロンガとベロクロンと答えたが流石に却下されたと「特撮は爆発だ! #221 SP」にて述べている。ちなみにベロクロンの着ぐるみは『ウルトラマンオーブTHE_ORIGIN_SAGA』を最後に廃棄されたと思われたが、ベロクロンの着ぐるみはイベントでの展示が確認されており、廃棄されたという噂はデマだった事が判明した。
第23話が放送された3年前には『ウルトラマンギンガS』で偶然にも同族が登場している。
第11話〜12話監督の田口清隆の要望により、「キングジョーの装甲を破ってゼットンの要素が出て来る」というコンセプトで描かれた。手足のディテールは、整然としているゼットンの手足を崩すことで異質で歪んだ雰囲気を出すことを意図している。
当初、『ウルトラマンタイガ』に登場したゴロサンダーはペダニウムゼットンの着ぐるみの改造を前提にデザインされていた。もし改造されていたら、『Z』でのセレブロが披露したベリアル融合獣の多段変身が実現しなかったかもしれないので、結果的に運命の分かれ道だった事になる。ちなみに前作『ウルトラマンオーブ』のマガオロチも改造を前提にデザインされていた。
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