「おっぱい禁止!」
「今月号のネタバレをされたくなくば、今すぐ私のためにケーキを買ってくるのだ!」(『大室家』)
CV:加藤英美里
人物像
13歳の中学1年生。9月7日生まれ、身長153センチメートル、血液型はB型。
生徒会役員の一人。八重歯に癖のあるセミロングヘアと赤青2つのヘアピンが特徴。
一人称は「私」で基本的に年相応の女子の話し方をするが、たまに男っぽい口調が混じる(例:「遊べ」「勝手にデブってろよ」「おめーらが黙れ」など)。
猫舌でオバケなどホラーなものが苦手。ちくわの磯部揚げが好き。
あかりにはノートを貸してもらったり、宿題を見てもらったりと向日葵の次くらいに依存しており仲もいい。
作中の登場人物の中では、あかりに対して最も優しい部類である。リスペクトもしている。
向日葵とは幼稚園から同じクラスの腐れ縁で、家も隣同士(共に一軒家。テレビアニメ1・2期版のみ向日葵の自宅は大室家近所の団地内に変更されていた)。現在は次期生徒会福会長の座を争っている(彼女は短冊に本当にこのように表記している)。
アニメ版2期10話(修学旅行回)では2人の過去(?)が描かれている。
明るい性格でお調子者、集中力も無い。成績は芳しくないうえに、麻婆豆腐は難しすぎて絶対に作れない料理だと思ってたり、キクラゲは黒いクラゲだと思っていたりと、一般常識も欠如している。これを7巻で知った船見結衣によって本物と断定された。周りからもドン引きされるほどだがなんだかんだで憎めない人物なため、本気で嫌われたり、冷たくされることはない様子。
(ただし、幼少期には、向日葵との妻問題や、撫子が解決できなかった花子のお人形問題を解決するなど、超本物っぷりが却って良い結果に結ぶことがある)
「紫」を「柴」、「桃」を「挑」と書くなど漢字に恐ろしく弱い。向日葵から指摘されるまで自覚がなかったほど。自分の氏名の「櫻」の文字の書き方は「木カイカイ女」と覚えている(アニメ版3期4話では櫻子が描いた棒人間が動くシーンがある)。
これらを見るとあかりとは別の意味で作者から不遇な扱いを受けている。
原作では自分の分のパンを京子に食べられたことに気づいていたようだが、アニメ版2期9話ではまったく気づかず「私のパンはどこ行っちゃったんですか?」と聞いており、アホの子っぷりが強調されている。
京子「だから食ったって。」
向日葵をライバル視していると同時に、勉強を教えてもらい、料理やお菓子を作ってもらい……と、全力で依存している。
ちなつに編み物を教える為に時間を割いた向日葵に代わり、勉強を教えてくれる事になったあかりとの勉強会において、『向日葵が自分の苦手な部分を把握した上で、上手く教えてくれていた』という事に気付く。
勉強はさっぱりだが身体を動かすスポーツは得意で、飛行する黒いアレをノートで叩き落とすなど反射神経もいい。京子の悪いところと結衣のいいところを合わせたような特徴である。連載初期には無理なダイエットをして体調を崩した向日葵に対し、楓が心配していることを見抜くなど京子並みの観察眼を見せている。
背が低くて貧乳。向日葵が対照的に背が高くて巨乳なので、向日葵に対するライバル視の一因となっている。寝ぼけ眼で向日葵の姿が「巨乳のあかり」に見えた時は「裏切り者!」と本気で叫んでいる。櫻子曰くおっぱい禁止!である。
歳納京子とはキャラクターが近いことから仲が良く気も合う。決定的な違いは、京子と違って櫻子はガチのアホの子ということ。二人でゲーセンに行った時は、なんと京子をツッコミ役にさせてしまった(逆に櫻子がツッコミを入れる場面もあった)。後に自作の漫画を描いて京子に見せており、関心を持たれている。
向日葵のおっぱいを掬い上げたり、綾乃のプリンを食べようとしたり、あかりにシャレにならないイタズラをしたりとやりたい放題だが、本当に弱っていたり困っていたりした者は見捨てられないというお人好しさも持つ。向日葵が体重の増加から「太った」と思い込み、無理なダイエットをしていた時は怒って止めようとした(楓を心配させていたため)。結局それはおっぱいが成長したせいだと判明し、櫻子は言い知れぬ敗北感を味わうこととなったのだが……。
大室家
「我が家の姉妹は仲良しだもんねー!」(劇場版1作目予告より)
※右上が櫻子
スピンオフコミックである『大室家』では、姉の撫子、妹の花子と共に主要人物として登場しているが、二人が成績優秀な為、撫子からは「愚妹」、花子からは「(姉の)下のほうは失敗」といった評価を受けている。
やっぱり姉や妹と比べてダメダメなところは健在で、二人にイタズラを仕掛けては思慮が足りずに返り討ちに遭うのは大室家の日常光景である。
そんな櫻子ではあるが、花子が風邪を引いた時には手作りのたまご粥を振る舞ったり、花子が羨ましがっていた動物の着ぐるみをゲームセンターで京子に手伝ってもらいながら手に入れ、花子にプレゼントするなど、優しい姉の一面も見せる。
その花子からは実のところシスコンといってもいいレベルで慕われており、撫子からもイタズラ等を厳しく(暴力的に)咎めつつもその実櫻子が可愛くて仕方がないようで、しばしば姉妹で寄り添って眠ったりハグし合ったりしている。
また、精神レベルが同等もしくはそれ以下なのか花子の同級生との仲も良く、一緒に遊ぶことも多い。
特に高崎みさきとは「犬と勘違いする」という出会い方だったにもかかわらず、ライバル意識を燃やす友人の存在という共通点から意気投合した模様。
撫子の同級生とは今のところ面識はないが、八重野美穂には一方的に顔を覚えられたようである。
単行本第5巻では、風呂に入るので全裸になっていたり、風呂上りのバスタオル姿など珍しくサービスシーンが描かれている。
単行本第6巻で酒乱体質であることが発覚した。その惨状は、誤って一口だけ飲んだアルコール度数3%未満の酒で酩酊して暴れ回り、姉妹に加えて隣家から向日葵を呼んで3人がかりで取り押さえなければならなかったほどである。
関連イラスト
ゆるゆり
大室家
関連タグ
古谷向日葵←腐れ縁
さくはな:次女と三女のカップリング