「お願いします。どっか行ってください。」
概要
プロフィール
CV | 斎藤千和 |
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年齢 | 18歳 |
誕生日 | 1月21日 |
七森中1年生で生徒会に所属する大室櫻子と小学生の大室花子の姉であり、大室3姉妹の長女。
アニメでは第2期(『ゆるゆり♪♪』)から登場。その後もOVAや第3期にもたまに登場していたが、劇場版『大室家』では晴れてメインキャラとなった。
妹2人に比べ感情を表に出すことはあまりないが、クールな口調で言いたいことは言い、櫻子相手にはゲンコツを振るって叱ることもしばしばある。
学業優秀で食事の支度が姉妹持ち回りの当番制であるなど両親がほぼ不在の大室家で妹たちを躾け教育する母親代わりの役割を担う。
ところが、三女が人並み外れた優等生かつ次女が度を超したアホの子で自由すぎるため、しばしば力関係が「問題のある次女vsそれを咎める長女&三女」という構図になりがちである。
もっとも、それがせんざい……冤罪であった場合には素直に頭を下げ、また花子が無意識に櫻子を傷つけた際には、すぐ謝りに行くように諭している。
本人が「妹たちが毎日にこにこして幸せそうならそれだけでも嬉しかったりする」と言うように、本質的には妹思いの優しい姉である。
外見は妹たちより大人びた顔立ちにショートボブの髪型(色は姉妹で同系統で、年長になるほど薄くなる)、長身でスラリとしたクールビューティだが、惜しむらくは胸が控え目。
これは本人も秘かに気にしているようで、同じく胸の大きさに劣等感を抱く櫻子に唐突にパイタッチを決められた挙句「よかったーなくて」と屈託のない笑顔を向けられたときには、マジギレしてボコボコにしている。
牛乳を好んで飲む花子も含め、大室姉妹に共通する心情として、年齢に比して規格外の胸の育ち方をした隣人を幼少期から目の当たりにしていたため、なお一層劣等感を煽られた可能性はある。
特に撫子の場合、年齢的に伸び代のある妹たちよりも危機感は大きいものと思われる。
『ゆるゆり』での初登場時、宿題をするのに邪魔な櫻子を排除するために土下座して「どっか行ってください」とお願いしている。
その後の『大室家』でも土下座癖は健在で、特に土下座が必要なさそうなお願いでも櫻子に対して土下座していることから、土下座そのものに何らかの快楽を覚えるようになったのかもしれない。
携帯の着信音は「ホァタァ!(打撃音)」といったものである(カンフー等アクションものが好き?)。しかし『大室家』では普通の着信音に変更した。
ちなみに、アニメ2期では放映当時に見られた形のスマートフォン、原作『大室家』ではガラケーを使っていたが、2024年2月に公開した『dear sisters』では時代に考慮してか、再びスマートフォンを使っている姿が見られる(特報映像の0:28で撫子がスマートフォンを使っているのが分かる)。それに伴って、櫻子のセリフも「携帯依存症か」から「スマホ中毒か」に変更されている。
櫻子と幼なじみである古谷向日葵のことは、「ひま子」と呼んで妹同然に(花に関する言葉+子というのは大室姉妹共通の命名法則でもある)可愛がっている。
幼少期に向日葵と櫻子が婚姻届を交わすように唆した張本人でもあることから、二人が単なる幼なじみ以上の仲であることも熟知しており、温かく見守りつつも時には向日葵を小姑的にからかって楽しむこともある。
それは実の妹である櫻子が奥手なあまり、からかい甲斐がなさすぎるからなのかもしれない。
もっとも、話の流れで向日葵が撫子の恋人であると誤解したときには、さすがの櫻子も激しく動揺していた。
ちなみに、『ゆるゆり』で向日葵と櫻子が婚姻届を書いた回想シーン(おそらく小学生の頃)では、それを見ていた撫子は眼鏡をかけていたが、その後の『大室家』の中学校の制服を着た回想ではかけていない。一般的に視力矯正手術は18歳未満には禁忌なのでコンタクトレンズに代えたと思われるが、現在に至るまで具体的な描写はない。
「カスミ」というハンドルネームでオンラインゲームをプレイしており、ゲーム内では「ゴユルリ」と名乗る女性プレイヤーと親しい。
ただ、それが元で後述の「彼女」との関係が拗れかけたことがある。
姉ちゃんってさ…恋人いるの?
『大室家』第3話にて恋人がいる事が判明する。しかしそれが園川めぐみ(ツインテ茶髪ドM)、八重野美穂(黒髪ドS小悪魔)、三輪藍(おっとりロング)のうち誰であるかは依然不明のままである。
というか、相手が一人であるとも、三人のうちの誰かであるとも作中では明言されていない。
ちなみに、『ゆるゆり』での撫子は居間でも普通に携帯電話で恋人と話し、偶然居合わせた向日葵をドギマギさせたが、『大室家』では自室にこもって話すようになってりる。
また、花子は姉の相手と直接会ったことがあり、二人の特別な関係にも薄々気付いているようである。
結局、何も知らないのは見出しのセリフを口にした櫻子一人だけなのかもしれない。
映画『大室家dear friends』では電話越しに「彼女」の声が一言だけ聞けるが、これは別々に収録した「容疑者」の中の人3人の声を合成・加工して「3人のうちの誰の声にでも聞こえる声にしてある」とのこと。