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来たのは誰だ

概要

第5話「逃げない心」に登場。

ゼットン星人マドックの操るハイパーゼットンの亜種で、外見はイマーゴとほぼ同じだが、「サイス」の名の通り、両腕が鋏ではなくギガントのギガンティスクローのような鋭利な鎌へと変化しているのが特徴。

ギンガS』に登場した個体と同様、背中の翼は失われているが、ワープ能力は問題なく行使できる。一方で、ハイパーゼットンバリヤーやハイパーゼットンアブソーブは使用していないが、使用可能かどうかは不明(もしかしたら近接戦闘に特化しているのかもしれない。ちなみに公式サイトでは、バリアーも使用可能と記載されている他、様々な能力を持ち合わせているともされている事から基本的なイマーゴの能力は全て持っていると思われる)。

マドックの手によって縮小して地下に隠されており、ウルトラマンオーブのデータを元に育てた切り札的存在とされていた。なお、マドックはハイパーゼットンデスサイスを育てるために人間を餌にしていたことを仄めかしているが、ガイを焚き付けるための虚言だった可能性もあるため、真相は不明。

オーブとの戦闘ではスペシウムゼペリオンスペリオン光輪を鎌に引っ掛けてキャッチし、地表へと叩き落とすという器用さを見せ、その後のハリケーンスラッシュとの戦闘でもテレポートを駆使した戦法で互角に渡り合う(この際、『THE_FIRST_CONTACT』のコスモスを彷彿とさせるような、投げ技をテレポートで無効化する戦い方を見せた)。

しかし2(あるいは自らを加えると3人。いずれもゼットン一族を倒した事がある戦士である上に、しかも1人はオリジナルを倒したサーガの一部)の力で戦うオーブが相手なためか決定打を与えるには至らず、暗黒火球を連射するもオーブランサーシュートにすべて相殺され、最期は胸部の発光器官を貫かれて破壊された後、そのままビッグバンスラストで内部から爆発させられて敗北した。

ハイパーゼットンデスサイス(リザーバー)

まぼろしの少女

第21話「青いリボンの少女」に登場したハイパーゼットンデスサイス。所謂再生怪獣であり、外見上は全く変っていない。

一か月ほど前から都内に青いリボンの少女・マーヤと共に姿を現しては突然に消え、混乱を引き起こしていた。彼女の右腕の腕輪によって操られている。

マーヤはゼットン星人マドックが万一に備えて用意しておいたスペアボディ(少女の姿なのは「ガイが攻撃できない姿」であるため)であり、その内にはマドックの意志が眠っていたが、偶然に出会った岩木夫妻との触れ合いを通してマーヤの人格も成長していたために、完全復活は阻害されていた。

マーヤがガイと出会ったことで本性を現したマドックによってついに復活してしまい、オーブオリジンとの戦闘になる。

腕輪によって操られているためか、テレポートを多用し背後に回って暗黒火球を放つなど利口に立ち回り、以前は圧倒されたオーブを逆に圧倒してカラータイマーを点滅させるまで追い詰めている。しかしマーヤの人格が自らの意志で腕輪を破壊したことで彼女の記憶と共にマドックの意志も消滅、コントロールを失い思うように動けなくなったところをオーブカリバーで切り付けられ、トドメにサンダーブレスターのスピンドルZアタックからのゼットシウム光線を喰らい爆発・消滅した。

余談

鎌の形状は、デザイン画では曲線であったが、造型では見映えのため波状となった。

脚本を担当した小林弘利は、地下にいる状態はギガントを想定していたが、使用できるのが動かないプロップのみであったため、イマーゴにギガントの鎌を加えた新形態を登場させることになった。

なお、デスサイスの腕部分は『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』にてゼットン・ファルクスの腕に流用された模様。

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