松永要一郎
まつながよういちろう
年齢 | 45歳 |
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演 | 堀内正美 |
孤門一輝をナイトレイダーにスカウトしたTLT-Jの管理官で、元内閣情報調査室次長補佐所属。高校生の娘・葉月と2人暮らし。
部下に対しても敬語を使う(緊急時にはタメ口になる)など基本的には物腰柔らかで穏やかな人物だが、スペースビースト殲滅のために街一つを餌にして誘き寄せる作戦をナイトレイダーに実行させたり、ネクサスの能力の秘密を調査するために戦闘のダメージで動けなくなったデュナミストを拘束して人体実験を行うなど、目的と職務のためには手段を選ばず過激なやり方をも厭わない冷徹さを持つ。
しかしこうした苛烈な行動は5年前にビースト・ザ・ワンが引き起こした新宿大災害で妻を失った哀しみと後悔が起因しており、人類をビーストの脅威から護ろうとする確固たる信念を持つ。
また、訓練や戦いの中で成長を見せる孤門のことを率直に褒めたり、終盤で諸事情からTLTを離反したナイトレイダーに対して、処分が下されることを覚悟するよう伝えつつも投降を求めたり捕獲に動くことなく敵の動きに備え待機を命じるなど、堅いだけではない面も見せている。
前述したとおり娘の葉月と2人暮らしだが、仕事の関係で中々家に帰れない生活を送っており関係はギクシャクしている。
それでも娘の身を案じており、Episode.34での事件を通して自らの職務を葉月に理解してもらい、次の彼女の誕生日にデートをする約束をして仲直りできたのだが、その職務の為に彼女の事件に関する(デートの約束も含めた)全ての記憶を抹消するという苦渋の決断をしている。
演じたのはウルトラシリーズ常連俳優として知られる堀内正美氏。
氏は後番組である『ウルトラマンマックス』にもゲストキャラの研究員・松永要二郎役でカメオ出演している。
堀内氏によると彼は要一郎の弟らしく、どうやらマックスの世界にも彼は存在しているようである。
次々回作である『ウルトラマンメビウス』の劇場版にも、松永市長役として出演しており、携帯の着信メロディがナイトレイダーのテーマ曲になっているというお遊びがある。
そして18年後の『ウルトラマンデッカー』第4話「破壊獣覚醒」にて地上波放送では久々のゲスト出演をする事となる。堀内氏によるとTwitterで「本作にぜひ出して欲しい」という要望の声が多かったため、急遽第4話にゲスト出演することになったとTwitterで明かしている。ウルトラマンシリーズでファンによる要望の声でゲスト出演するのは、これが初めてである。同話では、上記の『メビウス』劇場版での台詞のセルフパロディがなされた。