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「人の人生は肩代わりできない。家族でも、恋人でも友達でも、どんなに大切な人間であっても。だからこそ、人は心を尽くして、人と"絆"を結ぼうとする」

「見ていることしかできないなら、見ていてやれ。最後まで…」

演:石橋保

人物編集

地球解放機構TLT実働部隊ナイトレイダーAユニット隊長。34歳。

強い責任感と冷静な判断力を持つ。ビーストハンターとしても高い腕前の持ち主。


職務に忠実な人物だが、苦悩する孤門一輝を厳しくも暖かく見守る心優しい一面も持つ。副隊長の西条凪には信頼を寄せているが、彼女のスペースビーストを偏執的に憎悪する姿勢には危機感を抱いている。

思想家ニーチェの言葉を引用して溝呂木眞也をたしなめたり旧約聖書のヨハネの黙示録の内容を把握しているなど要所で文学に対する造詣も見せている。思慮深くウルトラマンとデュナミストの関係、絆の在り方についても確たる考えをもっており、孤門や松永要一郎とのやりとりでも揺らぐことはない。当初は凪同様ウルトラマンを危険視していたが、孤門越しに信頼関係を構築できており、孤門を叱咤して援護を命じたり、姫矢准がウルトラマンであることを知った際にも共闘を呼びかけ、ダークメフィストとの戦いで姫矢が光の中へ消えた際には敬礼を送った。

元レスキュー部隊の孤門との交流で少なからず彼から影響を受け始めており、温泉街をおとりにしようとする松永に反抗したり、孤門の訴えを聞いて拘束された千樹憐の救出に赴き松永に対して憐への人体実験中止を要求、聞き入れられないと実験室に強引に突入して拘束された憐を解放。強奪したクロムチェスターで青葉ニュータウンへ逃亡するというクーデターを指揮した。


前副隊長の溝呂木が闇に落ちたことを未だに引きずっており、不安定な孤門や憎しみで動く凪が彼と同様に闇へ堕ちていくことを危惧していたが、孤門が闇をはねのけて帰ってくると信じ、期待に応えて孤門が闇を乗り越えたことで自身のトラウマも解消された。


最終回、本性を現した石堀光彦平木詩織が撃たれて重傷を負い、自身も腕を撃たれてしまう。

凪と孤門がレーテに向かったためたった一人で出撃し、ダークザギと戦うも乗機のクロムチェスターδを撃墜されてしまう。しかし孤門が変身したウルトラマンに助けられ、凪とともに最後の戦いを見守った。


最終回後もナイトレイダーの隊長としてビーストと戦い続けている。


余談編集

演じた石橋保は、過去に『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンコスモス』のヤマワラワ登場回等においてゲスト出演したことがある(ちなみに、ヤマワラワは本作では別の怪獣の着ぐるみに改造されて登場している)他、後に劇場版『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』でナオの父親役で、『ウルトラマンタイガ』でナックル星人オデッサ役でそれぞれゲスト出演している。


また、映画『ガメラ2 レギオン襲来』では、聖書の引用からレギオンの名付け親になった神話マニアの自衛官・花谷を演じており、本作での「要所で神話・文学知識を披露する」という特徴も一種の中の人ネタである可能性が高い。


関連項目編集

ナイトレイダー


イナバ・コジロー:『ウルトラマンZ』の登場人物。こちらは明確に演者が出演したゴジラ映画へのオマージュが盛り込まれた。

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