概要
特撮テレビ番組『ウルトラマンメビウス』第1話のサブタイトル。2006年4月8日放送。
M78ワールドにウルトラマン80以来26年ぶりに現れた新人ウルトラ戦士であるウルトラマンメビウスの戦い、そしてGUYSとの出会いを描く。
『80』以来26年ぶりとなるM78ワールドを復活させ、ウルトラ兄弟の活躍、過去作のフォローにも繋がる本作の本作のスタートとなり、大きな功績を残した記念すべき第1話であるが、同時に、(後に違う形で答えを出すとはいえ)「地球は人類自らが守らなければならない」というウルトラシリーズの大テーマを真正面から否定した、罪の大きい話でもある。
ある意味では、他作品でいうテラノイドとは真逆の方向で『80』の最終回後に人類が歩んではいけない道を示した反面教師的な話と見ることもできる。
登場怪獣
宇宙斬鉄怪獣ディノゾール
STORY
地球より300万光年も離れた場所に位置するM78星雲・ウルトラの星。宇宙警備隊の大隊長であるウルトラの父は、1人の戦士を地球に派遣しようとした。
父「今日より君は“ウルトラマン”だ」
メビウス「“ウルトラマン”？」
父「あの星では、我々をそう呼ぶ。聞いているだろう？兄弟達から」
メビウス「逢えるのですね？あの星の知性体に……」
父「人間達にな。彼らと触れ合うことで、君も兄弟達のように、大切なものを手に入れると、私は信じている」
メビウス「大切なもの……？」
父「君自身にしか、見つけられないことだ」
ウルトラの父はウルトラアレイを掲げる。そこには歴代戦士であるレオ、アストラ、80、ユリアンの姿もあった。
メビウス「分かりました。行きます、ウルトラの父！」
父「若き勇士よ、行くが良い！かけがえのない星、地球へ！」
ウルトラの父から与えられたアイテムメビウスブレスを左腕に装着し、宇宙警備隊のルーキー・ウルトラマンメビウスは地球へと向かった。
