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概要編集

3万年前のエンペラ星人による「ウルトラ大戦争」を経て結成された平和維持機構(英語表記はInter Galactic Defence Force「銀河間防衛軍」)。

日夜宇宙の平和の為に活動しており、凶悪な怪獣の退治や、侵略宇宙人の撃退。星間戦争の調停等を行っているらしい。


(M78ワールドが『ウルトラマンメビウス』くらいの時代の時点で)100万の隊員が所属しているとされる。


初代隊長はウルトラの父が務め、現在はゾフィーが隊長の職にある。ウルトラの父も現在では大隊長という司令官的な役職に就いており、組織内では未だ絶大な権限を持つ立場にあるようだ。


最近ではマルチバース単位で暗躍するものも多くなってきているため、別の宇宙の平和も可能な範囲で守っており、そこに別のウルトラ戦士が存在していた場合は協力して事態の対処に当たることもある


犯罪者が(ほとんど皆無と言っていいほど)存在しないため光の国には警察機構に当たるものが存在せず、万一身内に犯罪が起きた場合は宇宙警備隊が対処する描写がある。


所属の大半はウルトラ族であるが、設立に当たっては他の平和を愛する惑星や宇宙規模で活動する他の平和維持機構とも協力関係を築いており、レオアストラのような異星人も多く所属している。また他の世界のウルトラマンが勧誘された事もあるU40ギャラクシーレスキューフォースとも情報交換や人事交流、場合によっては共闘する等、一定の交流がある模様。


劇場版『ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』では、ウルティメイトフォースゼロが宇宙警備隊の別働隊という事が判明し、これによりミラーナイトグレンファイヤージャンボットジャンナインが正式に宇宙警備隊の隊員である事になった。

レオやアストラといったM78星雲の出身ではない別の惑星のウルトラマンが入隊したケースはあったが、ウルトラマンではない宇宙戦士が映像作品で明確に入隊したのは今回が初となる

その為、シリーズが続く度に活動範囲が広くなりつつある


訓練校では『宇宙気象学』、『古代宇宙文学史』、『怪獣生態学』という学問を教えているらしい(教科書の概念もあるらしく、初代ウルトラマンの地球での活躍も記載されている)。


勇士司令部宇宙情報局宇宙保安庁の3つの特別部隊があり、光の国があるM78星雲以外に7つの星雲に支部がある。


  • M78星雲・光の国本部
    • M25星雲支部
    • S・P5星雲支部
    • L・P372星雲支部
    • アンドロメダ星雲支部
    • マゼラン星雲支部
    • ペルセウス座星雲支部
    • 銀河系星雲支部
    • 勇士司令部
    • 宇宙情報局
    • 宇宙保安庁
    • 文明監視員(別組織の可能性あり)
    • ウルティメイトフォースゼロ(アナザースペース支部)……ウルトラマンゼロが設立した「新しい宇宙警備隊」。当初は、宇宙警備隊とは全く関係ない独立した組織だったが、上述したように『つなぐぜ!願い!!』において、宇宙警備隊の別働隊という扱いになっている事が判明した。

所属隊員編集

厳密には宇宙警備隊とは別の組織である可能性がある機関だが、便宜上ここに記載。


余談編集

よく間違われるが、ウルトラ警備隊」ではない。そちらは『ウルトラセブン』に登場する地球の防衛チームである。

ただしやはり詳しくないとややこしいためか、資料が乏しく設定の共有がスタッフ間でも難しかった昭和ウルトラシリーズ本編中では間違えているシーンがある。

タイアップとはいえ、実はメビウスが野球部のエースだったという設定があるため、地球の企業のようにスポーツクラブが存在している可能性がある。



メインシリーズでは宇宙の平和と調和を保つために活動している正義の組織として扱われているが、一方で「強大な力を盾に、自分たちの主義主張や正義感を一方的に全宇宙へ押し付けようとしている」という見方もできる。

漫画『ULTRAMAN』ではこの点について言及されており、既に宇宙規模の連合組織である「星団評議会」が存在しているにも拘らず、これへの加盟を頑なに拒み、独自の自警活動を行い続けたことで他の宇宙人たちから大きな反発を受けることとなり(実際には一向に自分たちに協力しようとしないことを煙たがった星団評議会が裏で扇動していた部分もあるようだが)、結果的に作中でウルトラマンは悪しき存在であるという認識が広まった原因となってしまっている。…とはいえ、星団評議会は一枚岩ではなく、彼らの行いで逆に苦しめられた者もいるため、本当にウルトラマンが悪の存在と位置付けられない点もある。


また、『ウルトラマンタイガ』の1話冒頭においてもトレギアがタロウに対し「宇宙の番人を気取るな!光が正義だと誰が決めた!?」と声を荒げており、宇宙警備隊の在り様を快く思っていなかったことが窺える。

彼を主人公とした外伝小説『トレギア物語/青い影』にて、ウルトラマンは図体がでかいだけで実際には『未熟な精神を持つ地球人と変わらず、そんな存在が正義を振りかざすこと』に恐怖心を覚えたことが、彼が光の国を脱走するきっかけとなった。


ウルトラシリーズにはウルトラマン以外の宇宙警備組織も存在しているが、宇宙の秩序を守る手段が大きく異なる。

劇場版コスモスに登場したデラシオンは、前例があったとはいえ、いずれ地球が宇宙の秩序を乱す存在となる可能性が高いとみなし、未然に防ぐために攻撃を仕掛けるという、逆に自分たちが侵略同然の行いを実行している。

星間連盟も表向きは宇宙の秩序を守るべく活動しているようだが、その裏では様々な違法行為を自ら行っている。


小説『ウルトラマンデュアル』にもM78星雲・光の国及び宇宙警備隊は存在しているが、これまでのウルトラシリーズにおけるそれとは、名称こそ全く同じだが根本から全く異なる存在。

詳細は『堕落の翼』に記載するが、この作品でのウルトラマンたちは、実はかなり衝撃的な歴史があった……。


関連項目編集

ウルトラシリーズ 光の国 ウルトラの星

防衛チーム

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