概要
ウルトラキーはその名の通り巨大な鍵の形をした道具で、ウルトラの星の運航を司っている。その莫大なエネルギーは兵器として使えば天体すら破壊可能な代物であり、ウルトラの父はかつて運航の邪魔となる惑星「デモス一等星」後に登場する同名の円盤生物とは関係ない)をウルトラキーの先端から放つビームで跡形もなく消してしまったことがある。
普段は第2ウルトラタワーに収められている。
……が、後述するように光の国の例にもれず、相も変わらずザル警備である。
ウルトラの星の軌道を制御し、星1つなど簡単に破壊できるウルトラキーとウルトラベルの性能、役割の違いを見るに、(システム的に不都合がありそうなプラズマスパークタワーはともかく)どう考えてもウルトラタワー並か、それ以上のセキュリティがこちらにこそ必要だと思われるのだが…そちらの防備が改善し充実されている事を祈るばかりである。
『ウルトラマンレオ』第38話ではアストラに化けたババルウ星人が盗み出し、ウルトラの星の軌道をコントロールして地球にぶつけようとした(どうやって地球の120倍の直径を持つウルトラの星が光速を突破したのか突っ込んではいけない)。ウルトラマンキングによって一旦は破壊されるが、ババルウ星人が倒された後にウルトラマンレオとアストラにより元に戻され、ウルトラの星は地球との衝突を免れた。
ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth
あろうことか敵を惑星ごと葬り去る非情の必殺技として使ってしまった。
本来の用途だけではなく、鈍器のように敵を殴打するためにも使われた。
ウルトラマンフェスティバル2014 ライブステージ第2部
ウルトラの父がEXゼットンに対し武器として使用したが、扱いがまんま銃のそれだった。
逆を言えば威力の調整が出来るということなのだが。
ウルトラマン超闘士激伝
ウルトラの星の三大秘宝の一つとされ、本来の威力は原典通り惑星破壊級止まり(この言い方が本作のパワーインフレを表している)。しかし使用者によって何倍にもエネルギーを上乗せできる設定になっている。
メフィラス大魔王とウルトラセブンが究極魔神シーダに対してぶっ放した時には時空が歪み、ブラック指令に洗脳されたウルトラセブン21が使用した際には「太陽すらも破壊できる」とされ、超闘士ウルトラマンがその光線を受け止めた際には命すら危うい状態となった。
ウルトラマンSTORY0
本作はウルトラシリーズとはパラレルに当たる作品であり、ウルトラキーの概念も異なる。
本作においてはウルトラキーとはウルトラ戦士の魂のことであり、それを材料に結合させることで巨大な鍵の姿をした兵器が生み出された。
ババルウはウルトラ族を滅ぼし宇宙を征服するために次々にウルトラ戦士たちを次々倒してウルトラキーを盗み出し、ウルトラ六兄弟を圧倒、ゾフィーまでも殺害してしまう。
しかし、全宇宙の平和を望む生きとし生ける者の光を受けて復活した(どこかで見たようなウルトラマン)ゾフィーによりババルウは滅ぼされ、ウルトラキーの材料にされたウルトラ戦士たちの魂は天へと昇って行った。
作中ではババルウが拠点としていた惑星をウルトラキーの力で無理矢理超光速で動かし、ウルトラの星にぶつけようとする(結局惑星が耐え切れず破砕しその破片が隕石としてウルトラの星抜降り注いだ)シーンもあり、『レオ』を忠実にオマージュしている。まあ、当の本人は整合性のためとはいえ「俺には何もできない」と言って佇んでいるだけだったが。
ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ
にせアストラの武器として登場。単に近接武器としての使用で終わるのかと思いきや、必殺技として『惑星軌道破壊光線』を発射する。原作でこそビーム砲としてババルウ星人が使用する事はなかったが、もし使用していたらと思うとゾッとする必殺技である。
オマージュ
ウルトラブレード
ウルトラマンフェスティバル2012第2部「ウルトラマンゼロ 切り開け俺たちの明日」に登場する鍵型の剣。
ジョーカーという謎の存在によって光の国から盗み出された武器でダークザギの得物として猛威を振るうが、ゼロによって奪い返された。
光の国から奪われ、闇の巨人の武器にされてしまうという展開は『FER』を思わせるものだが、どこまで意図したものかは不明。
ちなみに、ウルトラマンキングが直々に赴いてアクティブに動くライブステージとはこの作品の事である。