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概要

種別円盤生物
足の端から端まで110m
体重1万6千t
出身地ブラックスター

第43話「恐怖の円盤生物シリーズ! 挑戦!吸血円盤の恐怖」に登場。

悪魔の惑星ブラックスターから送り込まれた円盤生物第4号機。顔があるクモヒトデのような姿をしている。地上を歩行する際には触手を器用に動かす。

随分マヌケな顔つきをしているが、それと裏腹に恐ろしい能力を持っている。

長い触手で人間に絡みつき、血液を一滴残らず全て吸う(血を吸う際には体が赤く発光する)。吸われた人間は体が青くなって死亡する。

また、口からは溶解液「バブラー」を吐き、浴びた人間を溶かす・・・というより消し去る効果を持つ。触手には毒があるらしく、拘束から脱するのが難しいのも納得である。

人間を操る能力を持っており、操った人間を通して会話することも可能。操った人間は用が済むとその場で開放し、特に操られていた時の記憶等も残らない模様。

劇中ではウルトラマンレオゲンであることを見抜き、降伏を迫っている。

しかし、レオ=ゲンという超重要な情報をブラック指令に報告しなかった。

デモスQ(円盤形態もこの姿とほぼ同じ)

種別不明
足の端から端まで40m(本体15cm)
出身地ブラックスター

レオを降伏に応じさせる為の切り札として、デモスが街の要所に仕込んだ分身体。

本体であるマスターデモスが1体、それに操られるデモスQ3体の計4体が存在。人が集まるところに潜んでいた。結局、出動することは無くデモスと融合し巨大化、レオにデモスが倒されたのと同時に分離して逃げ出そうとするも炎上して力尽き、消滅した。移動方法はデモスとほぼ同じだが、歩行する際には蜘蛛のように触手を器用に動かして歩く他、攻撃手段はデモスとほぼ同じ。

劇中での活躍

デモスが地球に飛来した夜、美山家の周囲で不可解な吸血殺人事件が発生した。

デモスは適当な人間を操ると、ゲンに無差別殺人をやめてほしかったら降伏しろと告げる。

警察が事件を捜査している中、交番のゴミ箱の中に潜んでいたマスターデモスは刑事に見つかってしまい、襲いかかって血を全て吸い取る。それを見た警官(演:江幡高志)は拳銃で攻撃し、捕獲され科学捜査研究所で焼却処分された・・・のだが、マスターデモスは分離していた3体のデモスQと合体し、巨大なデモスとなって溶解液を吐きながら人間を襲い始めた。

戦闘では触手を使った攻撃やビルをも溶かす溶解泡を使用していたが、最期はウルトラマンレオのスパーク光線でダメージを受けたところを立て続けにウルトラショットで体を撃たれ絶命した。

派生作品

内山まもる漫画版や『ウルトラマン超闘士激伝』ではアブソーバと共に、ブラック指令配下の戦闘員として無数に登場する。

余談

デモスの出自には宇宙ヒトデの変異体という説もある。

劇中では耐えていたが、弱点は火。茶色い本体に浴びると燃え広がってしまうのだという。道理で触手で体を包んでいたわけだ。

なお、水星で発見したタコ怪獣と火星で発見した宇宙イソギンチャクの合成という設定と石油が好物で3000t飲まないと満腹にならないという設定は『ウルトラマンオフィシャルデータファイル』(デアゴスティーニ・2010年)で確認できるが(52-11と52-12)、112号にて誤植であると訂正されているので話題にする際には注意(112-36より)。

おそらくはオイルを飲むという設定からアブソーバとの設定と混同していたと思われる。

デモスQが玩具屋に潜むシーンで、エキストラの客がデモスQの人形を撮影小道具ではなく、玩具だと思い込んで購入しかけるというアクシデントがあった。

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