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ベリアルアーリースタイル

べりあるあーりーすたいる

ウルトラマンベリアルのアーリースタイルのこと。ここでは、便宜上同じ姿を持つウルトラマンジードの形態についても解説する。
目次 [非表示]

「力だ…力が欲しい!」

「超えてやる! 俺を見下したあいつらを!!」


CV:宮迫博之(ウルトラ銀河伝説)、小野友樹(ウルトラマンジードウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀他)


概要編集

闇に堕ちた光の戦士、ウルトラマンベリアルかつての姿

元々はシルバー族のウルトラマンだったらしく、外見は初代ウルトラマンなどに似た勇ましい姿をしているが、この時点でも既に目付きが少し悪いのが見て取れる(目の形はアグルに近い)。

また、目以外にも口元から耳まで繋がった髭のようなラインなど、元からややいかつい顔立ちをしていたようである。


この時からかなり過激な思想の持ち主だったらしく、闇に堕ちる要素は備わっていた。

ウルトラマンは神ではない」という言葉があるが、ある意味ベリアルはこの言葉を体現しており、ライバルが着々と実力を付けて出世した事による嫉妬、光の戦士でありながら強大な闇の力に惹かれてしまい、終いにはプラズマスパークに手を出そうとして、追放されてしまった結果などを見ると、ベリアルは神というより、人間と同じ様に心の弱さを持った存在と言った方が等しい。

その後、レイブラッド星人の手により、光の巨人から闇の巨人へと変貌し、現在に至る。

闇に堕ちる前の性格や各種の詳しい経緯などは、親記事のベリアルの項を参照。


戦闘能力・必殺技編集

戦闘スタイルは息子のジードに似た荒々しいもので、ファインディングポーズもプリミティブに近いものとなっている。

  • デスシウム光線

右の手のひらを前に向ける形で両手を十時に組んで放つ、赤い稲妻を纏った必殺光線。

無抵抗だったとはいえナックル星人ババルウ星人を2人同時に撃破し、ウルトラマンケンのバリアを破るなどかなり高い威力を持つ。

  • ベリアルサンダー

腕から稲妻を纏った光線技。

自身を止めようとしたゾフィーに向けて放ち、彼を大きく吹っ飛ばした。


  • ベリアルフラッシュ

連続で発射できる、手から放つ直線上の光線。


  • ベリアルクロー

手に赤い爪状のエネルギーを発生させて相手を引っ掻く技。

格闘戦で多用しており、ゴドラ星人を一撃で粉砕した。


  • 名称不明の光線

ヒーローショーなどで使用していた光線技。

ジャックスペシウム光線のように指を伸ばして放つタイプと、レッキングバーストのように指を伸ばしきらないタイプの2つの構えがある。


一覧編集

ウルトラ銀河伝説』の回想で登場して以降、アーリースタイルとしての姿はヒーローショーなど映像作品外でしか見る事はなかったが、『ウルトラマンジード』最終話では父であるベリアルが心に抱えていた憎しみの感情をリクが受け止めたことで、(あくまで精神世界の中ではあるが)彼の中に宿っていたレイブラッドの因子が失われ、アーリースタイルの姿に戻るというシーンがあった。

その後、後述の『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』の第2部にて本格的な再登場を果たす。


ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀編集

3人のキーパーソンの1人として登場。

詳細は親記事のベリアルの項を参照。

ちなみに英語版の声優は「Jack Merluzzi」氏だが、彼は前作ではベリアルの宿敵であるウルトラマンゼロを演じている(『大いなる陰謀』では前作でウルトラダークキラーを演じたエリック・ケルソー氏が英語版ゼロを担当)。


ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突編集

大いなる陰謀から引き続き登場。

今作ではある事情からベリアロクを手にし、武器として使うこととなる。

ジード(リク)素体(正式名称不明)編集

ウルトラマンジード

ベリアルの息子である朝倉リクジードへとフュージョンライズ(変身)する際に一瞬ではあるが出現するもの。


ロイヤルメガマスターおよび最終話での変身シーンから、リクが一度この形態に変身したあとウルトラカプセルの力が重なりフュージョンライズが完了することがわかる。

前作序盤のオーブオリジン同様、本編では光に包まれていて詳しい姿は出ていないが、それらの描写とウルティメイトファイナルへの変身に使用するエボリューションカプセルの画像から、「目の色はジードに近い水色より」「姿はほとんどベリアル(アーリースタイル)のものと同じだが、カラータイマーはジードのもの」ということが推察できる。

その後、超全集にて詳細な姿が判明したが、スーツがアーリーベリアルの流用な為かカラータイマーが違うくらいの差となっている。これによれば一度ジードライザーから発せられる光でこの形態になった後、各形態へ変身するというプロセスを踏む模様。

なお前作のオーブオリジンと異なり素体の状態で変身を維持することはできないが、これはベリアルと伏井出ケイによりウルトラカプセル無しでは変身できないよう反逆防止のセーフティとして設けられた仕様である。

ちなみに坂本監督によればベリアルの遺伝子をもつのだからジード本来の姿はベリアルアーリースタイルのような姿なのだろうということで登場させているとのこと。監督的にはジード本来の姿ととらえても良いようだ。


ベリアルアーリースタイルと瓜二つの姿な為、ジードアーリースタイルと呼ばれる事もあるが、アーリースタイルだと意味合いがずれることもあり、この形態について語る際にはオーブに合わせた仮称「ジードオリジン」そのほかでは「ジード素体」などの言い方が少なくないようだ(超全集でも正式名称が判明していないという関係もある)。



余談編集

スーツはウルトラマンゼアスの予備用スーツを改造したものでカラータイマーの周りをよく見るとゼアスのタイマーが付いていた跡が残っている。(アップになるシーンだと特に分かりやすい)

また、当初は既存のウルトラマンのスーツを真っ黒に塗るだけの予定であった。

ちなみに改造元になったゼアスも合成ではあるがベリアルと同じく口が開くウルトラマンである。


ソフビ人形は2011年9月10日に販売されたが、この時は闇に堕ちる前の姿であるにもかかわらずウルトラ怪獣シリーズEXとしてラインナップされていた

その後、2020年4月11日に500シリーズ規格でラインナップされた際にはウルトラヒーローシリーズ枠に変更されている。

一方で大いなる陰謀で共演したトレギアのアーリースタイルは何故かウルトラ怪獣シリーズ枠であり、ベリアルとトレギアで扱いが異なる理由は不明。


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