概要
『ウルトラマンタイガ』超全集に収録されている小説。著者はタイガのシリーズ構成である中野貴雄。
『ウルトラマンR/B』の劇場版、『ウルトラマンタイガ』本編で敵として立ちはだかった悪のウルトラマントレギアの過去編となっている。
2020年にYoutubeで配信される『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』にて一部が映像化されたが、本作はアブソリュートタルタロスの介入の影響で原作通り…即ち正史と同じ展開にはならず、途中で自分の未来を知ったトレギアがタルタロスの軍門に下ることになる。
登場キャラクター
主人公。幼い頃のウルトラマンタロウと出かけた小さな冒険をきっかけに、彼に庇われて以降文字通り「太陽」のような彼を心の支えにしている。
実はその身に宿す邪神の加護で、死亡するたびに平行世界の同一人物と入れ替わっている(すなわち劇場版R/Bでのトレギアとタイガでのトレギアは記憶を引き継いだ別人という事になる)。
トレギアの小学校時代からの友人。
ウルトラ小学校の教師で、タロウとトレギアの担任。
光の国の科学者で、命の固形化技術の開発者。
バット星人との戦争で思い悩み、いずこかへ去った事で宇宙科学技術局はパニックになってしまった。
トレギアが見たアーカイブに記載されていた元祖悪トラマン。
宝石惑星コボルで暮らす老魔女。
登場怪獣
タロウとトレギアが宇宙を旅していた際に遭遇した、惑星ティカ=ドゥの伝説の怪獣。
トレギアの推測では、宇宙誕生以前の生物であるらしい。
惑星チュッオラで星間連盟が捨てた大量のゴミをベースにトレギアが作った疑似生命。
宇宙が誕生する太古の昔に蠢いていた混沌そのもの。
トレギアによって遺伝子に手を加えられ暴走した。
トレギアでもどうする事も出来なかった「無」そのもの。
この他にも劇場版『R/B』での一件と思われる回想で、ペガッサ星人ペガやスネークダークネスが登場している。