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俺の名はイグニス。宇宙一のトレジャーハンターだ

いいねぇ…ゴクジョーだ♪


データ編集

年齢334歳(「トリガー」TVシリーズ本編の時点。地球人換算34歳)
職業?トレジャーハンター
出身リシュリア星
演:細貝圭(トリガーダークの声と兼任)

概要編集

リシュリア星出身のトレジャーハンター。ベージュのステンカラーコートを着用する長身の男性。年齢は334(ただし地球人換算では34歳)。「宇宙一のトレジャーハンター」を自称しているが、マルゥルからは「聞いた事ねぇな」と言われていた。


一見すると地球人と何ら変わりはない姿をしているが、感情が昂ったり、特殊能力を行使したりする際には顔の表面にリシュリア星人の証たる紋様が浮き上がり、目も赤く発光する

ゴクジョー」という言葉が口癖で、彼自身にとって"ゴクジョー"なお宝だけを手に入れるため銀河を旅する、所謂お尋ね者

突如地球に姿を現し、何らかの目的でGUTS-SELECTの面々と接触を始める。

武器は欧州風の銃であるが、途中から別の武装が変身前のメイン武装となる(後述)。


普段は飄々とした性格であり、お宝を手に入れるためなら窃盗や不法侵入などの違法な手段も辞さないが、一方でユナのピンチを救うなど時折敵とも味方とも付かないような行動を取る事もある。また、想定外の事態に見舞われた時は一転してパニックになったり、ケンゴに対してツッコミを入れたりするなど、コミカルな一面も覗かせることも。


一応人間社会に関する知識は持っているが、壁ドンを知っていたり、ソシャゲで遊んでいる反面、ラーメンを知らないといった具合に偏りがある。地球の文字は平仮名(=日本語の一部)しか書けない上に筆跡はお世辞にも綺麗とは言えず、地球の文化に関しては些か疎い部分があるのかもしれない。


「宇宙一のトレジャーハンター」を自称するだけあってそのためのスキルは非常に高く、セキュリティをあっさり突破してナースデッセイ号に頻繁に出入りしたり、石板に記された古代文字をいとも簡単に解読してみせたりしている他、飛行するガッツファルコンの上に乗り、サタンデロスのバリアの隙間にダイブするという身体能力の高さを見せている他、普段の武装は飛び道具であるにもかかわらず、刀の扱い方にも心得があるらしい(後述)

トレジャーハンターとしての誇りや拘りも強く、「盗人」呼ばわりされると憤慨しながら否定する。当人曰く「海賊(がしている事)は“略奪”。俺(トレジャーハンター)は“ロマン”」との事。


彼が狙う"ゴクジョー"なお宝の詳細は今のところ不明だが、何やらユナやトリガーに対して興味津々な様子を見せている。

他にもゴクジョーなお宝の例としては、「ウルトラメダル」の他、「吸血ボール」や「バグダラスの羽」等が存在し、「コダイゴンジアザーの鯛」や「手の平サイズのデシモニア」等もその範疇と認めていた様子がある。


また、闇の三巨人の一人であるヒュドラムとは過去に何らかの因縁がある模様。

ヒュドラムが彼の事を「知りませんねぇ」と言った際には、貴様にとってはその程度って事かぁ!!と珍しく激情を露にしている事から、並々ならぬ因縁である事は確かな様子であった。


そして第6話において、リシュリア星人唯一の生き残りである事が判明。彼以外のリシュリア星人たちは100年前に復活を遂げた直後のヒュドラムにより「3000万年ぶりの食事」として滅ぼされ、彼のみ「食べ残し」「食べ過ぎは良くない」として敢えて見逃されていた事が明かされた。


一方で他の2に関しては敵意を向けている様子が無く、これがヒュドラムの仲間である事を知らない為なのか、はたまた知っていた上で引っ掻き回す対象にしているためなのかは不明(GUTS-SELECTに何度か潜入しているので情報を仕入れる機会は十分にありそうと予想され、第13話で遂に…)。


さらにOPでの彼のカットでは、傍らのビルに謎の巨人と思われるシルエットが映っているが…。


本編での活躍編集

  • 第2話

終盤に突如として地球平和同盟TPU日本本部の前に姿を現し、出撃していくナースデッセイ号を見て、顔の表面にリシュリア星人たる証を浮き上がらせ、目を光らせながらほくそ笑んでいた


  • 第3話

冒頭で、雑踏に紛れてTPU光の巨人を「ウルトラマントリガー」と名付けたニュース番組を観ていた。


その後、シズマ邸に不法侵入し、「火星開拓を成し遂げたシズマ財団の令嬢」という立場のユナを"ゴクジョー"として付け狙いケンゴ(元学者の新人隊員)アキト(18歳高校生)と戦闘になるが、分が悪いと見たのか、はたまたあくまで挨拶代わりに過ぎなかったのか、その場は一度退散する。


その後現れたヒュドラムが、2人には彼の宇宙人としての姿か戦闘形態と誤認されたが、ユナを人質に取ったヒュドラムを襲撃した事で、同一人物どころか仲間ですらない事から誤解が解けた。この時、ヒュドラムとは浅からぬ因縁がある事が明かされ、自身の事を失念していたヒュドラムに対しリシュリア星人の証を浮かび上がらせ、怒りを露わにした(なお、この紋章を見た事でヒュドラムは彼の事を思い出した模様)。

しかし、ヒュドラム退散後に駆け付けたアキトとケンゴからはまだ同一人物と誤解されており、逸ったアキトから発砲されるも無意識のうちにユザレに覚醒したユナに庇われた。その後、撤退間際にヒュドラムが嗾けたガゾートに挑むケンゴの姿を目撃し、彼がウルトラマントリガーの正体である事を知る

戦闘終了後、ケンゴ達の前に再び現れる。成り行きとはいえユナを助けた事をケンゴから感謝されるが、イグニスはあくまで「ゴクジョーなお宝」と「ヒュドラムとの因縁」にしか興味が無く、彼らとの間に協力関係を築くつもりは無い模様で、別れの挨拶もそこそこにその場から立ち去って行った。


ウルトラマントリガー…その力、ゴクジョーだね……


  • 第4話

地球で新たに発見された古代遺跡にて、発掘隊に変装して潜入し、出土された発掘品を吟味していた。


(ID)持ってないんだよなぁ。…俺、顔パスだから


しかしその怪しい行動からユナに気付かれたため、正体を明かすものの、直ぐ様TPU職員達に囲まれたため、発光する発掘品だけを盗んで逃亡した。


その後、グエバッサーの羽根で作った箒で魔法使いさながら飛行してナースデッセイ号に侵入し、ケンゴとアキトの目の前でスパークレンスの石器を盗んで逃亡(この時、(おそらく)ケンゴとアキトが会話している内に、部屋にあった棚を動かして通り道を塞いでいた)。その最中、ユナと遭遇して壁ドンしている間にケンゴ達に追い付かれ、サクマ・テッシンに抑え込まれそうになるが、リシュリア星人の力で返り討ちにする(この時浮かび上がった顔の模様に、マルゥルは正体に気付かないまでも見覚えがある事を口にした)。

続けて、タツミ・セイヤの格闘術と互角に渡り合ったものの、スパークレンスの石器を奪い返される。

銃口を突き付けられて降参するが、オカグビラの出現のドサクサに紛れて逃亡し、地上に戻って盗んだものを吟味する。

しかし、彼が盗んだものこそオカグビラを誘導する装置であり、さらに運の悪い事に、ちょうど地中に潜っていたオカグビラの真上にいた上に、GUTSファルコンのワイヤーで釣り上げられたオカグビラに巻き込まれてしまう。オカグビラの背中に掴まって振り落とされまいと抵抗するが、それを見たケンゴに「スマイルスマイル!」と言われ、スマイル!?出来るか!バカァ!」とツッコミながらオカグビラに跳ね飛ばされて星になった


しかしどこかの木の枝に引っ掛かった状態で一応生きており、その後はウルトラマントリガーがオカグビラを倒すところを木の上から見届けるが、最後に決め台詞を言おうとした直後に枝が折れて落下した

……この回では、途中からほぼギャグキャラ扱いであった。


  • 第6話

強力なバリアを張るサタンデロスに連敗続きのGUTS-SELECTの前に現れ、彼らに攻略方法の情報を提供。さらに自ら彼らの作戦に協力し、バリアの発生源を破壊する重要な役割を担った。

この時、マルゥルが自分の正体に気付いた事もあり、自らがリシュリア星人である事を彼らに明かしている他、作戦開始前にはケンゴがトリガーである事をうっかりユナの前で口滑らそうとして慌てた彼に制止される、という一幕も見られた。


「ゴクジョーなお宝」「ヒュドラムへの復讐」しか興味が無さそうな彼が協力した理由は、本人曰く、他人の星を好き勝手に荒らす奴が許せないだけだそうだが、これは実のところサタンデロスよりもそれを送り込んだ(と薄々勘付いていた)ヒュドラムの事を指していた模様。実際、案の定黒幕がヒュドラムであると知った際には怒りを露にしていた。


戦闘終了後、夜の街にて一人佇みつつ、母星をヒュドラムに蹂躪され何も守れなかった自身の無力さ、そして彼に対抗し得るトリガーの力を思い返しており、その際彼への復讐の為にウルトラマンの力を欲しているかのような不穏な言葉を口にしていた。


  • 第7話

シリアスな前回から一変し再びギャグキャラに。

いつもの様にナースデッセイ号に侵入し、バロッサ星人特空機3号キングジョーストレイジカスタムと共にトリガーの宇宙にやって来たナツカワ・ハルキが別の次元の人間と見抜き、ケンゴとハルキ達の会話を盗聴してウルトラメダルを標的に狙う(ちなみに盗聴に使ったのはザラブ星人の携帯電子頭脳である)。

その後メダルを入手したバロッサ星人にトレジャーハンターを盗人呼ばわりされて盗っ人だぁ!?海賊の方が盗っ人じゃねぇか!!とキレたため、バロッサ星人とお宝自慢対決を繰り広げる(※後述するように演者は過去に海賊を演じている)。


そのどさくさに紛れてメダルを強奪するまではよかったが、バロッサ星人が落としたジュランの種が偶然近くにあった為巨大化したバロッサ星人に追いかけ回される羽目になる。

割と最大のピンチだったがトリガーとウルトラマンゼットの活躍で生存。メダルもハルキに返却するのだが、バロッサ星人が連れていたベビーザンドリアスのケダミャーに糞をかけられる等、最後までロクな目に遭っていない。


  • 第8話

ナースデッセイ号の中で普通にくつろいでおり、ソシャゲで遊んでいた。ガチャでウルトラレアを引き当てるが、ダダによって電子機器をハッキングされてしまう。

その後世界中がダダのハッキング攻撃を受けてTPUの指揮系統が麻痺した事で、艦内はシステムの奪還とダダの撃退で大混乱に陥るが、彼自身は他人事を決め込んでいて特に何もせず、セグウェイに乗っていたり、マルゥルやタツミに頭皮マッサージ器具でイタズラをしていた(一応、ナースデッセイ号が直接ターゲットにされてからは、マルゥルに延長コードを渡して手助けはしていたが)。


  • 第10話

ユナを観察しているダーゴンを発見し、その感情がである事を教え色々と吹き込む。ダーゴンのズレたアプローチに対してはツッコミを入れており、その結果としてザラガス出現の遠因にもなってしまい、呆れた顔でその場を立ち去った。


  • 第12話

トリガーと闇の三巨人、トリガーダークの三つ巴の戦いを遠くから見ており、その際にどうやらトリガーダークの力に興味を持っていた様子。

そしてトリガーダークが倒された後、密かに残された闇の力を吸収しており、黒く染まった眼で怪しげな笑みを浮かべていた……。


  • 第13話

例によってナースデッセイ号に勝手に入り込んでおり、隊員達が隊長殺人事件(?)でてんやわんやしている隙を突いてアキトの研究室やマルゥルの部屋に隠れ隊員達の会話を盗み聞きしていた。

その後、そこで得た情報を基にGUTSスパークレンスの失敗作を盗み出し、さらに基地のデータバンクからザイゴーグホロボロスのデータをコピー。それを用いて2つのGUTSハイパーキーを作り出した。

ちなみにこの際、データバンクのパスワードをいとも簡単に特定しており、その際の口ぶりやナースデッセイ号への度々の侵入から察するに、地球人のセキュリティ技術は彼に対してほとんど意味をなさないようである。


ちなみに、潜伏中にすぐ傍でバレバレな隠れ方をしていたにもかかわらず、全く気が付かれなかった事に呆気にとられたり、マルゥルの部屋にあった宇宙ケシの実(見た目仁丹)の匂いを嗅いで「臭ッ!」と顔を顰めるなど相変わらずコミカルな言動を見せていた事から、闇の力を吸収した後も自我を失ったり、精神や肉体の主導権を(闇の力に)奪われるといった様子は見受けられないようである……今のところは。


  • 第14話

トリガーがデアボリックを撃破した後にナースデッセイ号に戻ろうとしたアキトを呼び出し、事件の黒幕がアブソリューティアンである事を伝える。彼のアドレスを知っていたのは何度も侵入していた結果であり、情報提供は彼曰く前話でGUTSスパークレンスを(無断で)手に入れた上での物々交換の意味合いがあった模様。


  • 第15話

近くから青年リブットがケンゴとユナに特訓を課す様子を見て青春だねぇと感想を述べており、例によっての不意の登場故にユナに驚かれた。本人は見ているだけのつもりだったようだが、青年リブットからは一緒に特訓しないか誘われており、最初は遠慮するが、その際一つの事に執着し過ぎて周りが見えなくなっているとその本質を見透かされていた。その発言には思うところがあったのか、誘いに対し考えておくよと返している。

その後、青年リブットがGUTSハイパーキーを自身の変身に用いるため変化させ、そのまま変身する様子を目の当たりにしていた。











※この先は『ウルトラマントリガー』第15話終盤以降のネタバレを含みます。

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……さて……ゴクジョーな時間を始めるか……


『Trigger Dark.』


トリガーダークか……面白い


『Boot up, Dark Zeperion.』


ウルトラマントリガー イグニス


未来を染める、漆黒の闇……!トリガーダーク!!


『Trigger Dark.』


そして同話終盤、青年リブットの秘めたるパワーにタップするという言葉、そして上述した変身の様子にヒントを得て、盗み出した試作型スパークレンスとブランクハイパーキーに自身の体内に宿るトリガーダークの力を注ぎこんでブラックスパークレンストリガーダークキーを創造し、遂に自らトリガーダークに変身する。


  • 第16話

冒頭の夜戦でいきなりトリガーダークとしてトリガーに襲い掛かり、ホロボロスの力を借りた高速の攻撃「ライトニング」でトリガーを苦しめるも、その強大過ぎる闇の力を制御し切れなかったため、あと一歩のところで苦しみながら姿を消した。その後、その時の戦いで地上に現れた休眠状態のメツオーガの前に現れたヒュドラムと遭遇し彼と対決する。かつてリシュリア星を滅ぼした際の出来事を語って挑発するヒュドラムに激昂し、両者共に取っ組み合いながら変身、互いに巨大化しての戦闘に移行する。

トリガーダークの戦闘スタイル見てまるでケダモノですねえ」「ケダモノはケダモノと遊んでいなさいと吐き捨てたヒュドラムが去り際にけしかけたメツオーガ、トリガーダークを止める為に参戦したトリガー・マルチタイプと三つ巴の戦闘を繰り広げる。

トリガー相手には、ザイゴーグの力で赤く輝きながら身体中から棘を生やす「インパクト」で優位に立ち回るも、最終的にメツオーガがマキシマナースキャノンのエネルギーを吸収し進化したメツオロチにトリガー諸共倒されてしまった。


  • 第17話

メツオロチから受けたダメージによって街頭で苦しんでおり、故郷をヒュドラムに滅ぼされて5人の仲間を失う悪夢に魘されていた。その後、GUTS-SELECTによるメツオロチ殲滅作戦の際、逃げ惑う街の人々の姿を見て故郷を滅ぼされ、逃げまどう姿のまま最期を迎えた仲間の記憶がフラッシュバックし、怒りのままにトリガーダークに変身してメツオロチや乱入してきたカルミラに襲い掛かり、激闘の末にカルミラに偽物がと吐き捨てられ倒されてしまう。

この時GUTS-SELECTの面々に変身解除の瞬間を見られてしまったらしく、アキトにトリガーダークキーを取り上げられ、身柄を拘束された。


あーあ……うまく行くと思ったんだけどなぁ……


  • 第18話

前回の一件で独房行きとなり、復讐も果たせず失意に沈んでいる………と思いきや、極上なお宝が隠された極上の宝の地図に興奮していた

……が、ゴルバーⅡの攻撃でナースデッセイ号が被弾した衝撃で何者かのの精神干渉が解け、いつもの要領で独房から抜け出しかつてないレベルでカオス極まりない惨状と化した司令室で途方に暮れるユナに重大なヒントをもたらす。


ちなみに独房を抜け出しても終始手枷を付けたままであった。

メンバーも特にツッコんではいない為、実際にはトリガーダークキーを没収されていてかつ手枷さえ付けていれば、比較的出入り自由な扱いなのかもしれない。


  • 第19話

ミーティングに手枷を付けた状態で当たり前のように参加し、前回の一件で自分が見た幻覚をGUTS-SELECTの面々に報告した。報告が終わるとテッシンに独房に連れ戻されている。……もはや独房が個室か別荘かと見紛う状態になりつつある。


  • 第20話

ユザレの末裔として完全に覚醒したユナを何があっても守り抜く覚悟を決めたケンゴとアキトに対し、ユナは守られるだけのか弱い存在じゃない。俺にはそう見えるけどな?と指摘した。

その後、自身の宿命に苦悩するユナに自身のお宝の一つにしてナースデッセイ号に出入りする手段であるグエバッサーの箒を貸し与え、彼女を誘き寄せるべく街を破壊するバリガイラーに立ち向かおうとする彼女の決意を後押しした。


  • 第21話

バリガイラーの一件が元でアボラスバニラが復活する事態となってしまい、GUTS-SELECTが対処に追われる中、アボラスの放った泡に呑み込まれてしまったケンゴの救出をアキトから依頼される。これを快諾すると驚いたアキトに対し、自身の過去の一端を明かし、自らの胸の内を語った。


……俺は泣いた事が無かった。泣くなんて、心の弱い負け犬のする事だと思っていた。……だがある時、大切な人達をいっぺんに亡くす事件に出くわしてな。……初めてだった。一筋の涙が俺の頬を……

涙なんて二度とゴメンだ。それが自分でも他人でも。……もちろん、地球人であっても


その後は手枷を外され、以前取り上げられた変身アイテム一式をアキトから受け取り、再びトリガーダークへと変身する。アキトがブラックスパークレンスを改良していた事によりトリガーダークの力の制御が可能となっており、それを理解した際にはコイツはゴクジョーだ!アキト、お前結構やるな!と喜んでいた。1対2の状況にやや手こずりつつもバニラの炎でケンゴを救出、彼が変身したトリガーと共闘してアボラスとバニラを撃破した。

ちなみに暴走を克服したためか、この時にはトリガーダークの姿のまま軽い口調で喋ったり、あの兄弟を彷彿とさせる会話をケンゴと交わしていたりと、コミカルな様子も多く見せていた。


戦闘終了後、ケンゴ達から感謝の言葉を述べられ、自身も隊長に掛け合ってくれ。また戻ってやるから、個室のベッドもっと良いヤツに変えろってなと軽口を叩くなど、彼らと仲間としての信頼が芽生えつつある様子が見られた。


……だがその直後、リシュリア星人の紋様を顔に浮かび上がらせつつ、ノーモーションのままトリガーダークに等身大で再変身。隙を突いてユナを羽交い絞めにし、そのまま暗黒の中に引き込む形で誘拐した。


  • 第22話

ユナを拐い姿を消したものの、独房内に立体映像付きのメッセージを流すデバイスを残しており、そこからその目的が「エタニティコアを用いたリシュリア星の復活」という「大いなる目的」のためである事が判明。自分が目的を達すれば地球がどうなるか分からない危険がある事を告げ、GUTS-SELECTの面々への愛着を滲ませつつ「自分がコアを手に入れるのが先か、GUTS-SELECTがそれを阻止するのが先か」という「賭け」の開始を宣言する。


さあ、『ラストゲーム』の開始だ……


デバイスを用いてナースデッセイ号のシステムをダウンさせたりメカムサシンが出現するを仕掛けたりしてケンゴ達を攪乱する一方、彼らが阻止してくれる事を心のどこかで願いながら、エタニティコアへの扉が存在する遺跡へ鍵であるユナを連れていった。


ユナの力で扉を開いて内部に入り、その道中で彼女に本心を見透かされるも、直後に彼らを追ってきたヒュドラムと対面。ユナを人質に取る彼に精神的な揺さぶりをかけられ攻撃を受けるが、彼を止めにやってきたアキトの助太刀によって窮地を脱し、トリガーダークとなってヒュドラムと激突する。


リシュリアの時のような気持ちになるのはもうゴメンだ!俺は二度と、仲間を傷付けさせない……!!


ケンゴから受け取ったメカムサシンの刀を用いるなどして一進一退の攻防を繰り広げ、その後相手の卑劣な策もあって一時苦戦したものの、戦いを見守っていたケンゴ達の彼への想い=絆の力がグリッタートリガーエタニティハイパーキーとして具現化

ケンゴ達からそれを受け取った彼は、それを使ってヒュドラムを黄金のダークゼペリオン光線で打ち破った。


じゃあな、ヒュドラム。お前のおかげで、俺はもう一つの『ゴクジョー』に出会えた……!


こうして100年もの永きに渡る仇敵との因縁に、遂に決着を付けたのであった。


戦いの後、エタニティコアを前にするもやっぱり止めた!賭けはお前達の勝ちだとその力を使わない選択をし、ユナに詫びを入れていた。

そしてこれからも一緒に……と言いかけたケンゴに対しては感謝しつつもそう簡単に割り切れないんだと複雑な胸中を見せ、ケンゴにハイパーキーを返却するとどこへともなく去っていった。


ちなみに、トリガーダークキー以外のGUTSハイパーキーを使用したのは17話以来である。


  • 第23話

ユナの力を利用しエタニティコアに触れ暴走するカルミラの姿を目の当たりにし、アイツらのゴクジョーに、リシュリアと同じ道は辿らせられねえなと呟いた。


  • 第24話

カルミラがエタニティコアに触れて変身したメガロゾーアが侵攻する中、トリガーダークに変身して駆け付け、苦戦するトリガーを救出。


俺は宇宙一のトレジャーハンターだ!ゴクジョーなユナは傷付けさせないぜ!


トリガーと共にメガロゾーアに挑むも一歩及ばず、侵食してくる闇の前に自ら変身を解除し、ケンゴ達を連れてその場から空間転移で撤退した。


その後、GUTS-SELECTメンバーの前で遂に自らの正体を明かしたケンゴから、光と闇の争いを終わらせるために協力を懇願される。

それに対しイグニスは、……さぁて、俺はどうしよっかなぁ?と飄々とした態度と取ると、何故かミツクニの方へと歩み寄り、彼に問いかけた。


アンタ、この地球の人間じゃないんだよな?


ミツクニ「そう。私は、別次元の地球から来た漂流者だ


故郷でもない星のために、何故命を懸ける?


ミツクニ「……この星には、私の大切な娘が居る。大切な仲間達が居る。……今は、ここが私の故郷だ


別次元の地球出身で、自身と同じくこの地球の生まれではないミツクニから告げられたのは、「今居るこの地球こそが自分の故郷だ」という言葉。

そして、そんなもう一つの故郷と、そこに暮らす大切な人々を守りたいという彼の強い意志。


……なるほどね。……確かに、この地球はゴクジョーだ!カルミラに渡す訳には行かねえな!


その言葉を受けたイグニスもまた、ケンゴ達と続く新しいゴクジョーのお宝……この星の人々が守ってきた、彼らにとっての故郷にしてゴクジョーの星・地球を守るために、ケンゴやGUTS-SELECTとの共闘を決意。

ラストシーンにて再びトリガーダークに変身し、トリガーと共にメガロゾーアへと立ち向かう。


  • 最終話

力及ばずメガロゾーアに敗北後、ケンゴの提案した「エタニティコアの光と闇の力でメガロゾーアの暴走を中和する」作戦に協力。自身の持つトリガーダークの力を彼に譲渡し、トリガートゥルースの誕生に成功した。

イグニス自身はGUTS-SELECTのメンバーと共に、カルミラが出現させたダーゴンとヒュドラムのコピーを相手に戦った。


全ての戦いが終わった後は、エタニティコアの暴走を止めに向かったケンゴをお前自身がゴクジョーって訳か……良いねと言って見送った。


……それから後日、自身もリシュリア星を復活させる方法を探すために、再びトレジャーハンターとして宇宙への旅に出たのであった。

この地球はゴクジョーだ。お前らが俺を必要になったら、また戻ってきてやっても良いかもな


以降の作品での登場編集

ウルトラマントリガーエピソードZ編集

TV本編に引き続き登場。

中盤にて母星復興のために旅をしてる途中ケンゴ達に会いに行くために約2年ぶりに地球へ帰還し、セレブロに襲われたケンゴ達が襲われてるところを「これはどういうことだ?」と愚痴ったものの、助けに入り、すぐさま状況を察知し、セレブロに襲われ、その直前に怪獣達との連戦で疲れてるケンゴの護衛のため、ケンゴ達に同行してエタニティコアがある遺跡へ向かい、セレブロによって出向かれた黒幕が姿を現した瞬間セレブロがゼットに変身してナースデッセイ襲いかかるのを見て、あっちは俺に任せなと言って再びトリガーダークに変身する。

GUTS-SELECTの面々とともにセレブロと戦ってる最中

トリガーともトリガーダークとも違うもう1人のトリガーが現れた。バトルモードとファルコンの援護を受けてイーヴィルとゼットの2人と戦ってたが、ファルコンもナースデッセイもイーヴィルトリガーに投げ倒され大破し孤軍奮闘するが、再びトリガーの力を取り戻し変身したケンゴが助けに来た際にたく遅いよ、と愚痴るも2人でセレブロとイーヴィルに立ち向かったが、劣勢に追い込まれやられそうになりセレブロに岩山に押し倒され、体勢を崩されゼスティウム光線を喰らいそうになりそうなところをケンゴが庇った。ケンゴがハルキを救いに行こうとする際も、邪魔をしようとするイーヴィルを足止めしあいつは お前の大切な極上 なんだろ!だったら助けてやれよ!と背中を押し、ケンゴをゼットの元に向かわせて、ハルキセレブロの呪縛から解き放つための手助けをした。正気に戻ったゼットとトリガーの3人でイーヴィルと戦い、再び世界を救ったことで数年後の世界では、トリガーと共に戦い世界を救った戦士として人々に認知されている


ウルサマ2022 ボイスドラマ編集

1話「叫びの壺」に登場。ボイスドラマなのでトリガーダークの姿で行動している。とある惑星で知り合いのヒマラと再会。彼から「宿敵(とも)」と呼ばれるが「どっちでも無いからな。」とツッコむ。その後、2人で叫びの壺の捜索に向かうが、すでにゼネキンダール人が壺を発見しており、持ち去られる。叫びの壺は使い方によっては宇宙を支配するほどの力を持つので、ゼネキンダール人を追うことにする。ヒマラには「この姿になってから正義の味方って副業も始めたんだよな」「儲けはないがやり甲斐はある」と伝え、「どおりでいい顔をしているわけだ」「気をつけて」と返される。

それ以降の活躍はトリガーダークを推奨。


ウルトラマンニュージェネレーションスターズ(2024)編集

オオタ・ユカマウンテンガリバーⅡ-Ⅴ共にナビゲーターを担当。ある時、ユカの保管していたGUTSスパークレンスに呼応したかのように突如ウルトラマンZの宇宙、ひいてはストレイジの基地に現れ、イグニス共々ユカと出会う。

イグニス曰く、マウンテンガリバーⅡ-Ⅴには「あらゆる次元の宇宙のウルトラマンのデータが内蔵されている」らしく、そのデータを開いてイグニスが持つ新たなGUTSハイパーキーの製作を進めていき彼も新しいゴクジョーな物を見ていくためユカと協力する。

しばらく姿を見せなかったが、第10話にて再登場。いつの間にか生成されていたブレーザーアースガロンのキーに、ユカ達同様驚きを示した。その会話の中で、マウンテンガリバーⅡ-Ⅴの正体を彼から聞き、宇宙規模の話に頭が追い付かないユカの気分転換のために、ウルトラマンの絆と繋がりの記録を見るよう促した。なおこの際、自身がトリガーダークであることをしれっと明かしている。

記録を見終わった後は、情報量の多さで逆効果になってしまったユカを励ましつつ、ブレーザーキーとアースガロンキーを手に再び去っていった。

その後、21話で再び帰還するが、ユカは考えていたセブンガーの強化プランの事を知る裏で今まで見てきた超強力兵器達悪用された悲惨な末路を伝え完全に迷走してしまう。

それを知った彼はユカと同じ力に溺れた身でありながら闇に抗っていった存在であるトリガーダークのことを話して彼女を励ましていく。

ユカにイーヴィルトリガーとセレブロの事件を話しており初めてトリガーダークの手の力を手にした時や新たな故郷地球で出会ったケンゴ達を裏切ってまでヒュドラムの復讐しようとした時の心情を語っておりケンゴ達に情が沸いたことで迷いが生じてた事を明かしておりその後、ケンゴアキトユナの応援を聞きでトリガーダークは復讐を持つ力。しかし同時にケンゴ達が持つゴクジョーな馬鹿野郎たち仲間を守る力と迷いを吹っ切りそしてユカに『大切なものを決めるのは最終的に自分次第。強大な力には使い方があるが最後に決めるのは自分の中の心』ということを教える。最後はストレイジキーの完成と共に去ることにした際、ユカから『初心に戻りたい』と記憶消去を頼まれ、ユカの記憶を消すとストレイジキーを残してまたどこかに旅立つのだった。


ちなみに戻ってきたとき、彼が持って帰ってきたお宝を見せたが、明らかに次作のキーアイテムを持ってきていた。



元ネタ編集

『トリガー』の原典となる『ウルトラマンティガ』では、宇宙人のお尋ね者という設定のレギュラーキャラは出てこなかったため、発表の際にはファンの間で驚きの声が上がった。


一部視聴者の中には、炎の意を持つ「イグニス」から『超決戦!ベリアル銀河帝国』の炎の海賊を連想する者やトレジャーハンターという設定からティガも出演した劇場版ウルトラマンXきたぞ!われらのウルトラマン』に登場する自称トレジャーハンターのカルロス黒崎を連想する者、顔に現れる隈取のような模様から『ティガ』に登場した「炎魔戦士」の別名を持つキリエロイドとの関連性を指摘する者もいる。


上述の通り、トリガーダークに変身した事で、原典の『ティガ』で巨人の力を強奪してもう一人のウルトラマンになった人物マサキ・ケイゴを連想させる事になったのだが、「トリガーダークという“ガワ”を得て変身した」という事実を省みると、実はイグニスこそが本当の意味でマドカ・ダイゴの立ち位置を担っている人物と言っても過言ではなく、実際ダイゴもティガダークに変身してしまっていたりする

原典との最大の違いは「3000万年前の巨人の変身者」と「その巨人の力を継いだ者」が同じ物語の舞台に立っているという点と、「防衛隊員」と「宇宙の旅人」という立場が逆転している点、そしてダイゴがカミーラからティガダークと同一視(それもダイゴの本当の姿こそがティガダーク扱い)されていた一方で、イグニスはカルミラから「トリガーダークの偽者」扱いされる形で明確に別人だと認識されている点である。


そして、やはり真にマサキ・ケイゴの立ち位置を担う者も『トリガー』の世界に存在していた。



余談編集

情報公開当初は、『トリガー』作中のヴィランに関する情報が少なかったため、「ジャグラーのような本作のメインヴィランになるのではないか?」と言った読みをするファンもいたが、後に闇の三巨人の情報が正式に公開されたため、メインヴィランではない事が確定した。

ジャグジャグ枠なのは、間違いでは無い。

イグニスがトリガーダークに憑依されてから初めてナースデッセイ号に忍び込んだ第13話のサブタイトルは「狙われた隊長」であり、『ウルトラセブン』第8話のサブタイトル狙われた街のオマージュであるのは言うまでもないが、同時に『トリガー』が放送される50年前の作品で準レギュラー怪獣に憑依されて基地に入り込む帰ってきたウルトラマン』第47話「狙われた女」も連想させるサブタイトルとなっている。


実はトリガーの初期案は3人のウルトラマンが出るという物でイグニスもその1人だった。


また、同時期の作品にて、同じく「お宝」を求める界賊が登場したことから、円谷のヨホホイ」というあだ名を付けられている。なお下記のとおり演者の細貝氏はそちらの元ネタの出演者でもある。

劇場版のインナースペースでのケンゴをハルキの所に行かせるところは、細貝氏の最後の撮影でこの後オールアップを迎えたため、気合いの入ったものとなっている。

また、円谷プロ公式イベントツブコン2023ではジャグラスジャグラー伏井出ケイ霧崎のこれまでのニュージェネシリーズのメインヴィラン達と共に登場しており公式的にはダークネスヒールズの一員として数えられている様子。メタ的に言うと本来のメインヴィランである闇の三巨人達が声優枠であるからである。


関連タグ編集

ウルトラマントリガー


トリガーダーク(トリガー(ウルトラマン))

マナカ・ケンゴ シズマ・ユナ ヒジリ・アキト

ヒュドラム メカムサシン


善玉宇宙人 トレジャーハンター

ライバル ダークヒーロー 闇属性


  • バスコ・タ・ジョロキア:演じる細貝圭氏が過去に演じた『海賊戦隊ゴーカイジャー』に登場する宇宙海賊(事実細貝氏本人も告知に際し、バスコを絡めたツイートをしている)。お宝を求めるお尋ね者という点で共通はしているが、蓋を開けてみれば、能動的に仲間を見捨てて真のお宝を手に入れる事がなかったバスコに対して、イグニスは仲間のために命を張れる男であり、地球での仲間と故郷という『極上のお宝』に出会えたという点で対になっており、特に第22話での決断はバスコの『何かを得るためには何かを犠牲にしなきゃ』というポリシーとはまさに真逆を行くものである。なお、こうしたバスコへのアンチテーゼとも取れる描写は、劇中のみならずイグニスのキャラクターソング「Hunt In The DARK」の歌詞にも反映されている。

カブラギ・シンヤ&セレブロ/ジャグラスジャグラー闇の三巨人/イグニスバズド星人アガムス


湊アサヒ→イグニス→ディナス

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