サタンデロス
さたんでろす
第6話「一時間の悪魔」に登場。
惑星守護神ギガデロスが、何者かによって強化改造を施された機体(送り込んだのがヒュドラムだと仄めかされていることから、彼の手によるものだと思われる)。(なお、『トリガー』世界においては、マルゥル以外はギガデロスの存在を知らなかった様子)。
通常のギガデロスと姿形こそ殆どそのままだが、肩、腕、太腿の各所のカラーリングが青色に変化したほか、胸部にバリア発生装置が追加されている点、他にもオレンジ色だった目(カメラ?)の部分が赤色に変わっている点でオリジナルと見分けられる。改造されたためかギガデロス最大の強みである分裂能力「デロスイリュージョン」が消滅しているが、代わりに強力無比なバリアシールドを常に使用できるという特殊能力を持つ。
シールド自体の強度もかなりの高水準のようで、トリガーのゼペリオン光線やナースデッセイ号のナースキャノン(出力200%)でやっと一部分を破壊できる程の頑強さを誇る。しかも万が一破られたとしても短時間で修復されてしまうため、バリアの発生装置を破壊しない限りサタンデロス本体にダメージを与えることは困難を極める。勿論ギガデロスが有していた主な武装も引き続き用いており、劇中では鉄壁の防御で身を守りつつこれらの武器で一方的にダメージを与え、トリガーを三度に渡って撃退している。
ただし、エネルギーの大半をシールドに費やしているせいかバリアを維持しながらの活動には23時間のエネルギー充填が必須という問題点も抱えてしまっており、充電後に活動できる時間は僅か1時間となっている(それでもウルトラマンや特空機などよりかは遥かに燃費は良いのだが)。
無論、バリアの影響で機動力も活動時間もギガデロスよりダウングレードしているとはいえ、市街地で暴れられれば短時間でも壊滅的な被害を及ぼすため、サタンデロスの存在が脅威である事に変わりはないと言える。
なお、充電中はバリアこそ維持されるものの、完全に活動を停止してしまうため、攻撃や接近は容易。また、シールドが強固な分装甲そのものの耐久力はギガデロスよりもむしろ劣化しているようで、シールド発生装置を破壊できさえすれば撃破自体は決して不可能ではない。
名前はヒマリ隊員の命名。1時間だけ起動し破壊活動を行う特徴から「一時間の悪魔」と呼ばれたことに由来する。
本編開始の3日前に無人島に出現して以降、24時間ごとに1時間だけ起動し、破壊活動を行ってはエネルギーを溜めるために23時間停止する、という行動を繰り返す。その度にトリガーやGUTSセレクトと三度交戦するが、その圧倒的な戦闘力で全ての戦闘に勝利している(公式サイトに記述がないので分かりにくいが、パワータイプも敗北している)。
マルゥルの解析によってギガデロスが何者かによって改造された姿であることが明らかになり、その際ヒマリによって「サタンデロス」と命名される。
イグニスの協力によって、胸の発生装置を破壊すればバリアが解除されるという弱点を知ったGUTS-SELECTは、ナースデッセイ号のナースキャノンによってバリアに穴を開け、バリアが修復される前に飛び込んだイグニスがEMPで装置を破壊するという作戦を立てる。
作戦は成功し、バリアは停止したが、撃破寸前に横槍を入れたヒュドラムの手で再起動させられる(この時、サタンデロスの出現はヒュドラムの差し金であることが判明した)。
しかし、バリア発生装置を破壊され普通に攻撃が通るようになってしまったためか前回程の戦果を残すことはできず、最後はスカイタイプにチェンジしたトリガーのサークルアームズ・スカイアローに脚を撃ち抜かれて動けなくなった所へ、ガッツファルコンの牽制射撃とナースデッセイのナースキャノンを一斉に撃ち込まれ、爆砕された。
なお、直後の第7話「インター・ユニバース」にて突如飛来してきたキングジョーに対してケンゴが「サタンデロスと何か関係あるのか」という言及をしているが、出現した時期が近かっただけで落下した原因がそもそも異なるので、単なる偶然によるものである。
着ぐるみはギガデロスのリペイント及び改造。
元のギガデロスも、ヒュドラムとは別の青い悪魔によって利用されており、ギガデロスシリーズは何かと青の悪トラマン系列と因縁深い怪獣となった。ギガデロスでは辛うじて残っていた「守護神」という肩書が遂に「破壊神」に変わってしまったことを含めても、開発者は泣いていいだろう。
トリガーの協力があったとはいえ、GUTSセレクトによって撃破された初の怪獣となった。
また、『トリガー』で初めて登場したロボット怪獣である。
劇中でサタンデロスが飛来した無人島の映像は、『ウルトラマンZ』第21話でケルビムが飛来した中ノ鳥島の流用である。
サタンデロスのスーツは登場回の放送終了から直ぐに海外のショーがメインのアトラク怪獣になっており現地のファンがSNSに上げた規模が大きめのショーの画像に怪獣軍団の1匹として紛れ込んでることがやたら多い
闇怪獣:サタンデロスがこちらのカテゴリーに含まれるかは微妙なラインだが、一応闇の三巨人によって手を加えられたという共通点がある。
ギャラクトロンMK2:ニュージェネに登場するロボット怪獣。こちらも強力なバリアを展開する。
コメント
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すべて見る- BOOT UP!TRIGGER!!
EPISODE.6:惑星破壊神を攻略せよ!!
ウルトラマントリガーの第6話、『一時間の悪魔』。今回は緊迫感があって、かなり楽しめた回でした!サタンデロスは、やはりイルトさんが造ったギガデロスの改造版でしたね。守護神が破壊神になってしまうとは何たる皮肉…。ギガデロスを改造した者については言及がありませんでしたが、劇中の展開からヒュドラムではないかと駄文使いは考えています。そして、ヒュドラムと因縁があるイグニスの過去も少し明かされました。イグニスの故郷であるリシュリア星はトリガー世界の時間で100年前に滅ぼされており、その元凶がヒュドラムである事が確定しました。だから、イグニスはヒュドラムに対してあれだけ憎悪を募らせていたんですね。ヒュドラムと同様、他者の星を踏み荒らす存在であるサタンデロスを許せないイグニスは今回、終始GUTS-SELECTとケンゴ=トリガーの味方として立ち回ってました。ケンゴに対しては良き兄貴分ムーブをかましてましたね(笑)。ただ、やはりトレジャーハンターという立場上、簡単に味方にはなってくれないようです。ラストでトリガーの力を欲する描写もありましたしね。やはり、イグニスがトリガーダーク(仮)になるのでしょうか?そして次回、世界中が君を待っていた!ウルトラマンゼット、帰還(ただし違う世界)!空から落ちてきたロボット(セブンガー?)、肩にベビーザンドリアスを乗せたバロッサ星人、そしてハルキ!バロッサ星人が登場する回はだいたいギャグ回ですけど、今回はどうなるんでしょうね(笑)?ちなみに、次回のバロッサ星人は四代目だそうです。次回がすげえ楽しみです!!3,005文字pixiv小説作品