データ
- 別名:ひとだま怪獣(帰マン)/人魂怪獣(メビウス)
- 身長:70m
- 首の長さ:20m
- 体重:5万t
- 出身地:宇宙
帰ってきたウルトラマン
第47話「狙われた女」に登場。
実体を持たないが、物体や生物に憑依することで怪獣化する性質を持つ。
時期は不明だが地球に飛来し、地球上で行動するためにMATの丘隊員に憑依した。そのため丘隊員は人間時に通信の電源を切るなど、普段ではありえないミスをしている。
怪獣に変化すると、房総半島のコンビナートを襲撃、壊滅させた。ウルトラマンジャックとの戦いでは背中の棘で串刺しにしたり頭に噛みつき引き摺り回すなどして圧倒した。
さらにはMAT海底基地の破壊まで目論むが、駆け付けたウルトラマンジャックによってウルトラブレスレットで丘隊員との融合を解かれ、倒された。
尚、2度目にコンビナートに現れて襲撃した際、伊吹隊長は岸田隊員や南隊員らに攻撃命令を出したが、周りのコンビナートには攻撃を当てないようにと、さすがに無茶振りだとツッコみたくなる事も付け加えていた。
ウルトラマンメビウス
第33話「青い火の女」に登場。
初代フェミゴンの別個体で、外見や能力の差からフェミゴンフレイムと呼ばれる。
GUYSのドキュメントMATにデータが記録されている。
初代同様最初は実体を持たないが、他の生物に乗り移ることで実体化出来る。しかし初代よりもシンクロ率が高く、フェミゴンフレイムがダメージを受けると乗り移られた生物もダメージを受けてしまう厄介な性質を持っている。(仕組みとしては対象に憑依→体内のシンクロ体に対象を閉じ込めて実体化する。ちなみに、憑依された対象はパイロキネシスを発揮できるようになる。)
なお、コブは鼻や耳に相当する器官であり、エネルギー源は炎となっている(石油コンビナートを襲撃したのも、石油が好物なのではなく、よく燃えやすい物質だった為である)。
テッペイの大学の先輩タカムラの妹・ミサに憑依して、石油コンビナートを襲撃した。
ウルトラマンメビウスとの戦いでは劣勢に陥るが、ミサの命を救いたいテッペイにメビュームシュートを止められ、その隙に逃亡する。
そののちに再び出現、火炎攻撃でメビウスと戦う。
かつてのジャックとフェミゴンの戦闘を分析したテッペイが開発したメテオール「スピリットセパレーター」とメビュームシュートの連携に敗北。ミサと切り離され、消滅した。
なお、このスピリットセパレーター、「ウルトラマンの光線内にフェミゴンを宿主の肉体から切り離す素粒子があることを突き止めて開発した」ものだが、上述したように初代で決まり手となったのはウルトラブレスレットである。これは、初代が倒された場所が水中だった事で誰も倒す瞬間を目撃していなかったためのようだ(もっとも、初代が倒される際もブレスレットに何かエネルギーを纏わせているような描写はある)。
ちなみに、ミサはフェミゴンから解放された後、フェミゴンに憑依されていた間の記憶を全て失くしてしまった。
「決定版ウルトラ大怪獣50大図解超百科」(講談社刊)によれば人魂コアと呼ばれる部分で作り出した「人魂粒子」なる物質で再生や火炎のパワーアップを行なっているとされる。
余談
『帰マン』のフェミゴンの着ぐるみの頭部は、キングザウルス三世の改造。
『メビウス』のフェミゴンフレイムは初代と頭部の位置が異なっている。また、着ぐるみは『ウルトラ銀河伝説』のブラックキングに改造され、更に『ウルトラマンアーク』のリオドに改造された。
この他、初代は目が黒く、フレイムは目が赤い。
また『ウルトラ銀河伝説』ではベリュドラの体を構成する怪獣として登場している。
デザインイメージは「人魚」で、名前の由来は女性に取り付く怪獣という事で『フェミニン』から。
『メビウス』にフェミゴンが登場した際にその時解読された人間との分離にはスペシウム光線が必要と言うデータがあるが、『帰マン』本編でジャックはスペシウム光線を使っていない。
関連動画
関連タグ
グールギラス - 『SSSS.GRIDMAN』に登場する怪獣(グリッドマン怪獣)。外見が酷似しており、フェミゴンに着想を得てデザインされたのではないかという説がある。