不法侵入(ふほうしんにゅう)は、法に違反した方法で他人の住居・敷地等に入る行為を指す。
概要
日本の刑法では「住居を侵す罪」として第130条に規定されている。
この条文は、一般的には「住居侵入罪」といわれる犯罪である。
正当な理由がないのに、他人の住居や看取がいる邸宅、建造物、艦船に侵入すると成立する。
退去するよう要求されたにもかかわらず、これらの場所から退去しなかった場合も同様に成立する。(そちらは厳密には不退去罪)
住居侵入をしようとしたがしなかった、できなかったという未遂の場合も罰される罪であり、そちらは第132条に規定されている。
不特定多数が入れる店舗や公共施設であっても、スタッフ専用の部屋や施錠された場所、立入禁止区域に無許可で立ち入れば同罪が適用される。
侵入の見解
何を以って「侵入」と見做すかは学説が分かれている。
- 住居権者・管理者の意志に反する立入りが「侵入」だという説(意志侵害説)
- 住居の平穏を害する立入りが「侵入」だという説(平穏侵害説)
どちらの学説を採るかで違いが生じる事例もあるのだが、判例は意志侵害説の立場を取っている。
刑罰
三年以下の懲役または十万円以下の罰金。
pixivでは
サンタクロースっぽい人とセットで使われることが多い。なぜだろうね。
方法としては、ベッドルーム横の窓を開けて入る事が多い。
条文の趣旨からすれば、煙突から入ろうが正面入口をこじ開けようが、正当な理由がなければアウトである。