性的な意図による覗き
正当な理由がないのに人の住居、浴場、更衣室、便所その他人が通常衣服をつけないでいるような場所をひそかに覗く行為。
法律上は「窃視」という犯罪行為である。
精神医学では「窃視症」と呼ぶ。(外部リンク)
この行為は男性が女性に対して行うことがほとんどで、女性が男性の姿態を覗くという事態はめったにない。これは女性は視覚で性的興奮を得ることが少ないことに加えて、覗きたいという願望があっても実際に実行することは少ないためだと思われる(犯罪自体が男性によるものが多く、性犯罪はその傾向がとくに顕著である)。
女性加害者にのぞかれた男性被害者についての情報や特集はまだ広く共有されていない模様(2022年8月時点ではネット検索では見つけられない)。
女性から男性への性被害については著名メディアによって共有がなされている(例:NHKの男性の性被害)。
他の性的加害、痴漢があるのに、覗きは全く起こっていない、という事はありえないことである。
もし告発者、証言者が大手のメディア等で取材に応じて知る機会を得た際には、R-18作品やソフトポルノでの「シチュ」と混同することは絶対せず、彼等の言葉を軽んじてはならない。
少年漫画でも着替えや入浴のシーンでは覗きを行うキャラクターがいたりするが悪役よりも味方側である場合が多い(大概は三枚目やギャグ担当である)。
『ONEPIECE』のサンジ、『NARUTO』の自来也、『僕のヒーローアカデミア』の峰田実などが該当する。
覗きによる甚大な精神的ダメージ、事件後も被害者が背負い続けるトラウマについての理解、そもそも性暴力であるという認識が社会に共有されていなかった昭和時代からの「お約束」を引き継いでいる為である。
体を触る、また言葉によるセクシャルハラスメントもまた、「スケベ」「エッチ」と叫ばれたり、強烈な物理的な打撃を喰らった後には、セクハラされた側と何の問題もなく付き合いが続く、そして実行者が「尊敬される人物」としても描写されるが、これらは「覗きキャラ」にもそのまま当てはまる。
レーティングなしで子供が見る時間帯にアニメが放送されるメジャー作品に対しては、その社会的影響力からも改善を求める声がある。
Pixivでは覗いている者よりも、覗きの視点から描写したイラストが多い。
関連イラスト
↓健全な覗き