This is Earth Garon launch control. Final launch status check. Safety control.
Safety console,go.
Earth Gate,open.
Earth Gate,open.
SKaRD CP.And Earth Garon.
Copy all. We are go for auto sequence start. Sound suppression water system,activated.
Nine, Eight, Seven, Six, Five, We have main engine ignition.Three, Two, One…
Earth Garon,lift off.
DATA
型式・別名: | 23式特殊戦術機甲獣 |
---|---|
全高: | 50m |
重量 | 2万5,000t |
最高飛翔速度: | マッハ4 |
搭乗数: | 2名 |
スーツアクター: | 石川真之介(『ブレーザー』) |
大村将弘(『アーク』) | |
CV(EGOISSシステムボイス): | 石田彰(第16話〜) |
概要
『ウルトラマンブレーザー』に登場する巨大ロボット兵器。
特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD」が運用する「特戦獣」と呼ばれる主力巨大兵器であり、二足歩行怪獣の形をしている。SKaRDの正式結成よりもかなり前から極秘裏に建造されており、これの整備と補給を行っていた部隊もそのままSKaRDの隷下に置かれている。
液体燃料を用いるメインエンジンを使い単独飛行が可能で、ロケットの打ち上げのような発進シークエンスを経て基地から飛び立ち、マッハ4の最高速度で現場に緊急展開する。
ただしこれはあくまでも移動手段としての高速飛行であり、本格的な空中戦を想定した設計ではなく、通常の状態では戦闘機のような空戦機動は苦手である。
多数の火器を搭載している上に側宙が可能な程運動性も非常に俊敏で、CQCモードでの怪獣との格闘戦でも互角に立ち回れる。特にブレーザーさえパワー負けしていた相手でも互角に渡り合えており、単純なパワーではブレーザーを上回っているようだ。
頭部はかなり頑丈らしく、ブレーザーが殴った際に逆に痛がったほど。
搭乗者は現場指揮を執る機長と実際に操縦する操縦士の2名であり、機長として隊長のヒルマ・ゲントと副隊長のナグラ・テルアキ、操縦士は銃撃戦が得意なバンドウ・ヤスノブと近接戦闘が得意なミナミ・アンリがローテーションを組んで乗り込む。
厳つい見た目ながら、犬を思わせる愛嬌ある顔付きをしており、鳴き声には犬の遠吠えのような音が混じっている。
手は人間と同じ5本指なので、物を持ったり手持ち武器を使ったりすることもできる。
また状況に応じて目が変化するようになっており、勝利した後には笑顔になったり、メインエンジンが停止する等して窮地に陥るとぐるぐる模様が現れたりする等、表情も豊かである。
第16話からAI対話システム「EGOISS」が搭載され会話可能になった(しかも石田ボイス)。
APU(補助動力装置、エンジンが動いていない時に電力を供給する装置)は首元にあり、そこを起動することで全機能が停止しても再起動が可能。但しコックピットから直接行ける通路は無いようで、万が一コックピットから操作できなくなった時は一度機外に出てから向かう必要がある。
第23話でアメリカ支部からアースガロンによる支援要請が出ていたところを見るに、少なくとも量産はされていない様子。
機体にはブラックボックスな部分が多いとの事だが…?
武装
- アースファイア
口内に搭載された大型荷電粒子砲。使用時には口腔部から砲塔がせり出す。
- アースガン
両手に装備された105㎜機関榴弾砲。命中精度は非常に高く、側宙しながらでも正確に目標を狙撃可能。通常は単発で発射されるが連射力も高く、デルタンダル戦では機関銃のように弾幕を張って攻撃を行った。
- テイルVLS
尾に搭載された、垂直発射式のミサイル。任務によって多種多様のミサイルを搭載する。
本体の機能が全て停止していても、コックピットの緊急装置から手動で発射が可。ターゲッティングと誘導は外部から行う必要がある。
- 新型アンプル弾
新型殺菌剤FK1が弱点のレヴィーラ戦で、外部から浴びせるだけでは逃げられるので直接体内に注入するために開発された。レフトアースガンに搭載され、実際に使用されたが、レヴィーラがFK1に耐性を持ったことで接敵ギリギリまで効果が無く、逃げられてしまった。
追加装備
- Mod.2ユニット
砲撃戦用ユニット。装備時の名称はアースガロンMod.2になる。
- Mod.3ユニット
飛行用ユニット。装備時の名称はアースガロンMod.3になる。
上記の2つのユニットを両方装備し、宇宙での活動も可能にした最強形態。
漫画版で登場
- AO-PDS
アースガロンの全身を覆う耐圧潜水服。深度500mもの水圧にも耐える。
首周りには投光器、尻尾にはスクリュー、長大な腕の先にはマニピュレーターが付いている。
肩のポッドからはスピアガンを複数発射して水中の敵に対抗する。その威力はジャランガの体表を破壊するほど。
必要に応じてパージする事も可能である。
- AO-UEU
右腕にはドリル、左腕には丸鋸を思わせる削岩機が装備されている。
ここまでが第2話に登場した武装となる。
活躍
- 第2話「SKaRDを作った男」
ラストにて、格納庫で登場。
- 第3話「その名はアースガロン」
機長ゲント・操縦士アンリで初出撃。
事前に知らされていなかった防衛隊の戦闘機からは「同士討ちになる」として撤退を要請されるが、「じゃあ撃たなきゃ良いでしょ」というゲントの機転の効いた通信で空路を譲ってもらい、そのままCQCモードでタガヌラーと交戦。
アースファイアでタガヌラーの右腕を溶断するなどして優位に立つが、タガヌラーが放った熱波でレフトアームが破損、直後エンジンが停止し機能停止に追い込まれてしまう。
その後タガヌラーへのトドメはブレーザーに譲ったものの、機能停止後も緊急装置によりテイルVLSを起動してタガヌラーを怯ませ、ブレーザーの勝利に貢献。その活躍により初期作戦能力(限定的な実戦投入が可能な能力を意味する軍事用語)を認められた。
- 第4話『エミ、かく戦えり』
前半戦は機長テルアキ・操縦士ヤスノブのローテでレヴィーラと交戦。
レヴィーラの弱点であるFK1を投入したアンプル弾を発射するも効果が薄く苦戦を強いられるが、接敵ギリギリで効果が現れレヴィーラが逃走。事なきを得る。
後半では、操縦士をアンリに交代し出撃。レヴィーラ現出の黒幕であるノヴァイオ社を内偵調査していたエミの提案により、ノヴァイオの社内にある液体窒素タンクを投げてレヴィーラを凍結させ、ブレーザーを援護した。
ブレーザーがレヴィーラを倒した後目がニッコリになったり、飛び去ったブレーザーを見て唖然としたりと可愛らしい反応を見せていた。
- 第5話「山が吠える」
GGFが開発した新兵器「メガショット」の性能テストのため、東京から飛んでアンリの故郷・秋田県市之字村にやってきており、霧野山にてメガショットの敵役として機長テルアキ・操縦士アンリのローテでメガショットと模擬戦闘。しかし、その最中の爆発音の影響でドルゴが目覚め、ドルゴの攻撃によって操縦系統が異常を起こし機能停止する。
その後、ゲントとアンリがドルゴを封印するために祠の跡地へ向かっている間に復旧作業が行われ、背中の突起に付いたメガショットの予備電源が火災を起こしたことで覚醒したドルゴがブレーザーと交戦中、復旧作業に携わっていたテルアキ・ヤスノブのローテで再出撃(この時、敵はドルゴではなくあくまでもメガショットのみという認識で出撃している)。その巨体に反したアクロバティックな挙動でアースガンをメガショットの中枢に撃ち込み、ブレーザーを援護した。
ドルゴが再び眠りについた後は、テルアキとヤスノブのローテのまま東京まで飛んで帰った。
- 第6話「侵略のオーロラ」
実はレヴィーラとの戦いの時点でカナン星人ハービーに目をつけられてしまい、ドルゴとの戦いの最中にオーロラ光線を人知れず浴びせられていた事が判明。ヤスノブも点検中、動作不良を確認していたが、原因が分からなかった。
ハービーの支配下に置かれ目が赤く発光し始めたアースガロンは格納庫から飛び出し、SKaRDの面々にも容赦なく攻撃を仕掛けるようになってしまい、ゲントが変身したウルトラマンブレーザーとも互角以上に戦う。
しかし、ヤスノブは「機械には心がある」と信じ、アースガロンに必死に呼びかける。その最中、戦闘で発射したアースガンの流れ弾がハービーのアジトに直撃。ヤスノブは吹き飛ばされ、アジトがある風車から落下してしまう。ブレーザーが急いで救助に向かうも間に合わず万事休すかと思われたその時、アースガロンが手を差し伸べ、ヤスノブを救った。洗脳に抗ったことで力を使い果たしたのか、この直後に機能停止した。
その後想定外の事態に狼狽するハービーはアジト兼宇宙船で逃げ出そうとしたが、ブレーザーの(体を思いっきり捻らせた)スパイラルバレードで宇宙船を真っ二つにされて撃破された。
なお、SKaRD移動前哨を捕まえて持ち上げた際、口内のアースファイアをチャージしていたが、何故かアースファイアを撃たずに前哨を投げ捨てた。アースファイアを撃っていたら確実にSKaRDの面々を始末できていたはずであり、この描写から「この時点からアースガロンは洗脳に抗っていた」と考察する声もある。
- 第7話「虹が出た・前編」
Mod.2ユニットの開発を進める中、ニジカガチが出現したため、テルアキとヤスノブのローテで出撃。アースガンによる攻撃を行うも全く通用しなかった。
続く2度目の戦闘ではゲントとアンリのローテで出撃、しかし防御力だけでなくパワーでも敵わないニジカガチの攻撃に敗れ去る。
- 第8話「虹が出た・後編」
これまでの怪獣とは比較にならない脅威度を持つニジカガチに対処するため、Mod.2ユニットをテスト抜きで実戦投入することが決定。ゲントとヤスノブのローテで出撃した。
調整不足や高すぎる攻撃力の反動でレールキャノンを外しながらもニジカガチ相手に奮戦するが、虹光線の余波を受けて機能停止に追い込まれてしまう。
ゲントの手で電源を戻された後は地面に伏せた状態で反動が軽減されたレールキャノンでニジカガチの額のクリスタルを破壊し、レインボー光輪の逆転へと繋げた。
- 第9話「オトノホシ」
前回の戦いで大幅な修理が行われている状態から始まる。
そして宇宙から飛来した隕石の中から出現したガラモンに対処すべくヤスノブとゲントが搭乗し、Mod.2ユニットを携えて迎撃するも、対象が小さく素早かった為に攻撃が当たらずにいた。その後直撃させる事に成功するも多目的レーザーは効果が無く、またガラモンの攻撃でMod.2ユニットが破損してしまい格闘戦に持ち込むもダメージを与えられずにヒップアタックを受けてしまう。その際ガラモンの背中の棘がアースガロンの体表を突き破り、あわやヤスノブの顔面に刺さる寸前で停止した。
この攻撃によってアースガロンは沈黙してしまい、ガラモンに殆ど手も足も出ないままブレーザーの登場を待つ事になってしまった。
- 第10話「親と子」
出現したデマーガに対処するべくヤスノブとテルアキが搭乗し出撃するが、この時はなぜか目に瞳がなく、子を庇おうとするデマーガを一斉射撃で痛めつけるように攻撃する(しかもその時のヤスノブが前回の雪辱を晴らすかのように妙にトリガーハッピー気味)という、どう見ても悪役のようなふるまいをしていた。
しかしそれがデマーガの怒りを買ったのか、一瞬の隙をついて放たれた熔鉄光線をもろに食らいMod.2ユニットが破壊されてしまった上にメインカメラが損傷(左目が消灯していた)、そのまま格闘戦で一方的に痛めつけられてしまう。その後、駆け付けたブレーザーに助けられフェードアウトした。
因みに、この回のアースガロンの目には瞳が一切浮かぶ演出が無かったのは、親子の命を奪う者としての狂暴さの演出、または元ネタを意識した演出と思われる。
- 第11話「エスケープ」
GGFより飛来した怪獣と思われる隕石の迎撃作戦への参加命令が下され、アンリとゲントが搭乗したMod.2で出撃。
侵入したゲバルガをMod.2の多目的レーザーでの撃墜及び、第三次攻撃の足止めを命じられるが、着陸態勢に入ったゲバルガにレーザーを回避された為Mod.2ユニットをパージし、CQCモードで第三次攻撃の誘導装甲貫徹弾の着弾までの足止めを始める。格闘戦で徐々に優勢に立つが、電磁エネルギーのチャージ体勢に入った事で危険を察知したゲントの命令で現場から緊急離脱。電磁波攻撃により誘導装甲貫徹弾は全弾不発、到達せず爆発。離脱したアースガロンも飛行して回避を試みるがEMPが直撃して機能停止し、近くの湖に落下する。
- 第12話「いくぞブレーザー!」
前回の機能停止後、12時間かけて修理が行われ、EMP対策として搭載された対ゲバルガ用の銛「チルソナイトスピア」とアースガロンが持って射撃する仕様のメガショットによる作戦にヤスノブとテルアキが搭乗して参加。
某ロボットアニメ風の狙撃体勢を取って発射し、体内の『EMP発生器官(通称・電磁核)』を破壊した。その後、Mod.2を用いた牽制を行うが、前回の戦闘でゲバルガも学習したのか、あるいはCQCモードを得意とするアンリが操縦していないせいかパワーのみならず放電も用いて反撃されそのまま転倒、反撃が出来ずに押される。
覚悟を決めたゲントが再び変身したブレーザーと代わる形で出番は終わる。
- 第14話「月下の記憶」
飛行速度でも運動性でも遥かに上回るデルタンダル相手に本来想定していない空中戦を強いられ(例えるなら鈍足・鈍重な爆撃機で快速・軽快な戦闘機を迎撃してこいと命令されるくらいの無茶ぶりである)、テイルVLSをメインにしたミサイリアー的な戦法を余儀なくされる。
初手はヤスノブとゲントが搭乗して追跡を行うが、テイルVLSは全弾撃墜され圧倒的な速力差や機動性の違いを見せつけられた。
その後、発見されたデルタンダルの抜け殻の回収作業をテルアキとアンリの操縦で行った後、デルタンダル発見の報を受け、射撃戦より機動性を重視してアンリが続投。Mod.2ユニットを装備して出撃する。
多目的レーザーの収束モードによる威嚇攻撃で積乱雲から追い出す事はできたが、アースガンの機銃掃射を回避された上に衝撃波を浴びせられ、自動照準システムを破損させられる。大気圏外に離脱させない為にアースガンによる牽制を行っている間にブレーザーが出現。デルタンダルの注意が逸れた内にヤスノブがデルタンダル対策で搭載した有線の極超音速弾を撃ち込み、速力を落とす事に成功。
またしてもブレーザーの勝利に貢献した。
- 第16話「恐怖は地底より」
幻視怪獣モグージョンによりまともに動けるのがゲントとエミだけという状況下で、ゲントの指示で指揮所にいたエミが乗ることに。
ひとりでは戦えないと嘆くエミだったが、ゲントいわくAI対話システム「EGOISS」が搭載され会話可能になったらしい。
困惑しながら話しかけると画面の明滅とともに彼女に喋り始め自己紹介。自身を「アーくん」と呼んで欲しい、と彼女に挨拶をしてきた。ヤスノブからの言葉やこれまでの戦いのデータも記録しているためそれなりの融通も利く(が流石に感情には少し疎い)という、中々高性能な僕っ子人工知能である。
流石に動揺したものの一緒に戦う意志を確かめ、アーくんと共にエミはひとり出撃する。
現場に到着する際、飛行状態での攻撃は安定しないとエミに忠告するが、エミはスピード優先で急降下を選択し体当たり。ビル内の人間を捕食しようとするモグージョンを引き剥がすが、すぐに起き上がったモグージョンがカメラへ向かって幻覚を浴びせ、エミはモグージョンが自分自身の姿に視えるという幻視状態に陥ってしまう。
ブレーザーが駆けつけるもモグージョンは逆に反撃し圧倒。エミはまるで自分がブレーザーを蹂躙しているような光景を見せつけられてしまう。
が、そこへ突如モニターに別の画面が現れた。
それは、アーくんが自らの意志で呼び出し、応えてくれた、テルアキ、ヤスノブ、アンリからの通信だった。
3人とアーくんの呼びかけで幻覚を振り切ったエミはアースガンを発射しモグージョンを牽制。目を閉じたブレーザーに攻撃が来る方向を教えてサポートし、彼のチルソナイトソードによりモグージョンが倒されるのを見守ったあと、自分を助けてくれたアーくんに礼を言う。
「ありがとね、アーくん…」
『こちらこそ。急降下は適切な判断でした』
アーくんも彼女の判断を褒め、のちの会話でエミはアーくんとの初会話をとられたヤスノブに羨ましがられることになるのだった。
- 第17話「さすらいのザンギル」
市街地に現れたニジカガチ(怨霊態)に対してゲントが出撃命令を下し、ヤスノブとテルアキのローテーションで出動。ただしなぜかMod.2ユニットは装備しなかった。
ブレーザーと共にニジカガチと戦うザンギルが敵かどうかわからず攻撃できずにいると、突然ザンギルがブレーザーを攻撃し出した為、アースガンで援護射撃を実施。しかし効果はなく剣で斬られ、転倒する。
最後までSKaRD側には状況がわからないままニジカガチ(怨霊態)は撃破されてしまったが、アーくんが映像からブレーザーがザンギルに峰打ちを使った事をヤスノブとテルアキに話していた。
- 第18話「そびえ立つ恐怖」
イルーゴのガスに対抗するため空気洗浄機が付けられ、前回同様ヤスノブとテルアキのローテで出撃。
空気洗浄している最中、別個体のイルーゴが出現し背後を取られてしまいピンチに陥るも、アーくんが『雷を操る力があるチルソナイトソードでプラズマを発生させ、都内に蔓延したイルーゴガスを空気洗浄する』事を提案。スピーカーでブレーザーへの呼びかけを行い、その通りにブレーザーがイルーゴガスを浄化すると、弱体化したイルーゴの口の中にアースガロンの腕を突っ込み、アースガンの零距離射撃でイルーゴを撃破。
満を持してアースガロン単体で怪獣を倒すという戦果を挙げた。
- 第19話「光と炎」
イルーゴの本体であるブルードゲバルガ出現に対して以前のゲバルガ戦の教訓から電子回路を含めて対EMP仕様がされており予備のチルソナイトスピアもある為、テルアキとアンリが搭乗してMod.2で出撃。
今回はチルソナイトスピアを直接電磁核に突き刺さそうと行動するも、無数のイルーゴに捕まり以前より強力なEMPで通信システムをダウンさせられる。
ブレーザーを助けた新たな怪獣の力で炎の鎧を得たブレーザーによって助け出され、アースファイアやテイルVLSを駆使してブレーザーと共にイルーゴの群れを蹴散らし、破壊されたチルソナイトソードの代わりに持っていたチルソナイトスピアを渡してチルソファードランサーを生み出す手助けをした。
- 第20話「虫の音の夜」
星野町に現れた昆虫型生物ズグガンの対応の為に出動。ローテーションはゲントとヤスノブ。
ゲントの案で、巣があると山を破壊して直接内部に侵入。警戒して集まってきたズグガンの群れをアースガンで駆除している最中に大型の個体が更に地下から出現し、山肌を突き破ってアースガロンを山から追い出す。地上に出たあとは鎌と触手で責め立てられ、転倒したところを粘液で行動不能にされる。
- 第21話「天空の激戦」
Mod.3の第5回飛行実験にて機長がアンリ、ヤスノブがパイロットという初のパイロット同士の組み合わせ(テルアキとゲントのいずれも耐G訓練を受けていなかったため)。
5回目の飛行実験はデルタンダルのマッハ9を想定したもので、実験中にヤスノブがGに耐え切れず意識を失ってしまい、Gを耐えたアンリに操縦を切り替え、アーくんのアシストで事なきを得る。
デルタンダル(B)が出現した際、上層部から搭乗禁止を命じられたヤスノブが乗れなくなった為、アンリが単独で出撃。エミが地上からデルタンダル(B)の分析を行う。マッハ9で追撃は出来たが射撃性能ではアンリには不利で正確な目標に当てられず撃ち落とされてしまう。
デルタンダル(B)再出現時、ヤスノブの操縦権がまだ戻らない為に、ゲントは「移動中に遭遇戦になった」という名目なら上も文句はないだろうと考え、パイロットがアンリ、機長がヤスノブで出撃させる。
アースガンやテイルVLSで追撃するが、月光弾の連射で正確にロックできなかった。ブレーザーの介入でチャンスを得て関節部分にアースファイアを命中。
爆発の危険がある為、ブレーザーがデルタンダルを大気圏外に連れて行くとアースガロンも続き、月光弾発射部をアースファイアで貫通させて、ブレーザーがトドメを刺した。
- 第22話「ソンポヒーロー」
ヤスノブや整備班によりMod.3を含めたアースガロンの宇宙仕様への改修作業が行われていた。ギガスの出現を受けてモッピーを抱えたまま長野県へ飛びモッピーを近くの道路に降ろしたあとギガスと交戦。その最中、地下からレッドキングの奇襲を受けるが、ブレーザーも加わってタッグマッチに移行する。ギガスの冷凍攻撃を受け凍結してしまうがブレーザーのファードランアーマーの炎によって氷を溶かしてもらい、最後はアースファイアとチルソファード炎竜射の同時攻撃でレッドキングとギガスを撃破した。
- 第23話「ヴィジター99」
物語冒頭、小笠原諸島上空9万フィートでMod.3を搭載してテルアキ、アンリのローテーションで2体のデルタンダルをブレーザーと追跡していた。テイルVLSの直撃により1体に命中。命中した個体はブレーザーがレインボー光輪で撃破。残りはウラヌスドライブの出力を上げる前に大気圏外に逃げられブレーザーに撃破された。
その後、世界中にタガヌラーが出現した際に、Mod.2で出撃。機長はテルアキ、操縦士はヤスノブが担当。小洗に出現した60m級タガヌラーと格闘戦を繰り広げる。途中でタガヌラー達が宇宙怪獣を迎撃するためにティーテリウムを吸収していると判明。その必死さから苦戦を強いられたが目的が判明したことから攻撃を止め、防衛隊がタガヌラー迎撃の為に発射したサーモバリック弾を残弾を使って全て撃ち落とした。その後、発射した熱線が跳ね返された為に、離脱し爆発に巻き込まれるのを回避した。
- 第24話「第3波接近襲来」
ヴァラロンによる地球への月の激突の危機のため上層部の命令で宇宙での活動が可能なMod.4が早期に完成。エミを除くSKaRDメンバー全員が搭乗し月へ向かった。アースガロンのパイロットをアンリとテルアキ、宇宙航行の為にMod.3ユニットにヤスノブとゲントが搭乗。月面に到着するとヴァラロンから怪光線による先制攻撃を受け、その後接近戦に持ち込むも隙を突かれヴァラロンが生み出した有機爆弾を掴んでしまい、投棄しようとするも間に合わず爆発、ゲントを除く全員が気絶してしまう。その後月面での一斉爆破から退却したブレーザーに連れられひとまずの窮地を脱し地球へと戻ることとなった。
- 最終話「地球を抱くものたち」
地球へ降り立ったヴァラロンを追い、エネルギー切れとなったブレーザーを救助しつつ地球へ帰還。危機的な状況を前にしてすぐさま修理を行わなければならなかったが、ゲント隊長に恩義がある補給部隊が応援に駆け付け、早急な応急修理を行う事ができた。
その後、アンリとヤスノブが搭乗して再びブレーザーと共にヴァラロンに挑む。その直前、V99の船団までも出現しアースガロンはそちらに対応するよう指示を出されたが、テルアキの意向でヴァラロンの対処を優先する事に。
戦いの中、ハルノ元参謀長に救出されたエミによって真実が明かされ、アースガロンはV99由来の技術を使って建造されていた事が判明。それは、V99と対話ができる可能性があるという事であり、アーくんはV99との交信を試み、V99からの返信を断片的ながら翻訳する事に成功する。
《仲間、武器、光の星、新天地、旅、青い星、危険、恐怖、恐怖、恐怖……》
結果V99には元々敵意がなく、かつての不幸な事件がきっかけで地球は危険な星だと恐れていた事を突き止める事ができた。
これを受け、アースガロンは武装を解除してV99との和解を求める。
『私達は、戦いを望んでいない』
それに呼応するようにブレーザーも武装を解き、各国の防衛隊支部も攻撃準備を中止する。
それでも尚ヴァラロンに一方的に攻撃されてしまうが、エミの提案で『未来』と発信した事でV99も誤解を解いて『未来』と答え、退却していった。
こうしてアースガロンはブレーザーと共に尚も暴れ回るヴァラロンとの交戦を再開し、大破しながらもブレーザーの勝利に貢献した。
戦いが終わって機能停止する直前、飛び去ろうとしたブレーザーをぐるぐる目のまま手を振って見送った。そして基地に帰還後はヤスノブの労いに、笑顔のサムズアップで答えたのだった。
「お疲れアーくん!ちゃんと修理したるからな!」
『はい!』
臨海工場地帯に現れた50m級のズグガンに対してヤスノブとテルアキのローテーションによるMod.2で出撃。戦闘の最中にズグガンが高周波で仲間を呼び寄せ、同時に大小のタガヌラーも複数出現。大型のタガヌラーと2対1で責め立てられるも、ブレーザーの登場で逆転し、全兵装一斉射でタガヌラーを撃破した。最後はブレーザーと一緒に祈祷の演武をしようとするも、戦闘のダメージが祟って途中で倒れてしまった。
ダムノー星人のクラッキングによる地対地ミサイル攻撃には修理中だったため対応できず、ゴンギルガン出現後に体内に取り込まれたマブセ・ユウキ救出の為、アンリとテルアキがMod.4で出撃。ゲント達の支援を行うが猛反撃を受けて戦闘不能となる。その後、ブレーザーを支援するためにMod.4のユニットの電力をアースガロンに回し、全装備をパージして復帰。切り離したMod.3の飛行用バックパックでゴンギルガンを殴りつけながらブレーザーを援護した。
AD弾を撃ち込ませる為にアーくんの分析で弱点であることが分かった目元の触手を噛み千切り、最後はブレーザー光線と一緒に赤熱化した最大出力のアースファイアを浴びせてゴンギルガンを撃破した。その後、電力切れとなってまた転倒しそうになるも今度はブレーザーに支えられながら地面へ丁寧に横たえられたのだった。
- ボイスドラマ「首都直下撃滅作戦」
撃破したゴンギルガンの破片から発生した小型ゴンギルガンの駆除作戦に、マブセの協力で取り付けられた残留ダムドキシン探知器を搭載して参加。霞が関の周辺上空を哨戒飛行しながらSkaRDの隊員をサポートした。
今回は初となる、アーくん単独によるパイロット無しの無人飛行での活動を展開。アーくん曰く、これまでのヤスノブやアンリの操縦、戦闘パターンから学習したらしい。
このラーニングの速さにはゲントも「近々パイロット要らずになるかもな」とぼやいてる。
後編では、SKaRDの打ち上げ焼肉に通信で参加。お酒…ではなく燃料を飲みながらSKaRDメンバーと談笑していたがすっかり出来上がってしまい、通信画面の目のアイコンがぐるぐるになったり追加の燃料を頼んだり、帰宅しようとするゲントの為にタクシーのノリでMod.4で出撃しようとしてゲントやヤスノブに止められたり、男子会と称してハシゴしようとしたりと、コミカルで人間くさい一面を見せた。男声ではあるが男子という括りでいいのだろうか…
また、アースガロンの量産化計画が建っているようである。
終盤でmod.2装備で出撃してヘルナラクと対峙。
- 『超える想い』
序盤、mod.2ユニットをパージしてCQCモードで戦闘を展開するもヘルナラクの強固な表皮に苦戦して、奮闘虚しく倒れた。
その後、ヘルナラクの卵から生まれた幽体怪獣のバザンガと戦闘するブレーザーに加勢する。
なお、誰が搭乗していたのかは描かれていない。
一部ファンの間では「Mod.2をすぐにパージして格闘戦に移行しているのでアンリが操縦していたのでは?」とささやかれている。
ライブステージでの活躍
『NEW GENERATION THE LIVE ウルトラマンブレーザー編』
- STAGE1「新たなる光」
SKaRD池袋支部に貸し出され、リュウマ隊員が一人で搭乗。怪獣達と戦闘を繰り広げた。
- STAGE2「巡る願い星 SIDE ブレーザー」
謎の空間に閉じ込められたSKaRD隊員達が搭乗し、ブレーザーと共に迷宮内の怪獣と激闘を繰り広げた。
- STAGE3「もう一人の勇者」
別時空からやって来たバロッサ星人とアースガロンの偽物に対して、バロッサ星人と同じ時空からやって来たセブンガーと共に激闘を繰り広げた。
- STAGE4「・・・未来へ」
謎の敵に拉致されたエミ、アンリ、ヤスノブを救うためにテルアキが単独でアーくんに乗って出撃しようとするも、ゲントの作戦によりテルアキは指揮所で待機が命じられたため、リュウマ隊員、マイト隊員、アヤリ隊員の特別隊員と共にアーくん単独で動いている。
試験的に「もう一人の勇者」で対峙した偽アースガロンの自動操縦システムを用いている事が明かされ、この時はシステムのロールアウトから間もなくテスト段階なのもあり、よちよち歩き等愛くるしい動きを見せている。
ゲントが真の黒幕と戦ってる間にエミ達の救出に成功してからは、アンリとヤスノブが搭乗し地獄から蘇った怪獣達を倒し、後編ではmod.4で出撃して再生怪獣枠とはいえバザンガを単独で倒すという武勲を挙げている。
また、台湾で行われたショーではSKaRD台湾支部が開発した派生機「ダッシュガロン」が登場している。
立体化
玩具はDX玩具として発売。
DXキングジョーSCやDXテラフェイザーのノウハウを生かし、発光やビーム発射音、ゲントのボイスに加え、全身20か所可動と可動性も重視されている。
さらに、背中部分にはジョイント穴が二つあり、別売りのMod.2ユニットを装着させることでその装備に対応した音声やボイスへと切り替わる。(仕組みとしてはジョイント同士の真ん中にあるスイッチを押し続けた状態になることで音声が変わる仕様。そのためユニットが無くてもスイッチを常に押した状態にすれば装着状態の音声を再生することは可能だったりはする)
そして、放送終盤の12月27日には「アースガロン COMPLETE EDITION」が予約開始。
DX版をベースに新規造形パーツでディテールやギミックを強化した豪華仕様で、Modユニットを接続した各形態を再現(自動検出ギミックが追加されたためかDX版との互換性は無し)、表情パーツやチルソナイトスピア等のオプションパーツも付属。
劇中BGMに、SKaRD隊員や“アーくん”のボイスも多数収録される。
2024年3月発送予定。
S.H.Figuartsでも発売が決定し、2023年12月に一般販売。
こちらではテイルVLSの展開ギミックを搭載し、パーツ換装により目の表情の変化、アースファイアの砲口やコックピットハッチの展開を再現できる。
Modユニットは、プレミアムバンダイからすべての形態を再現できるオプションパーツセットの形で販売が決定。アースファイアの発射エフェクトと別売りのウルトラマンブレーザーに持たせることができるスパイラルバレードが付属する。
2024年3月4日に予約開始。同年10月25日に発送開始した。
また次作のウルトラマンアーク出演に伴い、2024年11月23日にウルトラ怪獣シリーズでソフビ化することが決定した。
余談
- 顔付きが犬のようなデザインになっているのは、「劇中での設定は犬好きでSKaRDの創設者であるハルノ参謀長の意向によるものでは?」という考察も上がっている。さらには、「ハルノと同じく犬好きで知られるあの監督が好きそう」という意見も…?
- ブレーザーのCVを務めるスーツアクターの岩田栄慶氏と田口清隆監督の対談内で、ブレーザーの掛け声について話している際に監督は、「ブレーザーの掛け声の元になっている「Hello」の語源が注意を引くための呼び声&猟犬を呼ぶ時の掛け声だったのを思い出し、ブレーザーが怪獣ハンターならアースガロンは相棒の猟犬という立ち位置」と話している。
- 第3話では川北逆光で佇むシーンが取り入られており、そのデザインも相まって「VSシリーズのメカゴジラみたい」という声が上がっている。また、戦闘中の「レフトアーム破損!」という台詞はゴジラVSスペースゴジラへのオマージュと思われる(ニコニコ動画での配信では、案の定「構わん!」のコメントが弾幕として流れた。この視聴者達、ノリノリである)。そもそも、第3話での登場の仕方が『ウルトラマントリガー』第19話「救世主の資格」でのウルトラマンティガと同じである。ちなみにこちらも田口監督が担当している。
- 第6話でブレーザーと海のプールで戦っているが、何気にロボット怪獣がプールのセットで戦うのは『ウルトラセブン』のにせウルトラセブン以来55年ぶりであり、奇しくも第6話の前日は『セブン』第46話が放送されてから55年目でもある。
- 第9話のガラモンの棘でコックピットが破損する演出は同話を監督した越監督によるとロボ好きとしてはやりたかった演出と話している。
- 第10話での黒目を無くしたのはデマーガに感情移入してもらう為に意図的に演出したとのことで、第9話に引き続き第10話を担当した越監督が語っている。
- 彼の愛称「アーくん」は、英語字幕では"Earthy"となっている。
関連動画
円谷公式YouTubeチャンネルでは、主題歌「僕らのスペクトラ」に合わせて踊る「スカード体操」を披露している。かわいい。
関連タグ
- 特空機:同じ田口監督の作品に登場する、防衛チームが保有するロボット怪獣兵器の先輩達。中でも1号機のセブンガーは、防衛チーム最初の戦力である点、状況に応じて目に変化が現れる点など共通点が多い。ちなみにセブンガーとはウルトラヒーローズEXPO 2024ニューイヤーフェスティバルにて初共演した。更にブレーザー本編最終回で本機が外宇宙の技術を基にして製造・完成したのが明かされた点でも、特空機と共通しているともいる。
- テラフェイザー:前作の防衛チームが保有する先輩ロボット兵器。
- サイバーゴモラ:同じ田口監督の過去作に登場する防衛チームの味方怪獣で、こちらはロボットではないがオーソドックスな怪獣型である点が共通。
- アーストロン:名前が一文字違いの怪獣。
- ガロン、ブラックガロン:名前に「ガロン」が入っている怪獣繋がり。
- ダイナドラゴン:同社における似た立ち位置の大先輩。
- ダイナレックス:上記と同じ立ち位置のサポートメカ。
- メカゴジラ:アースガロンが基地から発進するシーケンスに、「ゴジラVSメカゴジラ」に登場するGフォースメカゴジラの発進シーンと似たような構図が存在する。
- 3式機龍:シルエットや細部のデザインが酷似している他、目が赤色になり暴走した点、自我があるかのような行動を取り自らの関係者を守った点など、共通点が多い。
- デスザウラー、オメガレックス:同じく口腔内に荷電粒子砲を装備した恐竜メカ(金属生命体)。ただし追加武装や出撃の仕方はアニメでのこちらに近い。
- ダグデド・ドゥジャルダン:同時期のスーパー戦隊に登場する悪役キャラクター。(EGOISSとの)声優繋がり。
- アースガロン→アースガロンMod.2