DATA
概要
『ウルトラマンアーク』に登場する怪獣。
第16話「恐れの光」にて、ザディーメの残した次元の裂け目から聴こえた鳴き声や、尖兵であるモグージョンの見た幻影として顔見せ程度に登場し、その後ザンギルの口から初めて存在が明かされる。
ザンギルから"冥府の闇将軍"と呼ばれる、この世とあの世の境界にある魔界に君臨する存在で、彼曰く自身の尖兵となる幽体怪獣達(ザンギル曰く「悪霊や鬼と言うべき存在」)を生み出して現世へと送り込み、この世の調和を乱して『アーク』世界の地球に自身の怪獣幕府を打ち立てようと目論んでいるらしい。
ただし、手駒とするつもりでザンギルも蘇らせたのだが、そのザンギルは支配を脱して敵対。
挙句に本来ならば無敵の軍団だった筈の幽体怪獣達は、ザンギルが自分の刀を使った幽体と実体の境界を揺るがす力をSKIPにもたらした所為で次々と撃破され、侵攻は立て続けに失敗、一つの失策が致命的な形になりつつある。
ザンギルの話によれば、ヘルナラク自身も次元のすぐそこにまで迫っているが、現時点ではその行く手を遮り戦っている勇者によって侵攻を食い止められているという。
外見
左右で様相が大きく異なる歪な姿をしており、右半身は幾何学模様が刻まれた鎧を着込んだかのような無機質な姿だが、左半身はまるで肉体を蝕むかのように複数の怪獣が見境なくごちゃ混ぜに組み合わさったような、奇怪な肉塊の如き醜悪な風貌となっている。
その各部のパーツは、確認できるだけでもバザンガの外殻、ゲードスの頭部、タガヌラーの腕など、前作の登場怪獣達らしきパーツばかりとなっているが…?
能力
体を左右に分割することで、死んだ怪獣の魂や残留思念を封じ込めたクリスタル状の幽体怪獣の卵を生み出し、次元の裂け目から送り込み、孵化した幽体怪獣達に闇のエネルギーを供給して支配下に置いている。
他にも、攻撃技として眼から怪光線を放つ能力を持つ。
余談
関連タグ
- ジェロニモン、ウルトラマンベリアル、バット星人グラシエ、レイバトス:死んだ怪獣を復活させて軍団を築いた、ウルトラシリーズの先輩達。特にジェロニモンは、復活させた怪獣の中で裏切り者がいた点が同じ。
- ジャンボキング、イズマエル:1つの作品の登場怪獣のみで構成された合体怪獣繋がり。ただしコイツらは作品の黒幕の配下であり、一方のヘルナラクは自身が事件の黒幕という違いがある。
- デストルドス:怪獣がごちゃ混ぜに合体したようなデザインの合体怪獣繋がり。なお、あちらは通称「令和のタイラント」と呼ばれているが、令和作品の怪獣のみで構成されたヘルナラクは真の意味での「令和のタイラント」とも言える。
- アブソリュートタルタロス:「地獄」「奈落」という意味の名前を持つウルトラシリーズのキャラクター。また、「ナラク」という名前の次元系能力を使う。
- アクエリウス、グロブスク、ゴブニュ(オグマ):シルエットが似ている。
- グア軍団、バロッサ星人(四代目)、セレブロ:2つの「ウルトラマンが属する世界」を巻き込んだ事件を引き起こし、双方のウルトラマン達と防衛チームを敵に回した者達。