石堂シュウ
いしどうしゅう
「星元市には更なる調査を必要とする案件が山積みですね。その解明に今何よりも必要なのは……上質なコーヒー豆!」
演:金田昇
『ウルトラマンアーク』の登場人物。
地球防衛隊日本支部宇宙科学局からSKIP星元市分所に派遣されてきた特別調査員。25歳。
飛世ユウマの相棒的存在。
宇宙物理学と宇宙生物学の専門家であり、基本的には宇宙人や怪獣の調査・研究が専門だが防衛隊員であるため、星元市分所の中で唯一対怪獣用銃「エレマガン」の使用が認められている。幼少期はアメリカで過ごし、就学後も海外での生活が長かった模様。また祖父は天才と呼ばれた物理学者であった。
基本的に冷静沈着で、年下であっても敬語で話す。容姿と言動からはお堅いイメージを受けるが、第2話にてユウマの「まずは信じること」という信念に習い、上に話を通さず独断で宇宙科学局のSAR衛星を使用してリオド発見に貢献しており(当然後で上司から咎められ始末書30枚が課された模様、なお第4話の後まで後回しにしていた)、柔軟な思考とそれに基いた行動もできることがうかがえる。また実質防衛隊の下請けであるSKIPに対しても偉ぶらないなど人が出来ている。
自身を救ってくれた謎の巨人には「いつかお礼を言いたい」と言うほど信頼しており、飛び去る際に虹色の円弧(アーク)を描いたことと「いつまでも謎の巨人では失礼」という理由でウルトラマンアークと命名している。
実は極度のコーヒー中毒であり、それがないと取り乱してしまう残念な面がある。
インスタントだろうが缶コーヒーだろうが何でも良いのだが、星元市分所ではコーヒーを飲む習慣がないと知ると「コーヒーのない職場が存在するとは…!」と酷く嘆き、常駐が決まると自前のコーヒーメーカーを持ち込んできた。
物価高の影響で上からSKIP所内で節約が決まり一日3杯しか飲めなくなると、ユウマを巻き込んで電子通貨アプリホシペイにある動画配信の投げ銭システムでコーヒー代を稼ごうとし、再生数アップのために「SKIP公式」という名前を使おうと考える等、割と手段を選ばない所がある(数日後本部に呼び出されて、数時間自分の動画を上司の隣で見続けられることになった模様。情報漏洩に関する動画はなかったため、対したペナルティにはならなかったものの、動画配信禁止を言い渡されている。なお本人も後に「人には向き不向きがある」と前向きに捉えている上に、そもそもの原因が取り除かれた今配信を続ける必要性も皆無である。)
なお、基本的にコーヒーはブラック至上主義であり、カフェラテやコーヒー牛乳は邪道という認識らしい(第3話ラストではコーヒー牛乳をユウマに提案された際にドン引きしながら驚愕する場面もある)。
猛暑の中ユピーに最高品質な豆を使って氷で冷やしたアイスコーヒーを飲むと眼がガン決まっている。
また、第5話では「コーヒーに合うもの」としてゆで卵を食べていた(ユピーは疑問符が頭に浮かんでいたが、実際はコーヒーとゆで卵はカフェインと硫黄が結びついてしまい鉄分の吸収を阻害するのであまり相性が良くない。しかし彼にとってコーヒーはカフェイン摂取の手段ではなく嗜好品の類なので、モーニングでの組み合わせからゆで卵に行き着くのは別に不思議な話でもない)が、このゆで卵に塩を振りかけたのを見た伴所長と牧野博士が湖を作った怪獣の謎を解くヒントになった。
第17話ではザンギルに事件のあらましの説明を受ける中、共にコーヒーを愛する者同士意気投合、コーヒーの産地や淹れ方について熱く語り合い、「わかる者同士」として友情を育んだ。
ザンギルの今際の際にも彼に末期のコーヒーを出し、未練を満たしながら見送っている。(前作では注文していたコーヒーを飲めず、「それだけが心残りじゃ…」と言いながら消えていった)
防衛隊の同僚が狡猾な侵略系宇宙人に騙されたり、命を落とした者もいることから宇宙人に対し不信感を抱いており、宇宙人案件に関与していると思われたあけぼの荘の従業員にも尋問を浴びせていたが、クロコ星人の誠実さやユウマの「まずは信じる事」という信条に触れ、考えを改めるようになる。
SKIPに派遣された本来の目的はオニキスの調査であり、本来は機密事項なため内密に行動してたが、事態が急転したためリン達にこれまでの怪獣案件やK-DAYの真実を告げた。
オニキスを巡る騒動が一段落着いた為、科学局に戻る予定だったが、幽体怪獣・モグージョンの騒動を受けて上層部に打診、今後もしばらくSKIPに留まるつもりの模様。
またユウマに名前の「シュウ」で呼んで欲しいと言い(SKIPのメンバーが名前で呼び合っているのが羨ましかった、と語っていた)、ユウマもそれを了承し「シュウさん」呼びに変わった。
第18話の終わりでは次元の裂け目に飲み込まれたユウマの前に防衛隊のような服装をしたシュウが登場。ブレーザーの世界で活動するシュウで並行世界の同一人物と思われる。第19話ではザンギルと協力しヘルナラクの対処をしていたことが明らかになった。
ブレーザーの世界のユウマとも同僚のようで、明らかに一般人の姿をしたユウマを見て並行世界の住人と確信し彼に協力した。ちなみにコーヒーより紅茶派。
- 演者の金田氏はシュウと異なりコーヒーが苦手で飲めないとインタビューで語っている。
- 第1話終盤でシュウが持参した自前のコーヒーメーカーはイタリアの家電ブランドであるデロンギ社製(本作の装飾・小道具協力にクレジットされている)であり、値段は約11万円もするそう…。
- X(旧Twitter)での連動企画は本作においては「石堂シュウの日記」となっており、本編の中で彼が何を感じたか等が記されているため必見。また、彼の上司と思しき丹生谷班長なる人物についても言及されている。
- シュウの立ち位置はSKIPと防衛隊の橋渡し役と本作の話の縦軸がユウマとのバディものであることが辻本貴則監督から語られている。ウルトラマンタイガ等過去作でバディものをコンセプトに扱った作品はいくつかあったものの、男同士のバディものを扱ったウルトラ作品はあまりなかったため、設定を作るなかで脚本の継田淳氏が提案、プロデューサー陣と意見が一致したことでユウマのバディのようなキャラクターとして設定された(出典)。
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すべて見るだってずっとそうしてきたから
今日公式Xで公開された石堂シュウの日記の最後が衝撃的だったのでかっとして書いた。反省はしていない。 背負っているものも多いけど、ユウマがいつか心から楽しめる趣味に出逢えることを願って。2,780文字pixiv小説作品- arc jump'n to the sky
EPISODE.1:走れ、ユウマ!
今年も遂に始まりました、ウルトラマンシリーズ最新作『ウルトラマンアーク』!今回は物語の始まり、第1話『未来へ駆ける円弧(アーク)』です!長年に渡ってウルトラシリーズを支えてくれた辻本監督の初メイン監督作品です!新ヒーロー、ウルトラマンアークは昭和ウルトラマン、特に帰ってきたウルトラマン(ジャック)が好きな辻本監督の熱い思いによって形作られた、懐かしさと新しさが同居するウルトラマンです!アーク自体は非常にシンプルな見た目のウルトラマンであり、これは辻本監督がデザイナーの後藤さんにそう発注したかららしいです。前作のウルトラマンブレーザーとは異なり、非常にイラストが描きやすいウルトラマンです(笑)。マン顔なのにセブンタイプの目、更に頭部の形状は独特です。何となく、タイガやレイガを想起するイケメンフェイスです。技も非常にシンプルでパンチ、キック、チョップ、連射光弾のアークテラショット、防御障壁のアークギガバリヤー、光輪のアークエクサスラッシュ、そして必殺光線のアークファイナライズです。本当に初代ウルトラマンやジャックを彷彿とさせる基本的な能力ばかりです。ですが、アークには強い武器があります。それが目元に手をかざして召喚する辻本監督いわく『眼鏡剣』であるアークアイソード、そしてカラータイマーが赤く点滅した時にしか使えない最後の切り札、<ソリスアーマー>と<ルーナアーマー>です。ソリスアーマーは太陽の力、そしてルーナアーマーは月の力が秘められています。太陽と月の力で戦うウルトラマン、コスモスですかね(笑)?ちなみに、アークのこれらの能力は全て幼い頃の主人公、飛世ユウマが考案したものです。アークはユウマの想像力から生まれたウルトラマンであり、彼にその力を齎したのは遥か宇宙の彼方から到来した光の勇者、【ルティオン】だそうです。ちなみに、ルティオン=アークは何故か死んだユウマの父親と同じ声色をしています。アークと死んだユウマの父親には何か関連性があるのでしょうか?16年前に発生した全世界規模の怪獣の同時出現、通称<K-DAY>によって両親を喪ったユウマは怪獣生物学の道に進み、そしてSKIPに就職しました。大らかな性格の伴ヒロシ所長、しっかり者のお姉さんである夏目リン先輩、リンが作ったAIサポートロボであるユピーザロボット、彼の声を聞くと何故か「アクセスフラッシュ!」というセリフが聞こえてきます(笑)。そして、第1話の最後で仲間入りした地球防衛隊から出向してきた特別調査員、石堂シュウ。個人的にはシュウのキャラが一番濃かったですね(笑)。まさかのコーヒージャンキーで、コーヒーが無いだけであそこまでパニクるとは…(笑)。終いにはSKIPの事務所に自前のコーヒーメーカーを持ち込む始末(笑)。でも、いざという時は頼れる人物で、アークとはまた違った意味でユウマの良き相棒(バディ)になれそうです。彼らの物語を紡ぐに当たって、今回はユウマ達の心情を描くのではなく、第三者の視点からユウマ達の物語を見届けた方が面白そうだと思って、観察者(ウォッチャー)というキャラを勝手に捏造しました(笑)。まあ、言うなれば私や視聴者の皆さんの代理人みたいな存在です(笑)。この物語は、基本的に観察者の視点でユウマ達の活躍を振り返っていきます。今作も前作のブレーザーと同様、新規怪獣がたくさん登場するみたいで嬉しいです。そして、何故かみんな可愛い(笑)。でも、能力は侮れません。今回のシャゴンも第1話の怪獣に相応しく強敵でした。そして、めちゃくちゃキモい宇宙寄生生物のウーズがこの物語で重要な鍵を握ってそうな気がします。そして、K-DAYの際に唯一宇宙から飛来した宇宙怪獣であるモノゲロス、そしてモノゲロスと何かしらの関連性があると思わしきディゲロス、この二体の宇宙怪獣も物語に深く関わってくるでしょうね。想像力を武器に戦うウルトラマンアークの物語、半年間しっかりと観察者の視点から見届けたいと思います!15,440文字pixiv小説作品 - arc jump'n to the sky
EPISODE.12:彷徨える彼方からの友人
ウルトラマンアーク第12話『お前はギヴァス』、遂に前半戦ラストエピソードの解決編です!オカグビラとウルトラマンアークを圧倒した機械巨像ギヴァス、彼は<惑星メグマ>で造られたメグマ星人の宇宙船のような存在でした。惑星メグマは今回再登場したクロコ星人の出身地<クロコ星>があるシャンピーム系銀河に存在する惑星で、その星は聖なる月<ムジャーリ>の恩恵を受けて栄えていたようです。しかし、ムジャーリは力を失ってしまい、多くのメグマ星人が死に絶えてしまいました。ギヴァスを造ったメグマ星人のマスターはギヴァスと共に解決策、新たな月、第2のムジャーリを探す旅に出ましたが成果は得られず、結局のところ惑星メグマは滅びてしまいました…。それでも生きた証を残す為にマスターとギヴァスは旅を続けましたが、マスターはいずれ自分が寿命を迎えて死ぬ事を悟っていました。遺されるギヴァスを思い、マスターは自分の死を隠しました。いつの日かギヴァスの前に『新たな友』が現れてくれる可能性に懸けたのです。そして長い時を経て、ギヴァスの前にはユウマという新たな友が現れました。最初、ギヴァスはユウマを敵と見做していましたが、ユウマが体を張った説得を続けた結果、ユウマの思いはギヴァスに届きました。今回、ユウマはウルトラマンアークの力に極力頼らず、あくまで人間・飛世ユウマとして自分にできる事を精いっぱいやりました。それを考えれば、この結果は当然の帰結と言えますね。ユウマという新たな友を得たギヴァスは、ユウマの導きで地球の月へと向かいました。いつの日か、ギヴァスはユウマの友としてユウマの危機に駆けつけ、助けてくれる事でしょう。しかしオカグビラよ、お前は何をしに来たんだ(笑)?まあ、工事の騒音がうるさくて地上に現れたところにギヴァスにボコられたから、今回はリベンジマッチのつもりだったんでしょうね。でも結局勝てなかったから、オカグビラは地面に潜って逃げました(笑)。とりあえずギヴァス案件は解決しましたが、まだ謎が残っています。ギヴァスが探していた『新しい月』とは、いったい何だったのでしょう?聖なる月ムジャーリが惑星メグマに恵を齎す存在、エネルギー源だったとするならば、新たな月はトリガー世界の<エタニティコア>のような巨大なエネルギー源なのかもしれませんね。さて、次回は本編に絡んだ総集編!石堂さんがアークのこれまでの戦いを振り返るようです。来週も楽しみにしています。そして、10月に入ったのでいよいよ後半戦スタート!ユウマとアークの前に彼らを敵視する佐藤江梨子さんが演じる謎の女性宇宙人、<スイード>が現れます!スイードはアーク=ルティオンを「裏切り者」と呼ぶようですが、いったいどういう事なのでしょうか?彼女が使役する宇宙獣ザディーメに追い詰められるユウマとアーク、しかし絆の力で危機を乗り越えた時、彼らに新たな『力』が…!後半戦も楽しみです!10,498文字pixiv小説作品 - arc jump'n to the sky
EPISODE.6:山宿奇譚
ウルトラマンアーク第6話『あけぼの荘へようこそ』、個人的に今までの話の中でブッチギリで好きな神回です!今回の話でアークの世界における宇宙人に対する防衛隊のスタンスが見えました。どうやらK-DAYの前後から数多の宇宙人が地球に紛れ込んでおり、しかもそのほとんどが地球侵略を目的にしていた悪辣な宇宙人だったようです。なので、この世界の地球人は宇宙人に対して強い忌避感情を抱いているようですね。タイガの世界に少し似ているような気がします。石堂さんも過去に何人もの同僚が宇宙人に騙されたり、中には殺された人もいたようなので、宇宙人に対しては強い敵意を向けていました。しかし今回、アークの物語では初めて登場した宇宙人であるクロコ星人は『茸狩宇宙人』の別名の通り、地球侵略の意思は全く無い善良な宇宙人でした。人間態のヌマタは芸人のアキラ100%さんが演じられています。OPに出ていた四つ目の謎の存在がクロコ星人だったようです。地球に来たのも新種開発の為に地球のキノコを採取したかったからという、何とも平和的な理由からでした。しかもクロコ星人はかなり不憫な宇宙人で、宇宙で起こった異常で仲間達が慌てて地球から去ったので置き去りにされてしまったのです…。末広山を彷徨ったクロコ星人は運よく理解あるあけぼの荘の女将さんに助けられて、そこで番頭として働いて16年も地球人として暮らしていました。その合間に粗大ゴミやキノコの苗床を利用して作った母星へ帰るたった一つの手段である宇宙船を、彼は今まで自分を匿ってくれた女将さんや仲居さんに恩を返して助ける為に特攻してシャゴンにぶつけたのです!何て良い奴なんや…(´;ω;`)。宇宙船は壊れて母星に帰れなくなってしまいましたが、クロコ星人はこれからもあけぼの荘の番頭・ヌマタとして地球で慎ましくも幸せに生きていくのでしょう。クロコ星人、とても好きな宇宙人になりました。ぶっちゃけ、徒然駄文シリーズの桐ヶ谷チルドレンやSEED FUTUREのハルとも友達になれる逸材だと思います(笑)。今までの話を通して見て、アークはコスモス程ではありませんが『優しい世界』だなと思いました。あと、これは推測ですが今回の話の土台になったのは帰ってきたウルトラマンの『怪獣使いと少年』ではないかと思います。あっちとは違ってハッピーエンドでしたけど。そして戦闘では第1話の怪獣、鎧甲殻獣シャゴンが再登場!今回は本来の生態がかなり深堀りされていましたね。超肉食で、仲間を呼んで食料を分け合うそうです。仲間意識は強そうですが、人間にとっては大迷惑な害獣である事には違いありませんね。2話ぶりに再登場したソリスアーマーは装着すると光線技が使えず空も飛べないというデメリットがありますが、そのデメリットをアークアイソードとソリスアーマーキューブで補うのは上手いなと思いましたね。アークアイソードにソリスアーマーキューブをセットして放つ必殺技は<ソリスソードエクスプロージョン>という名前だそうです。さて、次回は特別総集編!全国各地にあるSKIP分所の一つ、フジヤマ市分所で【中村】という名前のSKIP職員がユピーと同型のロボット、【チャッピー】と一緒にウルトラマンアークのこれまでの戦いを振り返るみたいです(笑)。というか、ユピーと同型のロボットって結構いるんですね(笑)。大阪にも関西弁を話す【ツッピー】ってロボットがいるみたいですし(笑)。なので、私の設定も『SKIPアキタ市分所にいるユピーと同型のロボット(ただしポンコツw)』という事にしておきます(笑)。そして、再来週の本編では遂にアーク第2のアーマー、<ルーナアーマー>が初登場!ガスを食べる生態を持っているらしい地底灼熱怪獣ホムガーと激闘を繰り広げるようです!ますます面白くなるウルトラマンアーク、次回も楽しみです!13,814文字pixiv小説作品 - arc jump'n to the sky
EPISODE.8:お金は大事だよ♪
ウルトラマンアーク第8話『インターネット・カネゴン』、アークでは回想を除いて初となる過去作品からの怪獣がゲスト出演です。その怪獣とはシリーズの始祖、『ウルトラQ』に登場したコイン怪獣カネゴン!しかも、令和の時代にアップデートされたカネゴンは星元市で使用される地域限定デジタル通貨、<ホシペイ>をPRする為に開発者である銅金カナオさん(女性)が試験的に実装した完全自立型AI、V(ヴァーチャル)怪獣という立ち位置になりました(笑)!カネゴンの声優はウルトラマンZの時は『かいじゅうステップワンダバダ』でデフォルメされたカネゴンこと『カネちゃん』を演じた福圓美里さんでしたが、アークのカネゴンはSSSS.DYNAZENONで主人公・麻中蓬の母ちゃんを演じた折笠富美子さんです。ちなみに、お二人ともプリキュア声優でもあります。話を戻しますが、デジタルに適応したカネゴンといえば『ウルトラマンゼアス』に登場したクレカ決済ができるデジタルカネゴンを思い出しますが、実体を持たない完全デジタル生命体という立ち位置のカネゴンはインターネット・カネゴンが初めてでしょう。ついでに言うなら、ウルトラマンと初めて戦ったカネゴンもインターネット・カネゴンになります。そして、カネゴンと言えばやっぱり絡むのはお金!Vtuberのような動画配信者として一躍人気者になったインターネット・カネゴンが投げ銭として投資されたホシペイを食べまくり貯め込んでしまった事で星元市に未曽有の経済危機が起こるという、シャレにならない前代未聞の事態が発生しました(笑)!人間側のゲストである株式会社ホシペイCEO、銅金カナオさんによる『投げ銭とお金の循環の講義』も非常に分かりやすかったです。貯め込むだけで使わないと経済のバランスが崩れてしまうという事ですね。劇中で石堂さんが言っていたように節約は我慢ではなく、余計に持たず余計に使わず、でも適度にお金を使わなければいけないという事ですね。私もお金のやりくり、ちゃんとしないといけないなぁ…(笑)。Vtuber、投げ銭、物不足、物価高、こういった今の世情をストーリーに組み込んで素晴らしい物語に仕上げる、これぞ正にウルトラシリーズの醍醐味ですね。さて、次回は再びリンさんのメイン回!リンさんには憧れの人がいるようです。それは怪獣分析班の山神さん。しかし、彼には防衛隊が採取した怪獣の細胞を横流しした疑惑がかけられているようで…?何だか切ない話になりそうですね。怪獣はパゴスとネロンガが登場!次回も楽しみにしています!16,516文字pixiv小説作品 - arc jump'n to the sky
EPISODE.7:灼熱の神獣
ウルトラマンアーク第7話『満月の応え』、色々と考えさせられるメッセージ性の強いお話でした。SNS上では賛否両論でしたが、駄文使いは今回のお話は『人間の価値観と怪獣の価値観の衝突の物語』と捉えています。地底から出現した灼熱怪獣ホムガーは命を次の世代に繋ぐ際に大爆発を起こして、その爆発エネルギーを生まれる子供に与える生態の持ち主でした。しかし、ホムガーのその生態は人間にとっては『害悪』としか見做されません。K-DAYから始まった怪獣災害に悩まされているからこそ、防衛隊はホムガーの排除に動きました。「ホムガーへの攻撃を止めて、そっとしておいてほしい」とユウマに訴えた精霊と思わしき謎の女性は、おそらくホムガーの意思の代弁者なのではないかと駄文使いは考えています。自分の声が唯一聞こえたユウマに、かなり一方的な物言いをした彼女でしたが、彼女が太古からホムガーと共に生きている存在であるならば、そもそも「人間に慮る」という思考自体が無いのかもしれません。それでも、彼女はホムガーが出産をする地域に住んでいた人々を逃がす為に人々の前に現れて警告をしていました。しかし、今の時代では彼女の声を聞ける者は無きに等しいようです。『xxxHolic』でも描かれていましたが、大昔に『神』と呼ばれて信仰されていた超常的な存在が時代の移り変わりと共に忘れ去られて、その存在や力が失われていくというのは往々にしてよくある話です。おそらく、今回のホムガーと精霊の女性もそういった存在なのでしょう。今の時代ではホムガーは排除される側の存在、それを良しとできない彼女はホムガーの命の営み、命を次の世代に繋ぐ行為を守る為に『人と怪獣の狭間に立つ力ある者』、ウルトラマンアークに助けを求めたのでしょう。結果としてアークが生み出した新たな力、月光の如き<ルーナアーマー>の力によって星元市消滅の危機は去り、ホムガーも命を次の世代に繋ぐ事ができました。しかし、未来でもウルトラマンが人類を守ってくれるとは限らない。だからこそSKIPは、人間はホムガーの調査を続けて、共存できる手立てを見つける為に考え続けなければいけないのでしょう。今回のお話からは、そんなメッセージを読み取る事ができました。さて、来週はコイン怪獣カネゴン登場!今回のカネゴンはとんでもない進化を遂げていて、何と電脳世界に住み着いて電子マネーを食べまくるデジタル生命体だそうです(笑)!Vtuberのような動画配信者の真似事をしてスパチャを食べまくるカネゴン、そのせいで星元市の電子マネー<ホシペイ>が枯渇するという前代未聞の経済危機に(笑)!SKIPが出動…するわけですが、電脳世界に住むデジタル怪獣にどうやって対処するのでしょうね(笑)?っていうか、コレって完全にグリッドマン案件じゃねーか(笑)!一応、アークが電脳世界にダイブしてカネゴンと戦うみたいですが、その絵面も非常にシュール(笑)。ユウマと石堂さんは何故かVtuberと化していますし、次回は完全にギャグ回でしょうね間違いなく(笑)。次回も楽しみにしています!12,426文字pixiv小説作品 - arc jump'n to the sky
EPISODE.13:コーヒーブレイク
ウルトラマンアーク第13話『シュウのレポート』、第5話で登場した牧野博士が近々出版する怪獣関連の書籍の誤字脱字の確認を行うゲラチェックに勤しむSKIPの面々が今までのアークと怪獣の戦いを振り返りながら、『ウルトラマンアークとは何者なのか?』という疑問について考えを巡らせる毎年恒例の総集編です。後半戦で重要なカギを握る要素が初出されるので侮れないのがニュージェネシリーズの前半戦と後半戦の間に挟まれる総集編です。そして、アークでもそれらしき要素が見受けられました!それは石堂氏のレポートに書かれていた『オニキス』という謎の単語。普通に捉えるならば『黒瑪瑙石』の事で、ギリシャ語で『爪』を意味しています。しかし、ウルトラシリーズにおけるこういった存在がただの物体であった事など一度もありません。果たして、オニキスとはいったいどういう代物なのでしょうか?その謎が次回、さっそく明かされるようです!以前にも書きましたが、モノホーンに再び異変が発生して、ユウマの前にウルトラマンアークの前身、光の巨人ルティオンを『裏切者』と呼んで蔑む佐藤江梨子さん演じる謎の女性宇宙人、スイードが姿を現します!スイードが操る宇宙獣・ザディーメは四次元立方体を駆使して敵を攻撃する超強敵!更に相手の攻撃を吸収してしまう特性を持っているので、ウルトラマンアークは未だかつてない窮地に立たされてしまうようです。そして、遂にウルトラマンアークから語られる16年前に起こった<K-DAY>の真実…。ユウマ達が住む地球に何が起きようとしているのでしょうか!?次回が楽しみです!7,990文字pixiv小説作品 【ウルトラマンアーク】その瞳に映るものは
ウルトラマンアークがちょっと面白過ぎてェ……そしたらなんか二次創作のお題まで流れてきてェ……。 というわけでウルトラマンアークSS初投稿です。ご存知の通りアークは木曜日に非常に重要な情報が開示される、Twitter連載ミニWEBコンテンツ・「石堂シュウの日記」があり、なんとこのSSはそれを待たずに書いているので、最短5日で本編と齟齬が出る可能性があるのですがご容赦いただけると幸いです。それではどうぞ。4,175文字pixiv小説作品