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DATA編集

別名:灼熱怪獣 (しゃくねつかいじゅう) / 地底灼熱怪獣 (ちていしゃくねつかいじゅう)
身長:58m
体重:4万t
出身地:地底
デザイン:津島直人
スーツアクター:高橋舜

概要編集

灼熱怪獣ホムガー

ウルトラマンアーク』第7話「満月の応え」に登場。


オレンジ色のトラのような外見をした四足歩行地底怪獣だが、顔立ちはにも似ている。

黒い縞模様の体には、背中から尻尾にかけてスパイク状の鋭いトゲが複数並んでいる。

狛犬のような、焦点の定まっていないギョロリとした丸い目を持ち、口元には湾曲した巨大な牙が生えている(一見すると威圧的に感じられるが、子供のホムガーの目は穏やかなものであったため、気性が荒くなって顔付きに変化が出た可能性がある)。

また、後脚の膝を地面に付けないタイプの四足歩行怪獣であり、これまでに登場した四足歩行怪獣に比べると、実在する生物にかなり近いシルエットかつ、非常にスレンダーな体型となっている。


過去に虎尾山で起こった大噴火など、世界各地で「ホムガー伝説」として語り継がれている噴火を起こす伝説の怪獣であり、地上に出現する前兆だけでも…

  • 夜間に地震が発生し、地面から間欠泉のように熱湯が噴出
  • 周囲に硫化水素由来の卵の腐ったような異臭が立ち込める
  • 地上の気温が45度以上にも急激に上昇する

…など、火山地帯でない地域であっても火山地帯の現象や噴火を発生させる程の影響力を持っている、まさに「生きた火山」と言える怪獣である。


生態・能力編集

「灼熱怪獣」の名前の通り全身から高熱を発しており、口から強力な高熱火炎を放つ。

口元の鋭い牙で突き刺したものからバクテリアの如く物質を分解・吸収し、自身のエネルギーに変換する能力を持つ。

また、トラなどのネコ科猛獣のように俊敏に飛びかかったり、巨大な前肢の鉤爪での引っ掻き、トゲだらけの体での体当たりも脅威となる。


夜行性であり、昼間は捕食時を除いて体力を温存するため休眠していることが多い(地底でも夜間に活動していることが示唆されている)。

また、ネコが顔を洗うように前肢で顔を拭う仕草も見られる。


地底灼熱怪獣ホムガー

本来は怪獣探知機の圏外になる程地底深くに生息しているが、子供を身籠り、出産が近付くと満月の日に地上に出現し、出産時に自らの命と引き換えに体内の熱エネルギーを大爆発させて、そのエネルギーを生まれゆく子供に与えて命を繋ぐという稀有な生態を持つ。しかし、その爆発は少なくとも街一つを消し飛ばす程の規模とされており、周囲に多大なる被害を及ぼしてしまう。この辺りも、噴火で甚大な被害をもたらす一方で地中の栄養を地表に届け土壌を若返らせる側面も持つ火山のようである。


また、伝説によるとホムガーが出現すると共に"精霊"が現れると言われており、精霊はホムガーが皆と共存するために存在しているというが、上記の生態もあって共存が非常に難しいだけでなく、精霊自体が現代では誰にも姿や声を認識できなくなってしまっている。


動向編集

星元市では連日異常な暑さに見舞われ、今日も気温は45度、明日には48度と予測される異常気象。

そんな中、街中で突如間欠泉のような異臭と温水が噴き出す奇怪な現象が起こる。近隣の住民たちの話では近頃夜間に地震も起きており、怪獣出現の心配もされていた。


まるで火山地帯のような異様な環境にSKIPが調査に乗り出したところで、突如地底からホムガーが出現。近くのガスタンクに牙を突き刺し、ガスのエネルギーを吸収する。

ユウマウルトラマンアークに変身して戦うも、腹部に牙を刺されてエネルギーを吸収されて弱体化。それでも戦おうとするも直後にホムガーを通じて謎の少女の顔と制止を呼びかける声が現れ動揺、そのまま高熱火炎をもろに受けて敗北してしまう。


アーク消滅後、ホムガーも休眠して活動を停止したため、やむを得ず一同は分署に戻り、怪獣の分析を開始。

ユウマが謎の少女の言葉から咄嗟に思い出した「ホムガー伝説」からこの怪獣が噴火を引き起こすホムガーだと判明したが、休眠中でもその熱量はどんどん増加、推定爆発は星元市壊滅級の被害だと算出、伝承では満月の夜に火山噴火を引き起こすのだが、この日の夜もちょうど満月。市全体に避難を呼びかける緊急事態となる。

また、この時腹部から謎の脈動と「第2の心音」が感知されたが、ユウマは「心臓が複数ある怪獣」の前例からそれと同類と推測していた(もっと詳しく調べれば「妊娠している」と容易に判明しそうなものだが、全身から発する高熱の影響で近づく事さえ困難であり、ロボットのユーでさえ近づいて調査できるのは10分間に制限されたほど。しかも感知したのはその制限時間を迎える直前という土壇場なタイミングであり、それ以上詳しく調べることができなかった)。

灼熱怪獣 ホムガー

夜になり、目覚めたホムガーは防衛隊からの集中砲火を受けるが、高熱火炎で迎撃していく。

…ユウマはおとぎ話のような話故に皆には伝えてなかったが、実は伝承には「ホムガーは精霊と共に現れる」という話もあることを思い出し、度々自分だけが目撃していた謎の少女・杏樹は精霊だと勘付いたユウマは、避難誘導の合間に彼女を見つけ出し、衝撃の事実を知る。


なんと、ホムガーから感知された「第2の心音」は体内の子供のもの…つまりこのホムガーは妊娠していた母親だったのである。ホムガーは爆発と共に命を繋ぐ習性があり、彼女がユウマにホムガーをそっとしておいて欲しかったのはこのためである。


しかし、このままホムガーを爆発させれば街が壊滅してしまう。ユウマはかつて満月の夜に母親と交わした約束から皆を、そしてホムガーの命も守るべく決意を固めアークへ変身。

灼熱怪獣ホムガー

アークは防衛隊のミサイル攻撃を凌ぎつつホムガーを安全な場所へ運ぼうとするも、出産間近で攻撃的になっているホムガーに圧倒される中、遂にホムガーの全身が真っ赤に発光し、爆発寸前にまで陥ってしまう。


しかし、土壇場でかつて満月から思い付いて描いた「つきのちから」を基にルーナアーマーを誕生させると、質量のある残像でホムガーを翻弄。

そして巨大な竜巻状のバリアを展開し、その中でホムガーを宥めながら遂に出産の大爆発が起こり、ホムガーは消滅しアークは寸でのところで脱出。

バリアのおかげで爆発は最小限に留めることに成功し、星元市消滅の危機は免れた。


夜明けと共に、爆心地で親の爆発エネルギーを受け継いで産まれたホムガーの子供は、杏樹と共にどこかへと消えていったのであった。


SKIPは姿を消したホムガーの子供の調査と共に、遠い未来にいつかまたホムガーが次の世代へ生まれ変わる時のため、しっかりと記録を残すことになった。

ホムガーは、精霊と共に現れると……。


余談編集

  • 名前の由来は恐らく、「焔(ホムラ)」+「タイガー」をもじった造語と思われる。
  • 本作への登場はOP映像にて判明(サビの怪獣カットでは7番目に登場)。その後、本編登場よりも早い2024年7月8日にソフビ情報が公開され、リヴィジラと共に名前などが判明した。
  • 本編のテロップや公式HPでは別名が「灼熱怪獣」となっているが、ソフビのタグには「地底灼熱怪獣」と記載されている。

関連タグ編集

ウルトラマンアーク アーク怪獣 ウルトラ怪獣

四足歩行怪獣 トラ 火属性

杏樹


ウルトラシリーズ編集

  • ザンボラーパワードザンボラー:体から高熱を発する「灼熱怪獣」繋がり。パワードザンボラーは伝説の怪獣として名が残る点も共通する。
  • ソドム:体から高熱を発し、周囲に異常気象を起こした怪獣繋がり。こちらも伝説の怪獣として伝承が残る点が共通する。
  • ザランガ:出産直前に体から高熱を発する怪獣繋がりであり、ホムガー及びエピソード本編のモチーフなどになっていると思われる。また、同じくウルトラマン青い月の力を発現させている共通点もある。
  • タガヌラー:体から高熱を発し、大爆発寸前となった怪獣繋がり。ただし、こちらは迫り来る宇宙からの存在を撃退するために自らの命を賭して行動を起こしている。
  • ティグリス:トラや狛犬を彷彿とさせる四足歩行のウルトラ怪獣。
  • イザクプラチアード:「火を吐くトラ」と言われて連想されるウルトラ怪獣。
  • タフギランタフギラス:同じく存在するだけで災害(彼らの場合は森林破壊)を引き起こす親怪獣達。子供が最終的に生き残ったのも共通している。
  • サイクロメトラ:同じく生殖行為として大規模な被害を齎す爆発を行う怪獣。しかしこちらは反物質による爆発であり、その威力は惑星が丸ごと消し飛ぶというホムガー以上の規模である。

他作品編集

  • 草体:種子を発射する際には街が一つ消え去る程の大爆発を起こすという、ホムガーに近い生態を持つ。

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