侵略のオーロラ
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ぶれーざーたいあーすがろん
「侵略のオーロラ」(英:THE INVADING AURORA)とは、特撮TV作品『ウルトラマンブレーザー』第6話のサブタイトル。
前後のストーリー
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山が吠える | 特別総集編巨大生物の正体を追え | 今回 | 虹が出た・前編 |
空を覆う不気味な光。
カナン星人の企みが実を結ぶ時、自我に目覚めた機械達が一斉に狂い出す。
次回『ウルトラマンブレーザー』「侵略のオーロラ」
バンドウ・ヤスノブを誘う言葉は天使の福音か、それとも悪魔の囁きか。
隊員達から色々と仕事を頼まれ、知らず知らずのうちにハードワークになって早退したヤスノブ。
それを心配したゲントは、テルアキの実家から届いた野菜をヤスノブの家に届けるもいなかったため、アパートの大家から聞いたコインランドリーに行くと、そこには乾燥機に「クルル」と名前をつけて独り言みたいに呟いてるヤスノブだった。
- 冒頭、真っ昼間から曇り空にオーロラが輝いているのを車で通り掛かったカップルが興奮して見ていると、止めたはずの車のエンジンが掛かり、勝手に動き出す。慌てて追いかける二人の上空ではセスナ機がフラフラしながら飛んでいた。
- SkarDではヤスノブがドルゴ戦以来、動作不良を起こすアースガロンを気にしながら、アオベ・エミやミナミ・アンリから報告書の添付やジャミング用腕時計の開発ゲントからもPCの修理の依頼など色々と溜め込んでいた。
- その結果、ゲントが心配するほど疲労が目に見えており、階段で転倒してしまう。衛生科の診察で疲れから来てるモノと判明。早退することになった。
- テルアキはヤスノブの性格と、皆が仕事を頼み過ぎた事からハードワークとなってしまったと分析し、SkarDメンバーもそれぞれ、反省する。
- テルアキは実家から贈られたトマトを隊長であるゲントからお見舞いとして渡して挙げるように進言する。
- ヤスノブは、行き付けのコインランドリーで乾燥機にクルルと名前を付けて仕事の愚痴を漏らしていた。
- そこへ、トマトを持参したゲントに見られてしまい、ゲントは『あとは若い人(?)同士で』というと慌てて出て行ってしまった。(それを見ていたカナン星人ハービー曰く『あんなにオロオロしなくたって』)
- ヤスノブも言葉に詰まり焦って入れ違いで入ってきた宇宙人、カナン星人ハービーにゲントと間違えて声を掛けてしまう。
- ハービーはヤスノブの所属と個人情報を調べ上げており、ヤスノブも警戒する。すると取り出した光線銃をヤスノブに向かって発射。光線はヤスノブの着ているシャツと乾燥機のクルルに当たりオーロラのような光を出して、ヤスノブは慌てて脱ぎ捨てる。
- するとクルルが勝手に扉を開いて中に入れてた洗濯物を吐き出した。ハービー曰く『カナン星の定義では全ての機械には負の感情が宿っている』。光線銃から発射したオーロラ光線はその負の感情を呼び覚まし、操る事が出来ると言う。
- ヤスノブは頻発する『機械の暴走事故』との関連に気付くとハービーもそれを地球侵略のテストであると認める。
- そしてヤスノブにそれを語った理由はオーロラ光線による侵略作戦を開始するので自分たちの仲間になって欲しいという事からだった。そしてアースガロンにもという言葉を聞いてヤスノブの顔が曇りだす
- 一方、ゲントはテルアキからのお見舞いの確認で、先程の光景をどうしたものか悩みながらトマトを渡しそびれた事に気付く。
- ハービーは地球侵略の準備の為にSkarDの監視を行い、レヴィーラにアンプル弾を撃ち込むアースガロンを地球侵略にとって絶好の兵器として目をつけ、ドルゴ戦でオーロラ光線を密かに照射していた。そしてパイロットやメインメカニックであるヤスノブを仲間にすれば最強の侵略兵器になると考えたらしい(恐らく、本人の性格を調べて『他人に良いように利用されてる』為に負の感情があると考えたためだろう)。
- そして、『僕と一緒に来(着)なよ!』と自身と同じ服を見せたギャグでヤスノブを誘うが(本人曰く、『おもんな』とドライに返す)即効で銃を向けられ拒否される。
- だが、オーロラ光線を照射されている為に、銃も使用不可能。ヤスノブを仲間に出来ないと判断したハービーはクルルを使ってテレポートする。
- 追いかけようしたが、入れ違いでテレポート空間は消えて店に入ろうとした客(演:田口清隆)と遭遇する。客は上半身半裸のヤスノブにドン引きして終始無言でその場を去り、ヤスノブも慌ててシャツを着る。
- そしてクルルに話し掛け、そして自分の気持ちを伝えて謝り、ハービーのアジトの場所を教えてほしいと懇願する。するとクルルもヤスノブの気持ちに答えてテレポート空間を開く。
- 同時にゲントもその場に遭遇して、ヤスノブはアースガロンに注意する様に伝えるとテレポート空間に入り消えた。そして着いた場所にある風力発電所に侵入する。
- 風力発電所の風車に偽装した宇宙船兼アジトではハービーともう一人のカナン星人ロビーが侵略作戦実行のためにオーロラ光線のフルパワー放出の準備に掛かり、アジトを守るためにアースガロンのコントロールを開始。アースガロンは緊急信号も拒否して基地から無人で発進する。
- ゲントも見様見真似でクルルに話し掛け『クルル様』まで言葉を丁寧に使い、袖ヶ咲(そでがさき)風力発電所の光景を見せられる。テルアキからアースガロンの暴走の連絡を受けて袖ヶ咲海岸方面に向かうと予想してSkarDの緊急出動を命じる。
- 同じ頃ハービー達カナン星人のアジトに殴り込んだヤスノブ、アジトの中ではオーロラ光線の効果はカットされることを確認すると銃で牽制をする。ハービーは自分達カナン星人の現状を見せ、戦争によって星が滅びたことを教えつつ油断を誘い、ロビーはヤスノブを射撃するが、すんでで交わしてロビーを銃撃して撃破。しかし、背後に回ったハービーに無力化されてしまう。
- ハービーはいいものを見せようと言い、ゲントと合流しアースガロンの回収に向かったSKaRD指揮車の映像を見せた。軍上層部はアースガロンを始末しようと考えたが、ゲントはその前にアースガロンを回収するために行動開始する。しかしアースガロンは指揮車を摘んで至近距離でのアースファイアーを打ち込むためにエネルギーチャージを始めるも、なぜか発射を止めて指揮車を放り投げた。おかげであわや全滅は避けられた。
- 何とか指揮車から出られたゲント、部下達からアースガロンの目を逸らすために自ら囮になる。追跡されアースファイヤーに危うく当たりそうになるも、ブレーザーに変身することに成功。
- ブレーザーはアースガロンを止めるため水上戦を仕掛けるが壊す訳にも行かないため、指揮系統が集中してる頭部目掛けてチョップをするも『カッテェ』とその硬さに苦戦。(君どんどん感情豊かになってるなあ)
- アースガロンに戸惑うブレーザーを見て最高と嘲笑うハービーはヤスノブに同調を求めるも既に逃げられてしまう。
- ヤスノブはアジトの外に出てアースガロンを止めようとするも、アースガンの流れ弾がヤスノブいるところに当たってしまいヤスノブはその反動で落ちてしまう。ブレーザーは咄嗟に助けに行くも間に合わず アンリ達からも距離が離れてるため絶体絶命のピンチに陥るが、ヤスノブの声が届いたのか、我を取り戻したアースガロンがヤスノブを救いそのまま機能停止した。
- 予想外の事態に焦るハービー、モニター越しにブレーザーと目と目がってしまう。状況的に不利と判断して風車から竹とんぼ型に変形した宇宙船で逃亡を図るが、身体を普通ではあり得ないくらい捻りその遠心力で飛距離を強化、ブレード状になったスパイラルバレードを投げつけられ宇宙船事切断爆発した。
- 事件後、オーロラ光線の効果が切れたクルルへのお礼を兼ねてゲントとヤスノブは掃除する。その最中でゲントはヤスノブに無理をしないこと、クルルだけでなく自分達にも相談する様にと諭す。その言葉が聞こえたかのようにクルルが物音を立てて、二人で笑い合っていた。
- なんと、この回には今作のメイン監督である田口清隆監督がゲスト出演をしている。因みに、田口監督は同じくメイン監督を務めた『ウルトラマンX』の第16話にも声で出演、ダダに「おい、顔変えんな!」と注意する台詞を劇中で言っている。
- また2話以来のプール特撮となっており、担当回を務める辻本貴則監督がプール特撮を行うのは、『ウルトラマンタイガ』の第22話以来である。
- ヤスノブが脱いでコインランドリーの客としてカメオ出演してた田口監督と鉢合わせてアップで写るまでのシーンを次回作のウルトラマンアークとブレーザーのメインキャストの座談会で伴ヒロシ役の西興一朗氏がお気に入りのシーンとして選んでおり、ヤスノブ役の梶原颯の筋肉を写したいがためにやったんですよね?という質問に辻本監督はその通りです!と認めあれ見ちゃうと出さざるを得ない!と言っている。エミ役の山田姫奈氏が裏話として現場入ったら既にパンプアップして仕上げてたと暴露しており本人もカメラ回るまでずっと腕立て伏せしてたと語っている。
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