前後のエピソード
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- | 今回 | SKaRDを作った男 |
予告
地球に飛来した、宇宙甲殻怪獣バザンガ。
破壊される街。為す術無い地球防衛隊。
だがその時、遥か銀河を越えた救命の光が現れる!
新番組『ウルトラマンブレーザー』、「ファースト・ウェイブ」。
ネオンの街に、巨神たちの咆哮が響く。
概要
『ウルトラマンブレーザー』第1話のサブタイトル。
ウルトラシリーズの第1話では多くの場合、「主人公の人物像を説明⇒怪獣の出現⇒防衛チームの出撃、初陣⇒主人公がウルトラマンへの変身能力を得る⇒ウルトラマンと怪獣の戦闘」といった流れで物語が進んでいくことが多い。
しかし、本エピソードは「既に出現して街を破壊している怪獣に対し、やはり出撃済みのヒルマ・ゲント率いる特機団が空挺降下、そのまま戦闘の決着までが描かれる」流れであり、まるで「怪獣映画のクライマックスをそのまま第一話にした」かのようにスピーディーな展開となっている。加えて冒頭から怪獣の撃破まで作中時間の経過はほぼリアルタイムであり、(一人称視点というわけではないが)POV映画のような臨場感も併せ持っている。その斬新さ故、放送後は各所で大きな話題を呼んだ。
またロケ地として、25年前の『ウルトラマンガイア』の第1話「光をつかめ!」の舞台でもありウルトラヒーローズEXPO サマーフェスティバルやウルトラマンフェスティバルの会場となっているサンシャインシティのある池袋が舞台となっている(サンシャインシティ全面協力)。
池袋がバザンガによって蹂躙されるシーンではウルトラヒーローズEXPO公式も反応している。
主な出来事
- ウルトラマンブレーザー登場。
今回の登場怪獣
余談
- 第1話が夜戦なのは『ウルトラマンジード』以来。
- 本話ではウルトラシリーズでは珍しく、OPが無く、本編中に挿入歌としても用いられていない。
- 第1話でOPが流れないのは『ウルトラマントリガー』以来2度目だが、そちらでは戦闘時の挿入歌として使われている。
- OPが無い都合で本来OPで表示されるクレジットがアバンで表示されるが、放送版と配信版で、使用されているフォントが異なっている。また、本話のみサブタイトル・影絵はED前に表示された。
- タイトルの「ファースト・ウェイブ」とは、英語で「第一波」という意味。
- 後のエピソードでは、「『セカンド・ウェイブ』退けました。」という発言が出た事や、該当エピソードの登場怪獣がバザンガのように、宇宙から飛来した怪獣だった事から、本話タイトル自体が今後の展開に連なる重大事項となる可能性が出てきた。
- 本話を監督した田口清隆監督によると、舞台を池袋をしたのは、長年ウルトラ関係のイベントが開催されている事から、ある意味「ウルトラの聖地」になっている池袋を「追い聖地」化する狙いがあったという。
- ロケはサンシャインシティ閉店後、翌朝の開店までの夜間に行われた。
- ブレーザーとの市街地戦の最中に、西武百貨店池袋店がミニチュアで登場している。エンドクレジットにもばっちり名称が記載された。
- ゲントがこめかみに指を当て長考するシーンは、ファンの中で「脳内シミュレーションン」説と「未来視」説があるが、解説放送によると「シミュレーション」との事。後述の漫画版では該当箇所が「シミュレーション」である事が分かりやすくなっている。
- 伊原しげかつによるコミカライズ版では、第1話として本話が漫画化されている。内容はアバンがカットされている事と一部シーンが簡略化されている以外は、概ね本編に忠実な内容だが、ラストにTV版第2話のアバンが付け加えられており、ゲントによるブレーザーの命名シーンで締めくくられている。