概要
発端は特別総集編「マルゥルの帰還」のラストシーン。
スフィアへの対抗手段を求める一手としてアサカゲ・ユウイチロウ博士を中心に計画設計を行っていた新兵器で、ホッタからこの設計図を見たマルゥルも面白そうと乗っている気配を見せていた。
- 第9話
スフィアレッドキング撃破後、ハイパーソーンレーザーがスフィア対策に有効だと確信したアサカゲが応用する事を考えている事を述べている。その際、カイザキ・サワの口からその名が出される。
- 第10話
ムラホシ隊長の口から近日中の稼働実験の予定が知らされ同時にサワの口から
これの前身と呼べる怪獣があったと口に漏らしていた。
そして2022年8月25日に行われた『ウルトラヒーローズEXPO2022 ウルトラマンデッカースペシャルナイト』においてその全貌が先行公開され、その正体は2つの案の複合式である自律制御で動くロボット怪獣『電脳魔人テラフェイザー』であることが判明。そして本編第11話にて、計画の詳細が判明することとなった。
計画の詳細と変遷
元々は闇の三巨人らへの対抗策として巨大ロボット建造計画が存在したのだが、計画実行前に戦いが終結し、さらに平和が長く続いたために組織の規模縮小の影響を受けて凍結された。
しかし宇宙浮遊物体スフィアによる地球封鎖という脅威が新たに起こり、それに伴いアサカゲ博士の尽力で計画が再開し新兵器・電脳魔人テラフェイザーの開発へと至るのであった。
だが、14話で明らかになったアサカゲ博士の正体と真の目的を鑑みるに、スフィア対策というのはあくまで建前で、アサカゲ自身は最初からデッカーを倒すことを目的にこの兵器の開発を進めていた模様。
アサカゲ博士がどの段階からこの計画に関与するようになったかは判然としないが、いずれにしても人類側は本来自分たちの身を護るために講じていた手段を敵にまんまと利用されてしまったことになる。
特別総集編②でもホッタとマルゥルもこの裏切り事件を重く見ており、DG計画001の型式番号のDは"デッカー(Decker)"、Gは"ジェノサイド(Genocide)"…つまり最初から『デッカーを破壊するもの』を意味していたのでは?とマルゥルが推論を述べ、ホッタとともにその恐ろしさに震えていた。
また、デバンから聞いた話の電脳魔神デスフェイサーと名称や特徴が似ているところも指摘されており、単なる偶然の一致か、アガムスがどこからかモネラ星人の情報を仕入れていたのではと推測された。
そして、敵となったテラフェイザーは一度はデッカーの手によって破壊されるのだが…?
その後
破壊されたテラフェイザーだったが、五体満足の完全修復された状態で再び召喚する事ができデッカーを再び苦しめる存在となった。その後、紆余曲折ありデッカーと敵は和解を果たすが、その直後スフィアの根元と呼べる存在が現れデッカーを庇いアサカゲ博士は命を落とす。その後、本体はかろうじて回収でき応急処置をしてHANE2が乗り込む形となり最終決戦に参加、諸悪の根源を打ち倒す。1年後、諸事情で1度有人機と改修されたが、デッカーと並ぶ地球を守る防衛機となりマルゥルとホッタの想いも無事にかなえられた。
関連タグ
ウルトラマンクロニクルD:デッカー開始前に放送されたマルゥルがメインを務める総集編番組。第18話にはマウンテンガリバー、第17話と20話には人造ウルトラマンを取り上げられており前者のマウンテンガリバーの真実にツッコミを入れ、後者の人工ウルトラマンについてマルゥルは酷評しており、この計画の彼の真意と興味も気になるところである。