概要
1998年7月16日にスクウェア(現スクウェア・エニックス)より発売されたプレイステーション用ソフト。正式タイトル「ブレイヴフェンサー 武蔵伝」。
宮本武蔵をモチーフとする少年「ムサシ」を操作して戦う3Dアクションゲーム。
「でっかいシリーズ、始めます。」という壮大なキャッチコピーと、
ファイナルファンタジー8の体験版が封入されて注目を集めたことが当時のプレイヤーの記憶に残された。
メインキャラクターデザインは野村哲也、サブキャラクターデザインは緒方剛志が担当した。
デフォルメされた3頭身のキャラクター達と、それに合った比較的明るい舞台設定が特徴で、
主要人物から敵役、村人まで個性付けがしっかりしており、それを豪華な声優が彩っている。
基本的にはややぬるめの難易度だが、いくらかある難所は一部のプレイヤー達にトラウマを残した。
7年後に続編として『武蔵伝II ブレイドマスター』が発売された。
アクションゲームとしての出来はそこそこだが、前作との関連はかなり薄く、デザインの方向性も設定も大幅に変更されて雰囲気がガラッと変わってしまった。
このことから前作ファンには否定的な評価も多い。
主なゲームシステム
主人公のムサシは、特徴の異なる「雷光丸」と「レイガンド」という2本の剣をボタン別に使用する。雷光丸はリーチは短いがすばやく振ることができ、連続攻撃に適している。レイガンドは大振りだが、リーチが長く一撃の威力も大きい。
ムサシのステータスには「力」「心」「雷光丸」「レイガンド」という4つのレベルが設定されており、「力」は攻撃力、「心」は防御力、「雷光丸」は雷光丸でのダメージ量、「レイガンド」はレイガンドでのダメージ量にかかわってくる。
登場キャラクター
主要人物
ヤクイニック王国を救うために異世界からフィーレ姫に召喚された伝説の英雄だが、見た目は子供。しかし、剣の腕前は確かで、二天一流と呼ばれる流派を使う。
子供の姿だが元々は大人であったらしく、召喚の際に姫の腕が未熟だったため、精神・肉体共に子供の姿になってしまった。
相手の能力を己の物にする事が出来る能力を持った日本刀"雷光丸"と、160年前英雄武蔵が闇の魔人を封印した光の剣と言い伝えられている大剣"レイガンド"の二本を使い敵を倒していく。
ヤクイニック王国
アミヤクイ村
- オサメル村長(CV:緒方賢一)
- ジャム(CV:大谷育江)
- アイおばさん(CV:安達忍)
- テム(CV:大谷育江)
- レント(CV:江原正士)
- ミント(CV:小西寛子)
- ルーム(CV:江原正士)
- ボリーじいさん(CV:西川幾雄)
- ルーズ(CV:植木誠)
- ホワイト牧師(CV:亀山助清)
- タンブラー(CV:三石琴乃)
- ファーマー(CV:郷田ほづみ)
ル・コアール帝国
リーダーズフォース
クレスト=ガーディアン
- スカル=ピオン
- レリクスキーパー
- フロストドラグーン
- アントヒルクィーン
- タワーオブデス
その他
- ミンクー
関連動画
テレビCM
スクエニ公式の『ブレイブフェンサー 武蔵伝』発売20周年記念アレンジBGM
関連バンド
ザ・サーフコースターズ(武蔵伝IIのOPに『SAMURAI STRUCK』が採用されており、公式のMVにも武蔵伝IIのゲーム画面が使用されている)