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ヴァリアブル・ジオ

ゔぁりあぶるじお

ヴァリアブル・ジオは1993年から2003年にかけて発売された美少女格闘ゲームのシリーズ。
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ヴァリアブル・ジオ とは、アダルトゲームメーカー・戯画によって発売された2D対戦格闘ゲームである。

PixivではV.G.タグも使用されている。


概要編集

ウェイトレスの少女や女性が対戦するという、前代未聞の美少女格ゲー。

1993年という、まだまだ格ゲーがそれほど熱を持っていなかった時代に、それもPC向けのソフトとして発売されたという、かなり冒険的な試みのもとに世に出たゲームである。

キャラクターデザインや原画を人気アニメーターの木村貴宏氏が担当、さらに当時の制服ブームに乗っかって有名外食チェーンの制服を大々的に取り入れ、そこへ来てアダルトゲームならではの『お楽しみ要素』を盛り込んだことで、知名度を上げることに成功している。


また『ウェイトレスもの』の開祖としても位置付けられている。


また単純な格ゲーとしての質もPC格ゲーとしてはなかなか良く、プレイステーションで発売された『アドヴァンスドV.G.2』はシリーズ最高の完成度の呼び声が高い。

ただし、あくまで当時としてという言葉が付随し、PCの性能に左右されがちだったことが災いしてゲーム性よりもグラフィックやお色気方面に力を入れざるを得なかったことから、格ゲーそのものとしての評価は余り芳しいとは言えない部分もある。

加えて『AVG2』を最後に初期開発チームが解散してしまった事もあって、以降はゲーム性や世界観、設定、キャラクター、ストーリーなどに大幅な改変が加えられたパラレルとも言うべき作品群となっており、特にADV化した『V.G.Adventure』以降は別物と捉えているファンも多い。


しかし初期シリーズである『VG』『VG2』『AVG』『AVG2』に関しての評価は揺るぎないものであり、同ジャンルの『あすか120%』と並んでPC格ゲー・興隆期の二大巨頭(エロスのV.G、ゲーム性のあすか)と称されている。


現在でも根強いファンがおり、かつての二大巨頭としての威厳を今日に知らしめている。


ストーリー編集

19XX年、多国籍企業『謝華グループ』が外食産業進出記念イベントとして、"最強のウェイトレス"を決定する格闘大会を開催。

優勝選手が所属する店には莫大な収益が見込まれる『伝説の一等地』が、そして優勝者個人には『10億円』が進呈される。

以来、この大会は1年に1度開催される年中行事となったが、主催者である謝華グループ総帥・『レイミ謝華』が無敗の3年連続優勝を飾っている。

人々はいつしかその選考会を『V.G.(Variable Geo)』と呼ぶようになっていった。

…『最強の女神達』と…。


V.G.編集

基本的には上記の通りであり、各々の目的から集まったウェイトレスたちが格闘大会で戦うシンプルなもの。

しかし参加選手には知らされていないが、敗北した者はペナルティとして服を脱いで裸体を晒すという大変紳士向けなイベントとなっている。


V.G.II -姫神舞闘譚-編集

第4回大会は女神レイミの敗北と新たな女神の誕生によって幕を閉じた。

やがて1年後、第5回V.G.開催と聞かされて孤島に集まったウェイトレスたちを待ち受けていたのは、米国超巨大コングロマリット『KASHIMA GEOTECH.CORP』による陰謀であった。

総帥『嘉島琴荏』は選手たちを軍人で包囲して銃を突きつけ、VIP達の見世物として偽りのV.G.開催を企てていたのだ。

敗者にはおぞましいペナルティが課せられる中、少女たちは再び拳を交えることになる。


ADVANCED V.G.編集

無印シリーズとはパラレルの様相を呈しており、ストーリーや設定も大きく異なっている。またペナルティに関する描写もない。


第四回V.G.の裏で蠢く陰謀を追いかけていた優香は、やがてそれが自身の両親の死に関わっていることを突き止める。

優香の両親は『謝華グループ』に生物兵器開発を強要され、それを拒否して逃亡を図ったために殺されたのだ。

両親に捨てられたのだと泣き叫び復讐に走った自らのクローンを倒し、レイミを下してV.G.優勝者となった優香。

彼女の前に改造人間ハイブリッズ兄妹を伴って現れたレイミの母親にして真の総帥、ミランダ・謝華こそが全ての黒幕だった。

ミランダは生物兵器の素体データを集めるためにV.G.を開催し、優香のような優れた『気』の使い手を探し求めていたのだ。

命を弄ぶミランダへの怒りと共に立ち向かう優香だが、自らも『気』を操るミランダの前に完敗。

事態が全て隠匿され、ただ自分が優勝したという結果と賞金だけが残された優香は、戦いの中で心を通わせライバルとなったレイミ、他の友に別れを告げ、ミランダを倒すための修行へと旅立つのだった。


ADVANCED V.G.2編集

あれから一年後、第五回V.G.の開催を受け、優香に憧れる少女・珠緒もまた出場を決意する。

優香に会いたい一心で大会を勝ち抜いていく珠緒だが、やっと出会えた憧れの少女は、度重なる戦いに心折れて廃人のような有様になっていた。

自分のクローンやハイブリッズを生み出したのが実の父親であること、そして彼女たちを救うことができず倒すしかなかったこと、その罪の重さに優香は耐えきれなかったのだ。

珠緒は優香を再起させるべく奮闘し、やがてその戦いは、ミランダとの最終対決へとつながっていく……。


OVA版編集

基本的にAVG1準拠のストーリーだが、舞台が第三回大会であること、ミランダはすでに死去しており腹心の部下が彼女を蘇生させるために大会を開催したこと、おそらく続編を意識したのだろう謎の石を巡る暗闘などが繰り広げられる。

こちらではAVG1では存在しなかったペナルティが復活しており、戦闘結果に応じて敗者は服を脱いで裸体を晒すことが要求されている。


小説版編集

基本的にAVG1準拠のストーリーだが、V.G.は過去に二回開かれ小説本編中を含めて第三回が開催されていないこと、各巻ごとに視点となる主人公キャラが変わること、またかなりのオリジナル要素が組み込まれていることなどが上げられる。


シリーズ編集

以下の作品が発売された。

V.G. -ヴァリアブル・ジオ- 1993年7月(PC-9800シリーズ)

ADVANCED V.G. 1994年7月(PCエンジン) / 1996年4月(プレイステーション) / 1997年3月(セガサターン)

V.G.II -姫神舞闘譚- 1994年11月(PC-9800シリーズ)

スーパーヴァリアブル・ジオ 1995年07月(スーパーファミコン)

ADVANCED V.G.2:1998年9月(プレイステーション)

V.G.CUSTOM 1999年2月 (Windows)

V.G.MAX 1999年9月 (Windows)

V.G.Adventure 2000年3月 (Windows)

V.G.Re-birth 2001年9月 (Windows)

V.G.Re-birth'[DASH] 2002年3月 (Windows)

V.G.NEO 2003年12月 (Windows)


関連イラスト編集

太陽と月「お手並み拝見、といこうかな」。


キャラクター編集

※登場順。なお、△マークの人物はPS版ADVANCEDには未登場。


武内優香

増田千穂

楠真奈美

久保田潤

梁瀬かおり

レイミ謝華


八島聡美

結城綾子

エリナ・ゴールドスミス

曾根崎啓一

曾根崎恵


神無月輝美

綿貫弓子

嘉島琴荏


御剣珠緒

霧島恭子

新条サキ

マテリアル

ミランダ・謝華


PC版のみ編集

桜木ひより

羽田野恵子


飛鳥優

岡本歩美

三角沙奈理

ダイアン・ライアン

相楽桂

玉真珠

アンナ・フェアゴールド


北条院雅子


動画編集

PC版OP


AVG(セガサターン)OP


関連タグ編集

V.G.

戯画

ファミリーレストラン

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