外食とは、食事形態の一種である。
概説
「外出して摂る食事」全般を指す。
特に日本ではファーストフード店、レストラン、カフェ、居酒屋等々、飲食業を経営する店舗で食事を摂る事を指す場合がほとんどである。
海外では近代以降、労働者向けの酒場等が興隆を見せているため、食事を外出先で摂る事は割と一般的な光景であった。
しかし日本の場合、特に戦前から戦後は質素倹約を美徳とする風潮が強かった事もあって、高度経済成長期になると、ファミリーレストランで家族揃って食事を摂る事が一種のステータスともなっていった。
2000年以後は「価格競争」と「本格志向」が業界全体の命題となっており、様々な専門店がしのぎを削っている。
苦戦を強いられる現状
一方、一人暮らしの増加や健康問題が大きく取り沙汰されていくと、客の舌を満足させる事を優先した外食の料理に対し、“不健康”というマイナスイメージが定着していくようにもなった。
またバブル崩壊以後は、財布の紐の固くなった一般家庭を呼び込むために価格競争に乗り出すも、あまりに安くしすぎた事から「人前では言えない食品を使っている」と有らぬ嫌疑をかけられるなど、苦戦を強いられもした。
コンビニやスーパーマーケットの弁当惣菜類、冷凍食品のクオリティ向上も大きな脅威となった。
2000年以後は持ち直しの傾向にあるが、今度は来店する客と雇用したバイト態度の悪化に頭を痛めている。
関連イラスト
関連タグ
食堂 レストラン ファミレス ファーストフード 寿司屋 ラーメン屋 屋台