ビクトリーマーズ 戦う神 青い命の星 守れ
ビクトリーマーズ 射止める槍ジェットランス おお輝け マーズフレア SPARK!!
データ
全高 | 60m |
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全幅 | 32.5m |
重量 | 11,000t |
出力 | 6000万馬力 |
テーマソング | 流星合体!!ビクトリーマーズ(歌:石原慎一) |
概要
第30話よりーゴーゴーファイブが使用する4号ロボ。作中でレッドのマシンが頭部を担当する唯一のロボでもある(※1)。
ビートルマーズが「ライジングフォーメーション」(※2)のコードと共に起き上がる形で変形した戦闘形態で、変形完了時には頭部がパンタグラフのように可動し、隠れていた目元が現れるという特徴的なアクションを見せる。
設計・開発は巽モンドが担当。先行して開発されたロボ達とは異なり、グランドクロスの発生による災魔一族の脅威が現実化したのを受け、世界中の科学者・研究所からの技術支援を受ける形で開発が進められたという経緯を持つ。
極限状況での救助活動や戦闘を想定しており、5500度の高熱(※3)や深海の高水圧への耐久性を備え、自力で大気圏への脱出や宇宙空間での活動さえも可能とする。もっとも、投入の経緯が経緯なだけに、暗黒惑星グランデの破壊作戦にて初変形を果たした際には、調整が未完了ながらもぶっつけ本番で本形態への変形を敢行した他、その後も水圧実験のみクリアできていない状態で、後述の暗黒サイマゾーンでの戦闘を余儀なくされたりと、その耐久性の確保については当初は不十分だった面もない訳でもない。
このような機体の特性から、機体を構成する各マシンの構成や中間形態の存在などで近似点の見られる、ビクトリーロボの上位互換のような存在ではあるものの、作中での扱いとしては主に他のロボが力を発揮できない暗黒サイマゾーン内での戦闘で使用されるなど、従来と同様に状況に応じたロボの使い分けが本機の登場後も通されている。
OV『救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマン』では、本機をベースとしたオリジナル形態として「超装光ビクトリーマーズ」も登場している。
(※1 ビクトリーロボは頭部が、グランドライナーは頭部と胴体が、いずれもグリーンのマシンで構成されており、ライナーボーイはそもそも自立稼働タイプでメンバー固有のマシンではない)
(※2 しばしば勘違いされやすいが、「流星合体」はビートルマーズへの合体コードである)
(※3 リザーデス戦で太陽ギリギリまで接近した際には、流石に限界温度以上の環境であったことから、コックピット内部にもその影響が及ぶ描写も見られた)
武装・技
- ジェットランス
マーズキャノンが変形した長槍。穂先にスペースシャトル型ミサイル「トップジェット」を搭載している。
- マーズラピッド
両腕に装備されたビーム砲。
- マーズフレア
ビクトリーマーズの標準の必殺技。前出のトップジェットを相手めがけて射出し牽制した後、ジェットランスでX字に敵を切り裂く。
- マーズプロミネンス
ゴーブルーの機転によって編み出された必殺技で、「剣よ、紅蓮の炎を呼べ!」の口上に合わせ、ビクトリーロボのブレイバーソードで敵を切り裂く。
無限連鎖カードの効果により、ゴーゴーファイブのほぼ全ての戦力への耐性を備えていたリザーデスに対し繰り出されたもので、カードが「ビクトリーマーズ+ブレイバーソード」という組み合わせを記録していなかったことから、相手に致命傷を与えることに成功している。
備考
ビクトリーマーズの初期案の中には、オーブロッカー(『超力戦隊オーレンジャー』)などのように災害救助用の中型ロボ5機が変形合体するものや、各マシンのフォルムの差をより強調した案もあり、後者のデザイン案の中にはビートルマーズに発展したと思しき、四足歩行のマシンも存在する。
『ゴーゴーファイブ』の英語版ローカライズ作品『パワーレンジャー・ライトスピード・レスキュー』にも、「オメガメガゾード」の名称で登場。物語後半の主戦力という位置付けであるのは原典と同様であるが、同作では物語終盤にて大破した後、原典とはまた異なる形での退場を迎えることとなる。