「黒騎士・・・戦おう、一緒に。星を守るために!」
データ
概要
物語後半より登場するヒュウガの変身した姿。
黒騎士ブルブラックの力と姿、そして彼の遺したブルライアットを受け継いだ、謂わば「2代目黒騎士」ともいうべき存在であり、変身の際にはブルライアットを掲げて「騎士転生」とコールすることにより、黒騎士の姿へと変化を遂げる。
このブルライアットと黒騎士の額と胸にそれぞれ備わっているクリスタルには、ブルブラックの魂が宿っており、これがギンガマンにも負けない程の力をヒュウガに与えている。
その出で立ち自体はブルブラックの頃と殆ど変わりなく、ブルタウラスへの合身時に重騎士の姿へと変化するのもまた同様であるものの、戦いにおけるスタイルは当然ながら変化しており、ブルライアットを逆手に構えた渡世人のような戦いぶりが特徴であったブルブラックに対し、ヒュウガは順手での構えを基本とする他、黒騎士としての能力以外にも元来備わっている炎のアースを行使することもある。
武器
いずれも詳細は当該記事を参照。
ブルブラックから受け継がれた可変式の武器。ヒュウガが使うようになってからは、前述の通り変身アイテムとしての役割も備えるようになった。
物語後半より使用する金色の戦斧。とある事情から行動を共にするようになったブクラテスと作り出したもので、ゼイハブの弱点である「星の命」を唯一破壊することが出来るとされるが…。
備考
元々人間態を持たない戦士から、その姿を「変身した状態」という形で別の人物が引き継ぐという、スーパー戦隊シリーズのみならず特撮ヒーローというジャンルの中でも極めて稀有なケースでもある。そうした特殊な立ち位置ゆえか、後の『海賊戦隊ゴーカイジャー』においては正規の追加戦士ではなく、「番外戦士」として扱われている(とは言え、ヒュウガ本人は基本的に名乗る際はギンガマンと名乗っている)。
物語序盤で退場したヒュウガが後に復活し、「6人目の戦士」となることは当初からの決定事項であったようで、メインライターの小林靖子は番組終了時期に刊行されたムック本において、ヒュウガが復活するまでの間に視聴者である子供達から忘れられないよう、回想シーンや偽者の登場といった展開を要所要所で差し挟んでいたことを明らかにしている(※)。プロデューサーの髙寺成紀も、追加戦士を取って付けたような強いキャラクターにしたくないという考えから、キャスティングに準じて先輩戦士という位置付けとしたことを後に語っている。
(※ 一方で小林は、放送から20年後のインタビューにおいて「黒騎士登場の時点でヒュウガが変身することは想定していなかった」という趣旨のコメントも残している)
関連タグ
ニンジャレッド:『忍者戦隊カクレンジャー』に登場するヒーローの一人。変身前の演者を同じくし、また炎にちなんだ能力を行使するという点でも共通項が見られる
ブラックバイソン ガオブラック オウシブラック:いずれもスーパー戦隊シリーズの他作品に登場する、牛をモチーフとした戦隊ブラック達。ヒュウガとは異なり各人とも、正式な戦隊メンバーとして位置付けられている