概要
ロボタック達の故郷・ハラッパ国に伝わる強大な力を宿した秘宝で、本作の物語の根幹を担うアイテムの一つ。以下の5種類が存在する。
- 金のランドツール :トロフィー型をしており、ランドツールの中核を担う
- 白のランドツール :翼を象ったオブジェで、風や大気を操る力を持つ
- 黒のランドツール :結晶型のオブジェで、大地を操る力を持つ
- 赤のランドツール :炎を象ったオブジェで、熱や電気・磁力を操る力を持つ
- 青のランドツール :波を象ったオブジェで、水を操る力を持つ
これらはワンダータイプロボットの使用を前提としており、とりわけ金のランドツールは手元にない状態でも持ち主が「ランドツール」の掛け声で呼び出すことができ、「ランドツール・パワーコネクション」の掛け声とともに分離・変形し、両手足としてワンダータイプロボットが装着する事も可能である。また、金以外の4つは合体させる事で剣となり、こちらも金のランドツールを装着したワンダータイプロボットが振るう事で、その力を100%引き出す事ができる。
もっとも、ワンダータイプロボットの標準装備である「ワンダバッテリー」ではその力には耐えきれず、ランドツールに触れる事はおろか、バッテリーがオーバーフローを起こして強制的にスペシャルモードに変えられつつダメージを受けてしまう。このため、使用に当たっては強化型の「ランドバッテリー」の装備が必要とされるが、こちらも使い方を誤るとたちまちエネルギー切れを引き起こすため、ランドツールの使用も含めて注意を要するものとなっている。
ともあれ、この力で故郷を飲み込もうとしている「シーホール」を消滅させる事が、ロボタックたちの最終的な目的であるが、これに対してトラボルトを始めとするゴールドプラチナ社の面々も、ハラッパ国への復讐からランドツールを狙っており、この両者によるランドツール争奪戦が物語全体の縦軸となっている。
金のランドツールは物語開始当初よりその存在が語られており、第1クール終盤の第13話にて一度ワンダーボックスの中から姿を現したものの、この時点でランドバッテリーを装備した者がおらず誰も使いこなせなかったため、再びワンダーボックスへと戻った。その後、トラボルトが初登場した第20話にて、彼が強引にワンダーボックスをこじ開けてこれを入手、ロボタックチームを叩きのめすなどその力の一端を示してみせた。
ハラッパ国を救うために探し求めていたランドツールをトラボルトに奪われ、落胆するロボタック達だったが、次回の第21話にて奪還する事に成功(※)。さらに同話数では残る4つのランドツールの存在も判明し、物語後半ではこれらを入手するための「試練の書」の謎解きと、これを巡る攻防戦へとシフトしていく事となる。
(※ 後にシーホールからハラッパ国を遠ざけるため、その動力源としてマスターランキングを介して本国へと返還されている)
玩具
前作『ビーロボカブタック』と同様に、本作でも番組放送期間中に「ジシャックチェンジ」シリーズのプレゼントキャンペーンが展開されており、その商品という形で金のランドツールも商品化されている。
作中と同様に分離・変形機構を備え、他のジシャックチェンジシリーズの商品と組み合わせる事も可能となっている。また塗装処理であった作中のプロップに対し、玩具は聖闘士聖衣大系などと同様にメッキ処理が施されており、ともすれば作中以上の絢爛さとなっているのも特徴である。
前作のキャンペーン商品であったキャプテントンボーグや、同時期に同様のキャンペーンを展開していた『星獣戦隊ギンガマン』の「銀河大決戦セット」がそうであったように、このランドツールも後に仕様変更もしくは付属品を追加の上で一般発売されるものと踏んでいたファンもそれなりにいたようであるが、その予想に反して最後まで一般発売が行われる事はなかった。
備考
本編における結末の鍵を握るキーアイテムそのものな立ち位置にあるためか、本作の主題歌『なせばなるほどロボタック』の歌詞の中にも、Bメロ(サビに入る前の部分)にて
Let's get find the land tool! (和訳すると「ランドツールを見つけよう!」)
との合いの手が含まれている。
関連タグ
シュビドゥバッジ:同じく本作のキーアイテムの一つで、正規の手順で金のランドツールを手に入れる際に必要不可欠となっている