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CV:山口勝平


俺様の概要なんだニャ編集

主人公、ロボタックが働いている「シャードック探偵社」のライバル会社、と呼ぶにはあまりにも資本が違いすぎる探偵会社「ゴールドプラチナ社」の会長。劇中では第20話で登場し、その際社員から「うちの会長ロボットだった!」と驚かれる程、謎に包まれた存在だった。

プロ野球・阪神タイガースの大ファンで、その入れ込みようはというと

  • 彼がその熱烈な阪神ファンぶりを発揮するシーンになると、高確率で六甲おろしのイントロが流れる。
  • 会社の自分の部屋(後に夢が丘支店含む)に何十個もの阪神グッズを飾るその中には1985年の初日本一時の胴上げ写真もある。
  • 1985年に阪神が優勝した時のメンバーとその背番号を覚えている(これは初登場回である第20話の謎を解くカギともなっていた)。
  • 第33話ではシャードック探偵社から盗んできたワンダシードの鉢植えに勝手に阪神優勝時のクリーンナップの名前(それぞれバース掛布岡田)を付ける。
  • 同じく同話でそれぞれ当てがわれたワンダシードの鉢植えをダメにしてしまったにダークローとカバドスに見本を見せる為、「一番、トラちゃん歌います!」と言って六甲おろしを熱唱して聞かせる(その際ワンダシードの実は緑色からトラ模様に変化)、直後に自慢げに「我が阪神タイガースは、永遠に不滅です!」と宣言する
  • 第40話ではクリスマスイブだからか部屋の中がクリスマスな飾り付けが施されていたが、それにプラスしてクリスマスツリーなどに阪神グッズが飾られており、サンタクロースのやや大きめの人形も阪神のキャップを被っている。

…という程である。


またその他の趣味・趣向・特技はというと

  • 辛党なのか第22話では、試練の一環でロボタック達(それとサボりで参加していたダークローとカバドス)が激辛月見そばの大食い大会に参加。激辛なので一同がヒーヒー言う中、月面から直帰したトラボルトも参加し、何十杯も平らげて見事優勝。しかも激辛なのに平然としていた。
  • 第35話にて「文通相手に外国人がいるからな~。こういう事は俺は得意なんだよ!」と、試練の書のバラバラになってしまった英文のアルファベットをパズルのように配置してゆき、『GO TO HELL!!』に組み直す…が、直後に『S』が一つ別の場所にあるのに気付き、すぐさま『GO TO SHELL!!』という本来の文章に組み直し、何を意味しているのかをこれまたすぐに閃いて移動を開始。また同じ頃にロボタックもその正しい文章に気付き、YSTこと夢が丘少年探偵団のメンバーから「さすがアメリカ帰り!」と称賛されていた。
  • 第36話での魚市場の倉庫でのバトルにて、ゲストキャラにしてプロレスラースペル・デルフィンに投げつけられた魚とカニ(見た感じではケガニ)を両手でキャッチし。その直後に最初は戸惑うも「フッ、こっちが好きだ。ハァハハハハ…」と、魚を手にして上機嫌になる(直後に「じゃなくて!」と切り替えるが)という、如何にもネコ科モチーフらしい一幕も。

ダークロー達に対しては、ロボタック達の試練の妨害などを命じ、時には自らも前線に赴いたりしているが、小学校の飼育小屋のような支店長室に追いやったり、パワハラ上等な命令(クビをチラつかせて脅すなど)も幾度かやっているという、黒さを発揮する。

とはいえ、第38話では高峯桜子から「友人からもらった」という(体裁の)温泉旅行のチケットをもらい、ダークロー達も温泉に乗り気になっていた所を「そんな場合ではない」と一蹴する…と思いきや、直後に「だがたまには息抜きも必要だな」と、一転して温泉に乗り気に(ロボットなのにいいのか?)。

更に第40話では「クリスマスイブで『赤をくすぐれ!!』と言えば、サンタクロースだろう!」と、本当にソリで移動中のサンタクロースをダークローに捕獲させ(高所恐怖症はどうした?)、3人がかりでくすぐるという暴挙に。しかしそれでもランドツールは出ず、カバドスに指摘されたら「俺様だって、間違う事があるんだよぉ! タイガースだって、優勝できない年があるように」と、阪神タイガースを引き合いに出すもダークローに陰で「カバさん、毎年だよなあ!」と笑われ(放送当時の阪神は暗黒時代真っただ中)、折檻に(それは言ってやるなダークロー)。


また、何だか和んだり憎めないような一面もあり、

  • 登場して間もない頃に猫じゃらしに上機嫌にじゃれついていたり(後述の伏線か?)。
  • 第34話にて試練の舞台となった橋を大砲バズーカで砲撃・爆破による攻撃でロボタック達の邪魔をした…のだが結局ロボタックは試練を達成し、黒のランドツールと次なる試練の書が出現。しかしそれをトラボルトが横取りし、橋も黒のランドツールの力で破壊されてロボタック達は川に落下してしまうという、ロボタック達はもちろん視聴者にも衝撃を与える事態に。その直後に「これで次回からは、『テツガウ探偵トラボルト』の始まりだぁ! ガハハハッ、絶対見ろよ」と言って立ち去るという、ドシリアスの後にメタ発言なギャグをぶっ込んで、視聴者のショックを和らげるかのような事をかました。
  • 第35話でダークローと電話で連絡を取る際に「トラちゃんでーす! 今どこ? 状況は?」と、先の六甲おろし熱唱時のように自分を『トラちゃん』と自称する時がある。
  • 第39話では橘ミサキスピーダムマイトバーン目掛けて投げたワンダシードの熟した実を「そうはさせるか! カッキーン!」とわざわざ擬音を自分で言いながら逆さに持ったイナズンバーで遥か彼方へ打ち返し、「やったぁ、ホームランだぁ!」とプロ野球好きから来たであろうセリフまで言っている。
  • 第41話では因縁のある除夜の鐘を木の棒で突っつく。マイトバーンを探してやって来たスピーダムに対し、バスガイドのように「お客様ー、右手をご覧くださ~い」と言って実際には左手を…というちぐはぐな方向を指して言う。スピーダムに対して「マイトバーンを分解されたくなかったら、マイティーワンダーになって除夜の鐘を叩き潰せ」と、マイトバーンを人質ならぬロボ質にして迫り、スピーダムからは「汚いぞ! トラボルト!」と尤もな糾弾をされるも、「風呂なら毎日入ってるぞ?」と返される(確かに体はきれいではあろうが…違う、そうじゃない)。気が付いたマイトバーンが自分から進んで熟してないワンダシードの実を食べた直後、「この隙に…」とスピーダムにも食べさせるのだが、その際に「さあ、召し上がれ!」とわざわざ言うのが視聴者の笑いを誘う。最後には、マイトバーンが除夜の鐘に頭をぶつけて正義の闘士となったマイティーワンダーに感謝と共に投げられ、件の除夜の鐘に頭を激突。ショックで目を回しながら「寅年よさようなら…兎年よこんにちは。来年もよろし、く…」と気絶してしまった。
  • 第42話では、ジシャックチェンジしたダークローとカバドスがロボタック達を足止めする間に、今回の試練の書にある悩めるKことカケルを追いかけるべく「邪魔者を食い止めろ、その隙に俺がカケルを…猛ダッシュ!」と言って走り出している。いざカケルの悩みを聞きだそうとする際には笑顔でしかも猫なで声で「ンニャァ~ゴ。飴玉食うかぁ?肩揉んであげようか~?」と少々気味が悪くなる態度であった。
  • 第43話ではダークロー達がロボタックになりすまして(しかもお面付けただけ)、シャードック探偵社宛にハラッパ国から届いた荷物のビデオテープをビデオデッキに入れようとするが、縦に入れようとしたり向きを変えて裏表逆に入れようとしてしまう。

本人曰く「ん? 何だこれ? 不良品じゃねえのか!? どうも苦手だニャァ、こういうのは~。ここんとこ桜子が無断欠勤してるから~、みんな自分でやらなくっちゃ~、もう!」との事である。ロボットなのに機械音痴あるいは家電音痴なのか、はたまた身の回りの事は桜子やダークロー達に任せっきりなのが災いしたのか…。しかもいざ見始めたら「さーて、どんなお姉…」と、カバドスが期待していたのと同じ中身を期待していた模様。


…など、何だかお茶目な部分もある。


本人曰く除夜の鐘が嫌いとの事。

第41話でダークロー達に語って聞かせた話(回想)によると、舞台となったとあるお寺で本編の昨年前に除夜の鐘を突こうと並んでいたが、その鐘は特殊で

『ダイヤモンドより固い千年鉄の鐘 邪悪な心を持ってこの鐘を突いた者には、バチが当たる』

と立札に書かれており、その除夜の鐘を突こうとちゃんと並んで順番を待っていたという、トラボルトにしては珍しい律儀な事をしていた。

そしていざ自分の番で、ジシャックチェンジして気合を入れて突いた…のだが、その反動で帰って来た鐘突き棒で頭を打って吹っ飛ばされてノーマルモードに戻ってしまい、挙句の果てに「鐘のバチが当たったんだぜぇ!」と周りの観衆から笑い者にされてしまう。これにトラボルトは怒って乱闘騒ぎになり、終いには「俺は純真だ~!」と叫んで回想終了に。これを語る直前には涙を流していたが、よほど悔しかったのだろう…。


ロボタック達よりも前のタイプのワンダータイプロボ(つまり年上)で、タイプは。元々は対シーホール対策に製造され、ランドバッテリーを基本装着するなど、現行においても引けを取らない(ノーマルモード状態でも、SPモードのダークローを軽々と投げ飛ばした)高性能を誇る。当初は礼儀正しく正義感あふれる男だったが、研究員たちが「(トラボルトは)虎型ではなく猫型」と噂していたのを聞き、故郷である「ハラッパ国」を憎んで出奔。その後ゴールドプラチナ社を設立し会長となった。


劇中の登場当初は「ゴールドプラチナ社はランドツールを探す為に設立した」と話していたが、実際は自分のプライドを傷つけたハラッパ国を滅亡させるという真意があり、完全に敵側へ回った。


俺は猫じゃねえ!

「ジシャックチェンジ」の変形ギミックはロボタックと全く同じで、ロボタックのプロトタイプとも言える。自分と同概念のもと制作されたロボタックとは当初からライバル視しており、ロボタックからも「僕と同じ変形システムだ」と称され、反発しあっている。

武器はノコギリのような刃を持つ『イナズンバー』で、ノーマルモードの時にはロボタックのRKバー同様にお尻に刺さっている。

名前の元ネタもズバリ『稲妻(イナズマ)』+『虎穴に入らずんば虎子を得ず』であり、名前の由来通りに電撃を放つこともできる。


トラボルト(ゴールドプラチナ社スペシャル)編集

部下であるダークローカバドスとのトリプル合体(正確にはマルチ合体)で実現する強化形態。

カバドスアーム(カバドスの両腕)とダークローレッグ(ダークローの両脚)を装着する事で通常よりパワーとスピードが増している。この形態になるとカバドス同様にマサカリホークを装備することができ、第32話ではそれとイナズンバーの二刀流を披露した。(おそらくダークロー同様カラスライサーも装備できるはずだが、攻撃力重視で選ばれなかったと思われる)

ちなみに、ゴールドプラチナ社スペシャルになっている間はトラボルトの両腕はカバドスに、トラボルトの両脚はダークローに装備されて強化されるので三者WIN-WINのマルチ合体でもある。


彼の出自編集

トラボルトとロボタックは何かにつけて反発しあい、長らくライバル関係であった。劇中終盤で登場したトラボルトとロボタックの生みの親、高峯裕一郎博士がこう発言。


「ロボタック、トラボルト、兄弟力を合わせて桜子(怪盗チェリーの正体にして博士の娘・高峯桜子のこと)を捕まえてくれ!」

「兄弟!?」×2

テツワン探偵ロボタック!『犬と猫! 運命の兄弟』

「猫じゃない!虎だーーっ!」


(出典、第43話次回予告より)


高峯博士はトラボルト出奔により計画変更を余儀なくされ、最初から高出力のランドバッテリーを内蔵するのではなく、状況によって通常のワンダーバッテリーと交換できるタイプの新型を新たに製造し、対シーホール対策に備えることになった。それがロボタックである。何よりこの二人(?)、自分たちが兄弟である事を本気で知らなかった。


また、「虎型ではなく猫型」と言われていたのは、本来取り付ける予定であった「虎型バイオチップ」が未完成であったため、「猫型バイオチップ」で代用することになったからであった。博士から本来の「虎型バイオチップ」と交換してもらい、ロボタックたちと和解。ハラッパ国への恨みもなくなった。


トラボルトはシーホールを閉じるためランドツールを装着したものの、遠すぎて完全に閉じることができず、「シーホールへ自ら近づいて閉じる」と申し出た弟 ロボタックに後を託した。

シーホール消滅後はダークローやカバドスと共に、桜子がシスターとして働く教会に引き取られた。



関連タグだ編集

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