概要
体に毛のような器官をこれでもかと生やしていることからその名前がついた。この器官が何に利用されているのかは諸説あるが、感覚器の一種ではないかとされている。他にも泥を纏わせて周囲に風景に溶け込ませる役割がある。蟹の中でも殻は柔らかい方。
冬の味覚の代表格であるズワイガニやタラバガニと比べて一番ステレオタイプの蟹らしいオーソドックスなフォルムをしているのが特徴。主に海中に住む小動物を捕食して生活しており、主な手段は泳ぎではなく、砂泥底を三本の足で歩いて移動する。
こちらも冬の味覚の一つとして名高く主に鍋料理の素材として利用され、特にカニミソと呼ばれる中腸腺が好んで食される。
但し、食されるようになったのは昭和時代以降のことであり、以前は田畑の肥料にされていた。
ちなみに、毛の生えた蟹はケガニだけのみならず、海水蟹ではインド洋から西太平洋に生息するケブカガニ(ケブカガニ科)や南極海の深海に生息するイエティクラブ(ヤドカリ下目キワ科)などの種類が、淡水蟹ではイワガニ科のモクズガニ(上海蟹は近似種のチュウゴクモクズガニ)類が確認されている。
フィクションでは
どうぶつの森シリーズ
「とびだせ」から11月~4月の村の海で獲れる海産物として登場。「あつまれ」でも同様に出現する。
売値は4000ベルとそこそこ。