概要
唇のような形の甲羅とヒレになっている第五脚が特徴的なカニで、通称「ワタリガニ」。
この第五脚の働きにより、海中を歩くことよりも泳ぐことに特化した生態をしており、そんな生態から英語ではswimmingcrab(水泳ガニ)の名前を戴いている。また、手足が青っぽい為、「Japanese blue crab」(日本の青いカニ)という別名もある。
海藻を初め、海中の小動物を捕食する雑食性。意外と臆病な性質であり、普段は砂泥の中に身を潜めているが、挟む力は強いので注意。
結構美味だがズワイガニやタラバガニのような高級食材ということもなく、むしろ結構安価なため庶民に優しいナイスガニ。必要な道具も釣具店でお手軽に買える。
オススメは味噌汁や鍋料理。冬が旬なので時期的にもピッタリ。
ちなみに、ハサミの力が強いことで有名なノコギリガザミは同じワタリガニ科ではあるものの、ノコギリガザミ属にカテゴライズされた別種のカニである。とは言え、ガザミ自体も挟む力はかなり強いので安易に手を持って行ったりしないように。
フィクションでは
どうぶつの森
「とびだせ」ではシャンハイガニ、ケガニ、ズワイガニ、タラバガニ、タカアシガニとメジャーな種類のカニはほぼ出ていたが、次回作の「あつまれ」では新たに6月から11月にかけて素潜りで入手できる海産物として追加された。泳ぎが得意な種なだけあって、泳ぐスピードはかなり早い。
甲羅の縁が鋭くて、ハサミの力も強いガザミよりも、こんな奴を素手で捕まえられるむらびとのフィジカルというか勇気の方が恐ろしい。
博物館に寄贈すると、先述通り第五脚を使った泳ぎの様子を見る事が出来る。
主なガザミの仲間
ガザミ属
- ガザミ(ワタリガニとも)
- タイワンガザミ
- ジャノメガザミ
イシガニ属
- イシガニ
- アカイシガニ
- シマイシガニ
ヒラツメガニ属
- ヒラツメガニ
ベニツケガニ属
- ベニツケガニ
- ミナミベニツケガニ
アオガニ属
- ブルークラブ(アオガニ、ソフトシェルクラブとも)