概要
カラッパの語源はインドネシア語で「ヤシの実」を指す「kelapa」という単語。
その名の通り他のカニに比べ異様に丸いシルエットをしており、脚はじっとしているときは甲殻の下に折り畳まれており、上や横からは確認できない。
甲殻にぴったりと密着させ正面を覆う姿勢が印象的な鋏もこれまた変わった形をしているが、この鋏の一番の特徴は右の鋏の爪が左右二股に分かれていることで、外側の短い爪から成る1対はてこの原理により力を伝えやすく、主食である巻貝の殻を圧し砕くのに適した形状となっている。
鋏の説明でわかる通り肉食性であり、普段は砂の中に潜り目だけ出す形でじっとしているが、獲物の貝やヤドカリが近くに来ると砂から飛び出して襲い掛かる待ち伏せ型の狩りを行う。
主な種類
- トラフカラッパ(メイン画像)
- メガネカラッパ
- マルソデカラッパ
- ヤマトカラッパ
- コブカラッパ