概要
物語後半のキーアイテムの一つで、ロボタックたちが白・黒・赤・青の4つのランドツールを入手するために必要な書物。
表紙にはシュビドゥバッジと同型のレリーフが彫られており、各色のランドツールに対応する形で、試練の書も各色の巻が数冊ずつ(※)存在する。
各冊に記されている「試練」をクリアする事により、次の同色の書が出現。その繰り返しの末に現れた最後の書の試練を達成する事で、ワンダーボックスが出現しその色のランドツールを入手できるという仕掛けとなっている。
物語中盤、トラボルトによって金のランドツールが強奪され、ハラッパ国を救う手立てが失われたかに思われたところ、ロボタックたちの前に現れたマスターランキングにより、他の4つのランドツールの存在が明らかにされ、彼が去っていった後に残されていった一冊(白の巻その1)が物語上の初出となった。
物語前半のメインであった
- 「なぞなぞコンパスの謎を解いてオメデトロフィーを出現させる」
- 「中身のシュビドゥバッジを巡って最後の試練を行う」
- 「試練をクリアして集めたシュビドゥバッジでワンダーボックスの中のアイテムを手に入れる」
という、前作『カブタック』以上に複雑化した各回の流れをより簡略化するために導入されたのが、この試練の書である。
試練の書は上記のプロセスのうち「謎解き」に相当し、これをクリアした時点で直ちに次の書(もしくは目的のアイテム)が出現するため、シュビドゥバッジ争奪戦が省略される形となっている。結果、省略されたこのパートを受け持っていたマスターランキング(と、子象ロボットたち)は、物語後半以降のレギュラーから外れる格好ともなった。
(※ 白の巻は8冊、黒の巻は6冊であったが、話数短縮の影響か赤の巻は5冊、青の巻に至っては4冊と、色毎に冊数もばらつきが見られる)