イリエス「・・・ところで船長、ダイタニクスを復活させたら、例の賞金ちゃーんといただけるんでしょうねぇ?」
テーマBGM | イリエス魔人族のテーマ(仮) ※:2分9秒から |
---|
概要
本作の敵組織・宇宙海賊バルバンが擁する4つの軍団のうちの一つ。
幹部である妖帝イリエスを筆頭に、主に魔術に長けた魔人によって構成されたものであり、軍団長も含めて女性型の魔人が複数属しているという点でも、他の軍団と一線を画している。
イリエスや一部の軍団員の出で立ちに起因して、ファンの間ではアラビアンナイトに代表される中東的な雰囲気を持つ軍団として認識されることも多く、巨大化の際に用いられるバルバエキスの容器も、やはり同地方を中心に水筒として用いられていたような、紡錘形の革袋型とされている。とはいえ実際のところ、軍団全体での外見的な統一要素は「仮面を被っている」という点以外には、殆ど存在していなかったりもする(※1)。
前述した点以外での軍団の共通項としては、以下のものが挙げられる。
軍団員個々の能力は、本来の目的たる魔獣ダイタニクス復活に向けた作戦においても、そして戦闘の面においても平均的に高い方ではあり、作中でも登場して間もない超装光ギンガイオーを苦戦に追い込んだり、獣装光ギンガマンの繰り出す銀河の戦光を跳ね返してみせたりと、ギンガの光を得てパワーアップしたギンガマンですら一筋縄では行かないところも見せている。
しかしその一方では、封印を解く一歩手前まで行きながらも寸前で阻止され、その度に中途半端な形で部分的な復活が繰り返された結果、あろうことかダイタニクスの背中の腐敗という致命的な事態を引き起こす結果にも繋がった。加えて軍団長であるイリエスが、同胞を陥れてまでも地位や財産に固執するほどの強欲かつ狡猾な気質や、身内贔屓な面を折に触れて発揮していたことも災いし、ゼイハブ達からの心証は当初より極めて低い状態にあった。
こうした評価や結果が積もり重なった末に、配下全てを失ったイリエスの命を賭けた最終作戦が失敗に終わったのを契機として、ブドーを陥れた件など軍団の掟を破ったことを理由に、ゼイハブによって切り捨てられる形で軍団そのものも壊滅に至ることとなる。
(※1 実際に魔人のデザインを手掛けた面々からも、制作サイドから「怪しい仮面を付けてる軍団にしたい」との指示があったという証言が残されている)
メンバー一覧
太字は女性魔人
名前 | モチーフ | 第○章 | CV/演 |
---|---|---|---|
メドウメドウ | メドゥーサ | 二・二十三・二十四 | 津野田なるみ |
ワンガワンガ | シャーマン | 二十五 | 辻村真人 |
ゲルトゲルト | 骸骨剣士 | 二十六 | 八代駿 |
モルグモルグ | ミイラ、ファラオ | 二十七 | 飯塚昭三 |
ヒエラヒエラ | なし(※2) | 二十八 | 篠原恵美 |
バルキバルキ | イエティ、ビッグフット | 三十 | 岩崎征実 |
ガーラガーラ | カーリー | 三十一 | 塩屋翼/千田義正 |
メルダメルダ | メドゥーサ | 三十二 | 山田美穂 |
デスフィアス | スフィンクス、ピラミッド | 三十三 | 乃村健次 |
(※2 『百化繚乱』下之巻のデザイナーコメントより)
亡霊魔人
邪帝イリエスにより、儀式遂行を阻もうとするギンガマンに差し向けられたもので、作中ではモルグモルグ・ヒエラヒエラ・ガーラガーラ・ワンガワンガ・バルキバルキの5体が亡霊として登場している。
星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー
グレゴリ艦長によってヒエラヒエラ・デスフィアス・ワンガワンガ・ゲルトゲルト・ガーラガーラの5体が他の軍団の魔人と共に復活した。
関連タグ
ドーラモンスター 冥獣 冥獣人 幻獣拳 幽魔獣:いずれもスーパー戦隊シリーズの他作品に登場する、世界各地の魔物や怪物をモチーフとした戦隊怪人達