ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

デスフィアス

ですふぃあす

デスフィアスとは、特撮テレビドラマ『星獣戦隊ギンガマン』に登場する敵怪人の一体。
目次 [非表示]

貴様達も悲しみの底へ落ちろ」


CV:乃村健次

登場話数:第三十三章「憧れのサヤ」


概要編集

宇宙海賊バルバンの4軍団のうち、イリエス魔人族に属する魔人の一人。

古代エジプトスフィンクスを彷彿とさせる端正なマスクと、石積みのような意匠の目立つボディが外見上の特徴である。また、他の魔人族の面々とはネーミングの方向性を異としているが、それもそのはず軍団長である妖帝イリエスであり、姉からは魔人族自慢の切り札として溺愛を受ける立場にある。

一方で、その性格はイリエスとは対照的に義理堅い面が目立っており、そうした気質や伯父(もしくは叔父)であるブクラテスの存在もあってか、彼自身が前面に出ることは少ない。


のような形状の杖を持ち、その先端のリングの中に備わっている「嘆きの仮面」を発射することで、それを被せられた対象を深い悲しみに陥れる能力を持つ。この他にも戦闘では大剣を武器として振るい、見た目に違わぬ剛力ぶりも発揮するなど、軍団の切り札という触れ込みに違わぬ実力も十分に備えている。


ちなみにネーミングは魔人族特有の韻を踏んだネーミングではないのも特徴。


作中での動向編集

散々発破をかけられダイタニクスの復活が1日遅れる度に褒美の金貨を1枚減らす」というペナルティまで課せられたにもかかわらず、度重なる作戦の失敗により追い込まれる一方のイリエスは、遂に切り札として弟のデスフィアスを招集。シェリンダからの「身内を贔屓するのもいい加減にしろ」との苦言も、報酬の金貨が減ることへの焦りの前では意に介する余裕もないイリエスであったのだが・・・その裏では同様に「余裕のない」存在がもう一つあることに、この時バルバンの幹部達は知る由もなかった。


ともあれ、市街地に繰り出したデスフィアスは、「3333人の人間の悲しみ」で地上を満たし、その力によって魔獣ダイタニクスを復活させるべく、手当たり次第に人々に嘆きの仮面を被せ、駆けつけたリョウマ達にも転生の暇を与えず、仮面の効果によってサヤ以外の4人、そしてヒュウガまでをも深い悲しみへと陥れてみせた。

唯一難を逃れたサヤは事態の打開のため、モークからの助言で悲しみを癒す効果を持つ「トキワの森の木の実」を入手すべく行動を開始。対するデスフィアスも作戦を続行する一方、これを妨害すべくヤートットの一団をサヤへと差し向けており、道中での戦闘で足を負傷するなどのピンチに見舞われながらも、彼女に憧れを抱く恭平少年の協力もあって木の実の入手に成功する。

それでもその間順調に作戦を進め、目標の人数まで後一人というところまで達していたデスフィアスであったが、達成寸前で駆けつけたギンガピンクに阻止され、さらに木の実の効果で一時的に状態回復したリョウマ達も駆けつけるに至り、ピンクからの空中攻撃に続けての黒の一撃と銀河の戦光のコンボの前に敗北。その際に杖も壊れ、仮面の効力も消失したことで作戦の頓挫も決定的となった。


「このままでは姉上に申し訳が・・・」と、バルバエキスを飲んで巨大化してなおも挑みかかるデスフィアスは、圧倒的な剛力から繰り出す剣術で超装光ギンガイオーを圧倒するが、並外れた俊敏さを誇るギガフェニックスのスピード戦法の前には一転して翻弄を余儀なくされ、その間に形勢を立て直した超装光ギンガイオーの銀河大獣王斬りで敢え無く倒されてしまった。溺愛していた弟の戦死は、皮肉にもイリエスを「深い悲しみへと陥れる」結果となったのだが・・・その裏では思いもよらぬ事態が明るみに出ていた。

実はこの作戦の実行と前後して、ダイタニクスが謎の鳴動を起こすという現象が発生しており、バットバスビズネラがその調査に当たったところ、原因が「魔人族の作戦による中途半端な封印解除の繰り返しにより、ダイタニクスが腐り始めていた」ことであると判明。イリエスどころか、バルバンそのものまでもがここに来て致命的な事態を迎える中、ゼイハブ達による「ある動き」がいよいよ加速しようとしていたのである・・・。


作中での本人の出番はここまでであるが、後にOV『星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー』にも再生魔人の一体として再登場を果たしている。

幹部の弟という設定に拘らず、扱いはその他怪人と変わらない扱いであり、メガレッドのドリルスナイパーカスタム、メガブラックらのマルチアタックライフルで纏めて爆散という末路を辿った。


パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシー編集

第23話「ミリノイ星の思い出」にてライコン名義で登場。

こんな見た目だが、所属は宇宙昆虫軍団である(本作序盤から中盤ではこのような扱いの魔人族・魔人衆が少なくない)。

本作では女性怪人という設定で吹き替え版CVは浅野るりが担当。

イエローレンジャーことマヤの親友シャンドラ(演:エリザベス・レビン)に化けてテラ・ベンチャーに侵入し、ギャラクシーブックの奪取を目論んだが、警備員の銃撃で足を負傷したことから正体が露呈、原作同様の末路を辿った。


備考編集

デザインは下條美治が担当。前述のスフィンクスの他、ピラミッドの意匠も含めたデザインとなっており、またイリエスの弟であるという設定はデザイン段階では伝えられていなかったことから、特に共通のモチーフは盛り込んでいないという。


CV担当の乃村は、本作がスーパー戦隊シリーズ初参加であり、前話にてメルダメルダを演じた山田美穂と同様に、翌年の『救急戦隊ゴーゴーファイブ』にも続けてレギュラー出演を果たしている。同作で演じた役柄である獣男爵コボルダもまた、デスフィアスと同様に敵幹部の弟という立場ではあるが、作中における兄弟間の仲はこれとはやや対照的なものとなっている。


関連タグ編集

星獣戦隊ギンガマン

宇宙海賊バルバン 魔人(宇宙海賊バルバン)

イリエス魔人族 スフィンクス


バラシタラ:『機界戦隊ゼンカイジャー』の登場キャラクターの一人。CV担当を同じくし、なおかつ作中で肉親が同じ陣営に属する者として登場した点でも共通項を持つが、その肉親との仲は極めて険悪という点で相違している


ファイヤースフィンクス ドーラスフィンクス 冥府神スフィンクス:いずれもスーパー戦隊シリーズの他作品に登場する、スフィンクスをモチーフとした戦隊怪人達。

関連記事

親記事

イリエス魔人族 いりえすまじんぞく

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 544

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました