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「″仲間″? やめてくれ……僕はステイシー。それ以外の何者でも無い」
「君達に恨みは無いと言ったが、少し変わった。ゼンカイザー……いや、五色田介人と言ったか? 僕はお前が嫌いだ!」

演:世古口凌

概要

第6カイ!から登場するトジテンドの刺客にして、本作唯一の顔出し幹部ポジション。
黒と紫を基調とした衣服と紫色の爪が特徴の美男子。第26カイ!で強化改造を受けてからは、紫色を主流とした衣服を身に纏う様になったが、下記の事情で破損したらしく第42カイ!から元に戻している。ちなみにジュランからの呼び名は「紫坊主」。
誕生日は2月21日(ムック本「GRACIAS!暗黒本」より)。

軍隊長バラシタラと人間の妻・リセとの間に生まれた、キカイノイドと人間のハーフである。

ステイシー君


ハーフと言っても容姿はほぼ人間で、キカイノイドらしいのは耳たぶの縁が銀色になっている所くらい。本人は「半分は人間」、イジルデは「人間に近い者」と称しており、完全な人間ではないと当初より示唆されていた。

純粋な機械では無く人間に近い体から、イジルデによってギアトジンガーの実験兵士に選ばれ、ステイシーザーに変身する他、ダークセンタイギアで過去のスーパー戦隊のコピーを召喚・操作する能力を獲得、ゼンカイジャー抹殺の任を受け刺客として活動する。
また、変身前でも体重差があるイジルデを軽々を片手で持ち上げている様子から、並の人間と比べても力がある事実が窺える。

人物像

一人称は「僕」(激昂している場面では「俺」になる)で、堅い口調とクールな振る舞いが特徴だが、根は短気な上にかなりの負けず嫌い。一方で任務前にたこ焼きを買い食いしたり、介人とノリで競走を始めたりと、無邪気な一面も覗かせる。

ゼンカイジャー抹殺については「君達に恨みは無いが」と前置きを律儀に入れている通り、目標達成の一環・「仕事」と割り切っている。その為トジテンドへの忠誠心は無く、他の構成員達の様な醜い選民思想にも染まっていない。

総じて「最低な父を見返すべく戦う」ストイックな人物だが、それ故にアクが強く自由人なゼンカイジャーやゴールドツイカー一家のノリには付いて行けず、苛立ちや困惑を見せる所もしばしば。
一方で後述する過去の経験により、「仲間」や「家族の絆」を始めとした小さくとも温かい関係に、羨望とコンプレックスを抱いている節もある。お気楽で自由だが、仲間内でそれなりに繋がって自然に絆を得たゼンカイジャーやゴールドツイカー一家と、冷遇されながらも今現在の環境にしがみ付き執着する自らを見比べて、惨めに感じているのかもしれない。
特に、失踪した両親を恨みも疑いもせず、絶対的信頼を寄せる介人には、強い嫉妬心を抱きライバルとして対峙する。

一方、亡き実母への思慕は強く、偶然遭遇したヤツデに実母と似た雰囲気を感じ、「サトシ」なる偽名でカラフルに買い食いに訪れる様になっている。
幼い頃に母から愛情を注がれていた経験も覚えており、彼の良心面の中核になっている様子。

また、幼少期に母親からテニスを教えて貰っており、テニスワルドと互角以上の戦いを繰り広げる程実力は確かな物。

内面

前述の通り、父親を見返す目的を果たす為に何度ゼンカイジャーらに敗れようとも、めげずに一兵士として戦う道を選んだのだが、その一方で情愛を注いでくれる人との交流を無理して断ったり、逆に自分の方から絆を作る方法を考えない等、別の選択肢へ繋がる行動を、失敗する前から切り捨ててしまう傾向が見受けられる。

これについては、虐げられる環境に慣れてしまった末、心の奥底に「どうせこの環境からは抜け出せない」という諦め或いは絶望を深く根付かせてしまったのが原因と推測される。
つまり、どんなに意識上で不遇な環境に抗っても、無意識下にある諦めに引っ張られる形で気付かない内に間違った選択をして失敗・挫折する行動パターンが形成されてしまっているのが、ステイシーの慢性的な不遇の正体と言えよう。
更に、母との関係で培った「良心」や父譲りの「強情さ」等が悪い方向に噛み合って空回りし、更なる失敗体験を重ねて無意識の諦めを強化、やがて自分を助けてくれる人物と体良く利用し尽くそうと企む人物も見分けられなくなった挙句、自らをより薄幸な状況へと追い込んでしまう悪循環も生んでいる様子。

そしてステイシー自身は、自分が心の底に諦めを根付かせている事を知らない、いや認めるのを拒否していると思われる。そうでもしなければ、冷遇続きの幼少期で無力だった自らの心を守りながら、今現在まで生き抜く事は出来なかっただろう。
肉体的に成長した現在は自分の意思で力を付け、不遇を乗り越える事も可能だが、幼少期に培ってしまった思考の悪癖が彼の目的達成を阻む一番の足枷となってしまっている。
更に性質が悪い事に、その心理的な弱点を利用してステイシーを都合良く使い倒そうとする輩がトジテンド上層部に存在していたのだった。

出自と組織での立ち位置

人間である実母・リセはバラシタラの数百いる妻の1人(ステイシー曰く「893番目」)に過ぎず「(バラシタラに)捨てられ、野垂れ死んだ」とも語っている。
純粋な人間でもキカイノイドでもない複雑な出自故に、母子共々無関心かつ非情な扱いを受けてきた過去が示唆され、バラシタラを「あいつ」呼ばわりしたり、その失敗を「いい気味だ」と毒吐く等、父子関係は非常に険悪。介人から家族扱いされた時には、普段のクールさをかなぐり捨てて激昂する程深く憎んでいる。

それもあってトジテンドへの忠誠心は見られず、介人から「トジテンドの仲間」と一括りにされた際には、心底嫌そうな顔で上記の台詞を発している。ゼンカイジャーと戦うのも単なる「イジルデからの依頼」と、「“バラシタラを超える”とする個人的動機」から任務を遂行しているに過ぎない。
しかし、その手段は「トジテンド内でバラシタラ以上の軍功を上げ、彼より上の地位に就く」、それを果たす手段としてゼンカイジャーとゴールドツイカー一家の潰し合いを煽り漁夫の利を狙う等、結局は憎んでいるバラシタラと同じ非道なやり方であり、約束を破ったり、決まった結果を無理矢理無かった扱いにしようともする。
また、父親譲りの強情な面も見受けられ、父の土俵でもある「トジテンド内での成り上がり」に固執したり、ヤツデとの親交を深めながらも介人に勝利することに拘る点等にそれが感じられる。第25カイ!ではそれが悪い方向に働き、未来からやって来たヒドケイワルドの要領を得ない説明に苛立ちが爆発して衝動的に制裁、そのまま立ち去った結果、未来改変のチャンスを逃す羽目になった(もっとも、これは他の幹部も同様だが)。

こうした点から、部下である筈の兵士からもタメ口をきかれたり(「軍隊長の息子」とする親の七光りに平伏している兵士からは「ステイシー様」と呼ばれる場面も)、イジルデから発明品のモルモット扱いされる等、「幹部の子息」の割には組織内での扱いは芳しくない。その出自から親子の信頼関係に対しても否定的である(母との思い出から完全には否定し切れていない)。
但し、上記の買い食いやワルドの活動を何もせず傍観していても咎められない等、組織内での扱いこそ悪くても行動の自由は認められている(悪く言えば「拘束する必要が無い程軽く扱われている」)。

五色田家と関わるようになって以降、ストーリー上では狂言回しであると同時に物語の核心ないしは謎を突く役回りを担っていく。
実際、彼の密かな行動により五色田夫妻は間接的に介人とその仲間を手助けし、遂にはイジルデの拘束より逃れてトジテンドからの脱出を果たした。

関連人物

自分と違って両親から愛されて育ち、仲間に恵まれる等、何から何までステイシーとは逆の人物。故に僻みや嫉妬心を強く覚え、一方的に対抗意識を燃やしている。だが実は、介人の方も両親のいなくなった孤独感を打ち消す代償行為としてゼンカイジャーとなる道を選んだ影の面を有しており、その内面は似ている。
後述するヤツデやハカイザー=功以上にステイシーへ真っ直ぐ向き合った経験が多い為、彼を不遇の悪循環から助けられる可能性と資格を持ち得る人物でもある。

実の父親にして、自身と母を虐げ捨てた最低最悪の毒父。幼少期に彼から父親としての愛を受けられなかった経験が、ステイシーの心に諦めを根付かせた切っ掛けだったのは想像に難くない。
戦列に加わった自身の活躍を見ても、「あんな奴でも役に立つとは……」と吐き捨てるだけで全く愛情が無く、第23カイ!で1度、介人の提案を受けてトジテンドパレスに一時帰還した際に「まさか、怖気付いたんじゃ無いだろうな?」と脅したり、イジルデに成果を奪われたステイシーを嘲笑する態度を隠さない。勿論、バラシタラ自身も自分だけが作戦の戦果を得んとしてステイシーを蹴落とそうとするので、親子関係は劣悪で壊滅状態にある。

自らの雇い主。下記の通り彼からバックアップを受けており、「バラシタラを超えたい」ステイシーの願いに協力的。ステイシーも割と素直に命令を従っているが、単にビジネスライクな関係性であり、意見の食い違いでの衝突も多い。第23カイ!で敗北した時はあっさりと見捨てていたりする。イジルデ側もステイシーが活躍する=自分の発明した兵器の有用性がアピールされる程度の認識の為、ステイシーのボッコワウスへの報告に割り込んで手柄のアピールをする場面もあり、彼のトジテンド内での地位向上を妨げる一因となっている感は否めない。(ただし、美都子博士が逃げる原因を作った彼を疑わなかった辺り、それ相応の信用が有るのもまた事実である)
だが彼自身は保身の為なら手段は選ばず、後述する第41カイ!を持ってその関係は最低の形で決裂する事に。(しかしステイシーが密かに背信行為を重ねていたのは事実な為、投獄後は裏切られたのを悔しがる一方で「自業自得」と振り返っており、何だかんだで恩もあるイジルデを深く恨む事は出来なかった)

当初はそれまで関わりが無かったが、第16カイ!で自身がジシャクワルド敗北の原因を作ったのを見抜かれた上で敢えて見逃された代償に、首根っこを掴まれてしまった。
第23カイ!で彼に命を助けられるも、見方によっては敗北による実質上の放逐から、冷遇され続ける環境へ引き戻された風にも見える。
また、第39カイ!ではステイシーに隠していた「機密事項」を語ろうとする等、本心を見せない言動に終始する。
第42カイ!以降の動向からして、どうやらゲゲ自身が将来的に独自行動を起こす際に動かす“手駒”を必要としていたらしく、“トジテンド内での扱いはぞんざいだが行動制限もない”ステイシーはその条件に適っていた。
そしてスパイの罪で投獄され、完全に組織での居場所を無くした彼へ接触、意識をジャック。事実上ゲゲに遠隔操作される人形となって、介人を始めとしたゼンカイジャーらへ積極的に接触する行動をさせられるが…。
実は後述する「神」の操り人形としてステイシーよりもずっと前から動かされている身であり、彼本来の人格はステイシーの事をどうとも思っていなかった。

イジルデの傘下という形で謁見する事が許されるも、報告の際にイジルデが割り込んでくる事も多い為、関わりは殆ど無く、ボッコワウスからの印象も薄い。
第41カイ!では、自身が直々に発案したハカイジュウオーが撃破された責任をイジルデがステイシーへ転嫁したのを咎めるどころか付和雷同。逃げようとしたステイシーに制裁を加えた。

ゲゲの身体を借りる格好で、ステイシーに何度も接触していた存在。
ゲゲの項にある記述の通り、将来的に独自行動を取る際に必須となる、自分が意識を飛ばして動かす新たな「器」としてステイシーへ目を付けていたらしく、彼がトジテンドから逃げ出さず、かつ低い地位に甘んじるように要所要所で干渉、トジテンドにしがみ付き続けるのを助長していた節がある。
思惑通り、組織内での立場を完全に失って孤立したタイミングで意識をジャック、コントロール下に置く。ゲゲの待遇を使って人間界へと脱走させられるも、ゼンカイジャーと接触するために身体と記憶とを神に勝手に使われてしまう。
しかし「ストイックで他者との協調を避ける」ステイシーの基本的な性格に気づいていた介人が駆け引きをした事により、操り人形の立場から解放され、思わぬ形で自由な立場を得る事になった。

初登場と同時に自身を叩きのめした因縁の相手。イジルデの指揮の下、ゼンカイジャー打倒の為に彼を抱き込む作戦に動くも結局ご破算となり、バトルシーザーロボまで破壊される等、徹底的に煮え湯を飲まされている。ステイシーの苦労人振りに拍車を掛ける主な人物の1人と見て差し支え無い。また、彼も介人と同じく家族の絆に恵まれそれを信じている人物でもある。

連敗続きで失意のどん底の中、レトロワルドの作り出した街中で偶然めぐり会った。その優しさに今は亡き母の面影を見て、カラフルへも足繁く通う様になるが、この出会いが五色田家のドラマを動かす遠因となった。第22カイ!以降は後ろ髪を引かれつつも、介人らゼンカイジャーに勝つ覚悟の為、もう2度と会わない決意を固めたものの……

直接会話をした事は無いが、カラフルでヤツデに写真を見せられた後、重傷を負った自分を治療する際の輸血元としてイジルデが彼女を一時解凍したのを目撃。イジルデの退出した隙を狙ってコールドスリープを解除し、並行世界へと逃亡させる道筋を作った。
彼女の血を使って治療された事で(許可無しに)強化改造も受け戦線に復帰出来た他、美都子がトジテンドより脱走した事が後述するハカイザー誕生の遠因ともなっている。

当初は「イジルデが新たに作った兵士」程度で最低限の接触に留めていたが、第34カイ!のイジルデのラボにて初めてまともな遣り取りをした。その後、ハロウィンワルドの弱体化を目撃した際は「ハカイザーを出し抜こう」と孤軍奮闘していたが、その途中で介人から「チームプレイの大切さ」を語られ、紆余曲折の末にハカイザーから称賛を受けた結果、今までの妄執を変える切っ掛けになった。
その直後の第35カイ!では、早速コンビを組んで行動を開始したが、同話終盤でハカイザーの正体を知ってしまう。
続く第36カイ!では「ハカイザー=初めての仲間」と「ヤツデ=実母の様な恩人」との関係に板挟みになるが、「介人が“自分にない繋がりを全て持っている”のを起因とする嫉妬」から、ハカイザーを選んで以降、彼に執着していく。程無くして蘇った母とのショッキングな出来事を通じ、自分の選択を思い直し、第40カイ!で密かにハカイジュウオーの情報をリークする形でハカイザーを功博士として介人の元に返す道を選んだ。
その後、帰還した功に対して介人は「ステイシーから“仲間”を取り上げてしまった」と漏らすも、功は「ハカイザーとしての記憶が無い自分は“仲間”にはなれない」、「ステイシーの事を一番思っている介人なら何とか出来る」と諭し、息子の背中を後押しした。

亡き実母であり、ヤツデに逢う以前の自分に愛情を惜しみなく注いでくれた唯一の人物。夫バラシタラに対しても、息子をぞんざいに扱う姿勢と態度に毅然と言い返す気丈さを兼ね備えており、バラシタラも彼女の存在は覚えていた(尤も「愛情」ではなく、「気が強かったから印象に残っていた」だけである)。母と過ごした思い出がステイシーの良心の核になっているのは間違いなく、彼が選民思想に染まり切り非道な人物にならなかった最大の要因といえる。
第38カイ!において偽物であるが一時的に蘇り、息子と束の間の再会を果たすも、自分と息子をぞんざいに扱うバラシタラの策に巻き込まれ、ナイフ片手に息子を殺そうと追い回す事態に陥り、息子との絆と尊厳を自ら踏み躙る真似をさせられてしまった。
このショッキング過ぎる経験により、ステイシーは自身の考えを思い直していく。

各話の動向

介人との遭遇と因縁、ヤツデとの出会いとふれあい(第6~17カイ!)

第6カイ!

ゴミワルドがゴミトジルギアで溢れさせた大量のゴミの撤去に勤しむ介人の前に出現。汚し尽くされた今の人間界の惨状を見て「既にスクラップにされたという事か……」と物憂げに呟くと、介人から「トジテンドの好きなようにはさせない」との返答を受ける。
その後、ゴミワルドが発するゴミ電波の影響を受けて介人達の心が萎えてしまい、その様子を見て驚きつつも、介人の言葉を一蹴してその場を退却。

その後、トジテンドパレスへ帰還しバラシタラと遭遇。「忘れたの? 息子の顔」とバラシタラと血縁関係を仄めかす発言をしている。

第7カイ!

任務の為に人間界へと来訪、腹ごしらえでたこ焼きを食べていたところ介人と再会。介人から色々と質問攻めされたり、トジテンドが出現したと連絡を受けて現場へ向かう介人に対抗して競走を始めたりと交流する。

しかし、介人が所有するギアトリンガーを見て敵対者・ゼンカイジャーである事を知り、イジルデから授けられたギアトジンガーにダークセンタイギアをセット。介人に両親を尋ねられるも「君の両親? 知らないな」と一蹴(この時点では顔も名前も分からないので当然であるが)。ゴレンジャーマジレンジャーボウケンジャーのフェイクを次々と召喚。
人数やレジェンド戦隊の力に物を言わせ、更に遅れて駆け付けたガオーン/ゼンカイガオーンが「ステイシー達が人間だったらどうしよう」との迷いから戦隊のフェイクとまともに戦わず、ステイシーを攻撃しようとしたジュラン/ゼンカイジュランのジュランソードを蹴飛ばしたりと、チームの足並みが揃わなかったのもあってゼンカイジャーを追い詰める。が、介人/ゼンカイザーカクレンジャーギアで発動させた「消身之術」で逃走を許してしまう。

その後、ゴレンジャーとガオレンジャーのフェイクを引き連れ、お互いの迷いを打ち明けた介人とガオーンの前に出現。あれは偽物だと介人に教えられて迷いを振り切ったガオーン、遅れて駆け付けたジュラン達とフェイク戦隊達が交戦する一方、ステイシーが人間かどうかを確かめに来た介人と対峙する。

介人「ステイシー!お前、人間なの?キカイノイド?何でイジルデの味方なんてするんだよ!!」
「人間かもね、“半分”は」

駆け付けた介人の質問に淡々と答え、ステイシーザーに暗黒チェンジ。ゼンカイジャーを倒すべくギアトジンガーで介人を狙撃し攻撃を仕掛ける。

介人「俺、何が何でもやられる訳にはいかないから!トジテンド倒して世界守ったり、父ちゃん母ちゃん取り戻したり、“世界初”ゲットしたり、やりたい事沢山あるから!」

ステイシーと戦う覚悟を決めた介人/ゼンカイザーと交戦。ゼンカイザーから渡されたガオレンジャーギアでパワーアップしたジュラン達によってガオレンジャーのフェイクを倒され、続けてゴレンジャーギアの力で発動したゼンカイジャーハリケーン・消しゴムでゴレンジャーのフェイクを文字通り消されたステイシーは、ダークセンタイギアを続けて使用、更なる戦力を投入した。

セッちゃん「あ~~~っ!!ジュウレンジャーの大獣神! ガオレンジャーのガオキング!マジレンジャーのマジキング!ボウケンジャーのダイボウケン!皆スーパー戦隊の巨大ロボチュ~~ン!!」

大獣神ガオキングマジキングダイボウケンと4体の戦隊ロボのフェイクを召喚。一斉射撃でゼンカイジャーを攻撃を仕掛け、合体したゼンカイオージュラガオーン・ブルマジーンを物ともせず圧倒。

セッちゃん「あ~~!! 超伝説・雷光斬りと天地轟鳴アニマルハートの合わせ技チュン!! こっちはキングカリバー魔法斬りとアドベンチャードライブの合わせ技チュ~~ン!!」

更に合体必殺技でゼンカイオー両機を合体解除に追い込み、再度合体させようとするゼンカイザーに間髪入れずに攻撃を仕掛けて妨害するも、「もっと大きくなって踏み潰そう」と考えたジュラン達が偶然巨大化させたギアトリンガーを用い、フラッシュマンギアで発動した「ギアトリンガーバズーカ」で4体の戦隊ロボを撃破・消滅させられた。

しかし、それでも余裕なステイシーは立て続けにダークセンタイギアを使用、ダイデンジンバイオロボといった計12体の戦隊ロボを召喚し、ジュラン達に差し向ける。

第8、9カイ!

前回の12体の戦隊ロボに続き、先程倒された4体を含めた24体の戦隊ロボのフェイク次々とを召喚、総勢36体のフェイク戦隊ロボ軍団を差し向け、ゼンカイジャーを圧倒しようとする。

介人「やめろって!ロボで世界が埋まるだろ!」

しかし、ギアの多用でギアトジンガーのエネルギーが切れ、戦隊ロボのフェイクが一斉に消滅。一転して追い込まれる。

バラシタラ「フン!奴の実験体等になるからからである」

すると、ドアワルドを引き連れたバラシタラが出現。「“息子”の戦場デビュー祝い」だとステイシーに助力を始めた。更にバラシタラの口からステイシー自身が「バラシタラと人間の母親の間から産まれた」事実が明らかとなった
バラシタラによってドアワルドが出現させたファイブドアへゼンカイジャーを放り込まれ、余計な横槍を入れられて興醒めし、チェンジを解いてゼンカイジャーを探すべくその場を後にした。

その後、ドアを潜り続けた先の山奥で介人を漸く発見。
今までの様子を見た介人の「何か安心したって言うか、バラシタラも自分の子供が可愛く思う心があるんだなぁと思って」との発言に立腹、介人の胸ぐらを掴んで「自分の母はバラシタラに捨てられた」と語り、介人が「両親を取り戻したい」のを思い出したステイシーは、「バラシタラの様に介人の事を捨てた」と介人に言い放つ。

介人「それは無い!!絶対無い。俺の父ちゃん、母ちゃんはそんな事しない!!」
「どうして言い切れる?」
介人「俺が、全力全開で信じてるからだ」

それでも両親と再会できる事を信じ続ける介人に、個人的な嫉妬心を抱いたステイシーはステイシーザーに暗黒チェンジ。ゼンカイザーに襲いかかる。
後を追っていたドアワルドが乱入しようとするのを制止し、マスクマンファイブマンのフェイクを召喚。ゼンカイザーを追い詰めるも、巨大化した体を活かしてドアを使わず自力で帰ってきたジュラン達によって、二大戦隊のフェイクを踏み潰されてしまう。これに対しゼンカイジャーと戦おうとするドアワルドに向けて「シーザー暗黒邪縛撃」を放ってドアワルドを爆砕、放り出されたドアトジルギアを駆け付けたクダイテストに投げ付けてダイドアワルドを誕生させ、ジュラン達へ嗾ける。

これで誰にも邪魔されない1対1の戦いへ縺れ込んだステイシーザーは、フラッシュマンのフェイクを召喚するも、セッちゃんのアドバイスを受けたゼンカイザーが使用したキラメイジャーギアで召喚したキラメイ魔進の攻撃で消滅。しかし続け様にダイドアワルドを倒したジュラン達に、ゲキトージャゴセイグレートのフェイクを召喚して差し向ける。

が、突如現れた巨大戦艦クロコダイオーの放つビームでロボが一瞬で消滅。更にそこから現れたゾックス・ゴールドツイカー/ツーカイザーに対応出来ず追い込まれ、ダークセンタイギアの一部を破壊されてしまい、撤退を余儀無くされた。

トジテンドパレスに帰還後、突如現れたツーカイザーを理由にイジルデを責め立てるも「知らない」の一点張りで一蹴される。そのツーカイザーが、海賊トピアを侵攻した際にデータを強奪した何時ぞやのゴールドツイカー一家であった事実から、ボッコワウスからの更なる糾弾を受けたイジルデに、研究所へと連れて行かれた。

第12カイ!

イジルデが再度研究所に篭り、ゼンカイジャーとツーカイザーに対抗するべく、暗黒巨大ロボ・バトルシーザーロボの開発に着手。自身は完成まで待機していた。

イジルデ「完成だ! ステイシー、行くが良い!!」

そして、仕上げ作業も終わりバトルシーザーロボが完成。イジルデに促されるまま、カタツムリワルドの力を用いて人間界制圧を完遂しようとするバラシタラを見返すべく、ステイシーザーに暗黒チェンジ。バトルシーザーロボに搭乗し、ダイカタツムリワルドと交戦するゼンカイオージュラガオーンを襲撃する。

「手柄を挙げるのはアイツじゃない。僕だ!」

手柄の横取りに怒ったダイカタツムリワルドの妨害を受けつつもゼンカイオーを圧倒、ダイカタツムリワルドがツーカイオーカッタナーに標的を変更した為、手負いのゼンカイオーを一方的に追い詰めるも、ツーカイオーカッタナーがダイカタツムリワルドを撃破したのを見て分が悪いと判断し、そのまま撤退した。

第13、14カイ!

新たに生み出したリサイクルワルドの能力や、イジルデが保管していたトジルギアの試作品・ダミートジルギアを用いてゼンカイジャーとツーカイザーの関係を悪化・同士討ちを狙う作戦をボッコワウスに雄弁に語るバラシタラを、ステイシーは不服そうな面持ちで見つめる。
バラシタラから「肝いりのバトルシーザーロボとやらも、未だ真価が見えぬ様でありますからな」と嫌味を言われ迫ろうとしたのをイジルデに制止され、退出させられる。

その後、リサイクルワルドが両戦隊によって撃破され、機嫌を悪くするボッコワウスに責められ、バラシタラが急いでクダイテストの出動準備へと入るタイミングで、イジルデに促されてバトルシーザーロボに搭乗し人間界へ来訪。リサイクルしたダイワルドで結成した「リサイクル戦隊ダイワルジャー」を悉くツーカイオーリッキーに撃破され追い詰められたダイリサイクルワルドの前に出現、藁をもすがりたい状態のダイリサイクルワルドは「増援が来た」と安堵するも……。

「……いや。お前に恨みは無いが、倒しに来た」

そう呟くとステイシー/ステイシーザーはバトルシーザーロボの脚部のソードシーザーを手に取り、ダイリサイクルワルド目掛けて投げ付け爆砕。その光景に驚きを隠せないツーカイザーと対面するも、戦闘には至らず自ら変身を解除、バトルシーザーロボから飛び出す。

「あの時から君の活躍は見て知ってる。目的の為なら何でも出来る奴だってね」
ゾックス「俺に何して欲しい訳?」
「ゼンカイザーを倒してよ。報酬は、君の探してるトジルギアだ」

「どのギアが欲しいんだ? 僕が探して必ず持ち出す」

トジテンドパレスにてバラシタラと同様に「ゼンカイジャーと界賊の同士討ち」を画策するイジルデの策に乗り、ゾックスにステイシー自身がSDトジルギアを持って来るのを引き換えに、ゼンカイジャーを討伐して欲しいと取引を持ちかけた。
警戒しているゾックスに「欲しい物は自分の手で手に入れた方が面白い」とトジテンドパレスに連れて行くことを要求された為、その条件を飲み取引は成立。ゼンカイザーとツーカイザーの決闘に発展させるのに成功する。
戦闘の末にキュウレンジャーギアを使用し、コグマスカイブルーの持つオオグマキュータマの力で巨大化したゾックス/ツーカイザーが介人/ゼンカイザーを粉砕した。
決闘が終わった頃を見計らって出現、ゾックスらゴールドツイカー一家から約束通りトジテンドパレスに連れて欲しいと要求される。

「良いとも。但し、首だけね。 悪いね。君達の事はどうでも良いが、僕の目的の為に利用させて貰った」

案の定、ゼンカイザーやツーカイザーの全滅を目論むステイシーがそんな約束を守るわけがなく、配下のクダイターやクダックでゾックス達を一網打尽にしようとするも、撃破されたハズの介人の攻撃でクダックが攻撃され、ゾックスの反撃を許す。急な事に理解が追い付かないステイシー。

「どうして……疑わしくても、僕の申し出に賭ける方が、目的を果たせる確率は高かった筈だ……」
ゾックス「だってお前より、介人の方が面白いんだよ」

フリント「私達、ゴールドツイカー一家のモットーは……」
カッタナー「面白そうな事には」
リッキー「頭から突っ込め〜!」

実はゴールドツイカー一家は自分達のモットーの元、「介人の方が面白い」を理由にこの取引の経緯をあっさりゼンカイジャーに明かしており、ゾックスと口裏を合わせた介人がセッちゃんの合図でマスクマンギアを使用、オーラパワーで宙に浮かんで身を潜めて倒されたフリをしていたのだった。
ゼンカイジャーとゴールドツイカー一家の芝居に騙され、二者の関係悪化どころか結束をより強める形になってしまった。

介人「ステイシー!ゾックス達の“家族を助けたい”って思いを利用するなんて許せない! 俺を倒したいなら、直接俺に向かって来いよ! 相手してやる」
「良いだろう。僕も本当はお前をこの手で倒したいんだ」

そしてこのまま、ゴールドツイカー一家の願いの利用に怒るゼンカイザー&ツーカイザーとの直接対決に発展し、増援としてダークセンタイギアでジャッカー電撃隊のフェイクを召喚。
ジャッカーコバックでゼンカイザーを吹き飛ばし、数の差でツーカイザーを追い詰め優位に立つも、ゼンカイブルーンのアドバイスでツーカイザーがジャッカーギアでビッグワンの力を行使、何とビッグワンの力でフェイクの制御を乗っ取られてしまう

セッちゃん「今のはビッグワンの技……と言うか権力チュン。ビッグワンはジャッカー電撃隊の行動隊長チュン!」

逆に自身がフェイクのジャッカー電撃隊に襲われて、結局自分の手でフェイクを撃破する羽目に。戦いに復帰したゼンカイザーの飛び蹴りを喰らって怯み、戦力として引き連れて来たクダイター達も残りのゼンカイジャーに倒され追い込まれるも、すぐさま呼び出されたバトルシーザーロボに搭乗・ツーカイザーとの巨大戦を開始。しかし、モード変形を使いこなすツーカイオーにバトルシーザーロボは武装を悉く破られた末、ツーカイオーカッタナーの「カッタナー刀烈火大斬」をすれ違い様に浴びて爆散、自身も放り出されて変身を解除された。

完膚なきまでに叩きのめされ、悔しさを滲ませるステイシーは、「覚えていろ……ゼンカイジャー、ツーカイザー……」と捨て台詞を残して撤退を余儀無くされた。

第15カイ!

両戦隊を倒す為にわざわざ同士討ちを目論むイジルデの策に乗ったが、戦隊の共同作戦で返り討ちに遭ったステイシー。

<折角イジルデの誘いに乗ったと言うのに、何もかもが上手く行かない……>
「あいつとは手を切って、他の手を考えるべきか……」

ゲゲが送り込んだレトロワルドの力によって、レトロな世界へと変えられた街中を物思いにふけながら彷徨いてる途中、ダンスを踊る竹の子族を見かける。

「何だ、あの異様な集団は?」
ヤツデ「あれはね、“竹の子族”。気分が晴れるよ! あんたも一緒に踊って来たら?」

すると、引っ越してきたばかりで引っ込み思案な少年・野島諒の心を解す為に一緒に歩いていたヤツデと遭遇。
諒と手を繋ぐ彼女の姿を見て、ステイシーの脳裏にとある面影が浮かび上がる。

<母上……>

それは、自身を産んでくれ、バラシタラに捨てられたとされる愛しい母親の記憶……。

「違う!母上はもう……」

だが、すぐさまそのまま記憶を振り払い、物悲しい表情を見せつつその場を去っていった。

第16、17カイ!

ゲゲが生み出したジシャクワルドによって人間磁石にされてしまい、満身創痍な介人達がカラフルへと戻って来ると、ヤツデが用意したカラフルサンデーを食べようとしていたステイシーと鉢合わせ
介人達は血相を変えて身構えるも、介人らが一度に名を呼んだ結果ヤツデが「サトシ」と聞き間違えたのを咄嗟に利用、ステイシーは「サトシです!」と強引に名乗って押し切った。
前回、ヤツデと母親の面影が重なったことから思い悩みはじめ、たまたま近くを歩いていた所を偶然出会ったヤツデに招かれたらしい。尚、ヤツデ相手には礼儀正しく接しており、ゼンカイジャーと対立関係なのを隠している。

介人も空気を察し、表向きはなんとかヤツデに素性がバレない様に「サトシとは友人である」と芝居を合わせていたが、ヤツデが席を外した所で一触即発になりかける。

「フン……。まさか、君達の根城だったとは……」

だがその時、磁力が強まり易いキカイノイドの身体故にジュラン達がどんどん店内の金属を引き寄せ始め、介人達がカラフルの外へと飛び出した為、戦いにはならずに済んだ。

その後、散らかったカラフル内の金属製品を片付け、ヤツデの礼にステイシーは笑顔で応えて店を後にしようとする。そこに急いで帰ってきた介人から「ジュラン達を助ける為に協力して欲しい」と懇願される。不機嫌になったステイシーは協力を拒み続けるが、介人は一向に諦めない。

介人「頼む、手を貸してくれって!」
「だから!どうして僕にそんな事を?僕はお前を倒そうとしてるんだぞ?」
介人「俺に出来ない事が出来るから!皆を助けられるなら、誰だって関係無い」

敵である自分に頭を下げてまで頼み込む介人に困り果て、複雑な表情になっていると、今までの事態を裏で見ていたゾックスが出現。
「介人はヤツデの孫だ。介人の命を狙ってる事、バラされたく無いだろ?」と脅される。思わぬ事実を知らされ顔を歪めるが、渋々介人に協力する事になる。トジテンドパレスへと帰還したステイシーは、ゲゲに進捗を伝えていたジシャクワルドに接触。

「勝った気になるのはま何と!?本当ジシャク!?」
「疑うなら、自分の目で確かめて来るといい。奴らなら、岩漕山とやらに居た」

「ゼンカイジャー達がジシャクワルドのジシャクパワーを打ち破った」と嘘の情報を吹き込み、介人とゾックスが待ち伏せしている岩漕山へと出陣させるよう仕向ける。これにまんまと騙され、目的地へと向かったジシャクワルドはゼンカイジャーとツーカイザーに撃破され、かなり順調だった今回の作戦は失敗に終わった。

しかし、この裏切りはゲゲに感づかれていた。敢えてボッコワウスには報告されなかったようであったが。
その後、イジルデから次の研究が終わるまでの間暇を出されるも、当人は尚も脳裏に浮かぶ亡き母の記憶とヤツデの姿から、「僕は、どうしたら……?」と静かに葛藤していた。

五色田一家との予期せぬ奇縁(第18~29カイ!)

第18、19カイ!

レンアイワルドのレンアイパワーレベルの上昇により、恋心が拗れて揉め始めたゼンカイジャー一行がいなくなるまでカラフルを外から見張り(暖簾の外から店内をジッと見張る姿は、今回の世界改変も相まって完全にストーカー状態であった)、彼等の出撃を確認すると同時に「おやつを食べに来た」を口実にカラフルに来店。
介人が自分を気に掛けていたのをヤツデから聞かされると共に、ふと店内に飾られていた五色田夫婦も写った家族写真を発見。初めて顔を確認した彼等に見覚えのある様子を見せた。

その後、トジテンドパレスに戻って研究に行き詰ったイジルデが気分転換にスパに向かった隙に潜入し、ホログラム化した五色田夫婦の姿を手元のパネルで投影。

「やはり……似ている……」

早速、音声認証で介人やゼンカイザーに関するワードを投げ掛けるが、ホログラムは反応しない。自身の考え過ぎかとその場を後にしようとするも、ふとステイシーは、

「秘密のパワー!ゼンカイザー!全力全開!ちょあ~!!」

ゼンカイザーの名乗り口上と決めポーズを真似てみる……がやはり反応は無く、「くっ……やるんじゃなかった……」とボヤいて立ち去った。
しかしステイシーの背後では、名乗り口上に反応した2人のホログラムが目を開き、それと同時にセッちゃんの元にとあるアイテムの設計図のデータが送られてきており……。

第22カイ!

バラシタラが生みだしたトウギュウワルドが操る、闘牛人間と化した人間達に迂闊に手を出せず、追い回されるゼンカイジャーを物陰に隠れて様子見。
人間界に来る前、トジテンドパレスにてイジルデが開発した「新しい武器」を授けられており、イジルデに半ば圧をかけられつつも、今度こそバラシタラを見返すべくゼンカイジャーを倒す機会を窺っていた。

イジルデ<そろそろ我輩も、ボッコワウス様に良い成果を見せねばならん。お前もバラシタラを超えたいのだろう?ならば、次こそは分かっているな?>
「……分かっている……」

その後、ヤツデのいるカラフルへと赴きいつも通りカラフルサンデーを食べていた所、自分の事を快く思わないセッちゃんに「何か変な事したら許さないチュン」と睨まれていたが、気に掛けたヤツデからセッちゃんを作ったのが介人の両親であり、10年前に失踪した事実を聞かされる。「何処かで見たら教えて」と言われたものの、まさかトジテンドが何かを知っていると明かす訳にもいかなかった。

介人は2人のやり取りを店の外で聞いていたが、「トウギュウワルドが侵略行為を再開した」とセッちゃんから知らされて現場に向かう。ステイシーもその会話を聞き付けて、急いで介人の後を追いかけようと席を立った時、ヤツデから「サトシ君、またおいでね」と優しく声をかけられる。
だが、ステイシーは、

「今日が……最後かもしれません……」

と哀しそうな表情で呟いた。
己の存在とプライドを賭けて、今日こそは決着を着けねばならない。介人/ゼンカイザーと全力で戦って敗れれば命の保証は無い。しかし勝ったとしても、介人が死んだらヤツデを悲しませる事態になり、顔向け出来ない。どちらの結果になろうと、もうカラフルの暖簾をくぐれないだろう……そんな悲壮な思いを抱えるステイシーに、何か只ならぬ事態を感じたヤツデだったが、何も聞かず、もう一度「またおいでね」と笑って、カラフルのおやつ券を手渡した。ステイシーもその心遣いに胸が熱くなり、微笑んで一礼しつつも、覚悟を決めてカラフルを後にする。

そして、介人とゾックスが合体したゼンカイジュウオーダイトウギュウワルドを撃破したタイミングで出現。

「ゼンカイザー!僕は今日こそ君を倒す。来い、バトルシーザーロボ2世!」

すぐさまステイシーザーに暗黒チェンジし、イジルデから授けられた「新しい武器」ことバトルシーザーロボの強化機・バトルシーザーロボ2世を呼び出し搭乗。今度こそ決着を着けるべくゼンカイジュウオーと対峙する。

第23カイ!

強化されたバトルシーザーロボ2世と強力なゼンカイジュウオーの戦いは互角、戦いは長期化し日が暮れても決着が付かない。
だが突如、介人が「ステイシー、タイム!一旦休憩!!」と自らゼンカイジュウオーの合体を解除してしまう。

「どう言う事だ!?まだ決着は着いてないぞ!」
介人「分かってる!だからまた明日、俺とお前、1対1でやり直そう。俺は絶対逃げない!」

介人が一旦勝負の仕切り直しを提案、ステイシーとの1対1の戦いを申し出る。彼もそれを承諾し翌日の正午、何時ぞやの岩漕山にて待つとその場を後にした。

ステイシーがこの約束を受け入れたのを「倒せるチャンスを逃した」として、ボッコワスから呼び出され叱責を受け、イジルデからも文句をぶつけられるが、既に決意を固めたステイシーは顔色を変えなかった。
一方、介人は悩んでいた。“サトシ”としてヤツデに会いに来るステイシーに「もしかしたら仲良くなれるかも」と迷いが生じていたのだ。だが、彼女からステイシーが「カラフルに来るのが最後」と発言した、そしてジュランとラーメン屋の屋台で腹を割って話した末に、ステイシーの覚悟を察し、全力で迎え撃つ決意をするのであった。

そして決戦の日である翌日、岩漕山にて2人は対峙。

介人「ヤッちゃんと話す時間くれて、ありがとな。俺も覚悟決めたから。ステイシーの覚悟、全力全開でちゃんと受け止めるって!!」
「……そう言う所が嫌いなんだ!!」

お互いにゼンカイザーとステイシーザーにチェンジし、雌雄を決する決闘が開始された。

格闘も銃撃戦も互角で勝敗が決まらない状況に、どんな手を使ってでも介人を倒したいステイシーは介人の約束を破り、ダークセンタイギアでオーレンジャーシンケンジャーのフェイクを次々に召喚。ゼンカイザーを一網打尽にしようとする。
すると、ステイシーの卑怯な戦い方に我慢ならないジュラン達他のメンバー、そして介入の覚悟が決まったのを感じて、戦う気になったゾックスらゴールドツイカー一家も参戦、皆が二大フェイク戦隊の戦いを引き受けて、再び1対1の状況になる。
ここでステイシーはバトルシーザーロボ2世に搭乗、ビームを放って地上のゼンカイザーを爆撃し、これをも撃つべく介人/ゼンカイザーがスーパーゼンカイザーとなり巨大化して挑む。ステイシーは性能が格段に上がったバトルシーザーロボ2世の力に物言わせて追い詰め、「シーザー暗黒剣唐竹割り」で大ダメージを与える。

すると助太刀に馳せ参じたジュランが参戦、スーパーゼンカイオージュランへと合体。
地上では残りのゼンカイジャーとゾックス/ツーカイザーによってフェイク戦隊は片付けられてしまった。更にはイジルデにより送り込まれたクダイテストも、ゾックス/スーパーツーカイザーがクロコダイオーと合体したスーパーツーカイオーとなって撃破。

予想だにしない状況に狼狽えるが持ち直して、スーパーゼンカイオージュランをソードシーザーで返り討ちにし、「シーザー暗黒雷冥撃」を放って跡形もなく介人を消し去ろうとするも、今度は介人とゾックスが合体。ゼンカイジュウオーの「カイジュウマックスブラスター」との壮絶な撃ち合いとなる。全力を出し切ったゼンカイジュウオーがこれを押し切り、「カイジュウマックスブラスター」の直撃を喰らったバトルシーザーロボ2世は吹っ飛んで爆散、敗北した。

2人の因縁の対決は「仲間」と言う心強い武器を持つ介人が勝利したのであった。

だが、ステイシーは辛うじて一命を取り留め、何処かの川のほとりで意識を失ったまま倒れていた。ゲゲが彼を回収し、イジルデに治療を依頼する。
イジルデは「こいつは只のキカイノイドでは無いから面倒なんだ」と愚痴をこぼしながら、大型カプセルを呼び出す。その中に眠る人物は行方不明となった介人の母親・五色田美都子で……。

第26カイ!

イジルデ「漸く気が付いたか」
「……イジルデ?僕は……?」
イジルデ「ゼンカイザーに敗れたお前を我輩が助けてやったのだ。ついでに強化改造もしてやったぞ、感謝しろ」

長らく昏睡状態だったが、イジルデによって一時的に解凍した美都子の血液によって蘇生、更に強化改造を加えられた上で覚醒。イジルデに促されるまま、今度こそ介人/ゼンカイザーを倒すべく装いも新たに人間界へ赴く。

配達帰りの介人の前に出現し、久しぶりの再会に喜ぶ介人に飛び付かれるも、それを振り解いてステイシーザーに暗黒チェンジ。パワーアップした姿を見せつけ、介人/ゼンカイザーに襲い掛かる。
介人に「決着なら、この間着いただろ!?」と反論されても「決着が着いた覚えも無い!」と一蹴、小型の盾の投擲攻撃や、右手のミサイルランチャーの「シーザー暗黒流醒群」でステイシーに対して迷いがあるゼンカイザーを一方的に圧倒。

「どうだ? 生まれ変わった僕の力は。 このまま止めを刺してやる」

再度「シーザー暗黒流醒群」でゼンカイザーを撃破しようとするも、ジュラン達キカイノイドメンバーが駆け付けたのを見て、ギアトジンガーの銃撃を目眩しに悠々と撤収していった。
トジテンドパレスでボッコワウスから戦果を褒められるが、イジルデがこれ見よがしに「自分の研究のお陰」だと割り込み、自分の手柄を横取りされた形になり、ステイシーは苦々しい顔をしつつ下がる。
この時バラシタラも嘲る様に「残念だったであるな?」と肩を叩いており、背後の事情を知っていると思われる。

その後、先程のイジルデの行為に我慢ならず、イジルデに文句を言うべくラボへ引き返した所で、カプセル内に眠る美都子を発見するステイシー。

「……この人間は?」
イジルデ「えぇ、別の世界から拐ってきた、サンプルだ……」

「サンプル? お前のデータベースと関係あるのか?答えろ」

「お前、あれも見ていたのか……。あぁ、コイツは科学者でな、少し知識を利用させて貰っている。お前を助ける為に人間の血が必要だったので、一時的に解凍したんだ」

イジルデから彼女と功がイジルデによって拉致された「人間界人のサンプル」であり、科学者である2人の知識を利用した事実を聞かされた。
そして、「お前が今生きているのは我輩のお陰だ」と恩着せがましいイジルデがラボに外出したのを見計らうや、近くの端末を操作して美都子をコールドスリープより解放

再度人間界に戻り、ステイシーと戦いたくないと思い悩む介人と、ジュラン・ゾックスの前に出現。
ステイシーザーに暗黒チェンジすると続けてダークセンタイギアで召喚・合体させたゼンカイオーブラックジュラガオーンや、アバレマックススーパーゴセイレッド達強化形態へとパワーアップしたスーパー戦隊のフェイクを召喚。
ブラックジュラガオーンと強化フェイク戦隊達に、キカイノイドメンバーやゾックスの足止めを任せ、ゼンカイザーとの一騎打ちへと縺れ込み、まだ迷いを隠せず力を出せない相手を一方的に攻めた立てる。

「僕は諦めない!何度だって、ゼンカイザーを討ち取りに来るっ!!僕の目的の為に!!」

だが、ステイシーの言葉を聞いて両親の言葉を思い出した介人は、「ステイシーの心が変わるまで何度だって諦めずに受けて立つ」決意をして奮起。

介人「ステイシー!俺がずっとやられなかったら、何時かお前の気持ちが変わるかもしれない!」
「何を言っているっ!?」
介人「ステイシー、またうちの店来いよ。ヤッちゃん、待ってるよ!直ぐには無理でも、俺も諦めないから!! 」

攻撃を物ともしなくなった相手にステイシーは徐々に押されてしまい、フェイク強化戦隊達もゼンカイジャーによって撃破され、何とか応戦するステイシーは「シーザー暗黒流醒群」で爆撃しようとするも、カーレンジャーギアを使用したガオーンの激走メカニックばらしでミサイルをバラされ不発、ならばと胸部を変形させた大砲ユニットから放つ「シーザー邪王砲皇撃」で木っ端微塵にしようとする。
すると、何やら慌ててる様子のクダイターが乱入。

クダイター「おい、ステイシー!イジルデ様からの伝言だ。“あの女が並行世界間ゲートを使って逃げた。至急捜索する、直ちに戻れ”との事だ!確かに言ったぞ〜!」

何と自身が解凍した美都子博士が、並行世界間ゲートを使ってトジテンドパレスから別の並行世界に逃亡したらしい。驚きを隠せなかったが、ゼンカイジャーに介人の母親がトジテンドから逃げ出した事を告げる。
衝撃の言葉に理解が追いつかない介人の言葉を遮る様に、ギアトジンガーの銃撃で牽制。
自身も命令に従い、勝負はまたの機会にしてトジテンドパレスへと帰還した。

第27カイ!

クダックが誤って破壊したのをイジルデが修復した並行世界間ゲートで、他の捜索隊共に並行世界へと飛び立つ。
クダック達を伴って並行世界を渡り歩き、コオリトピア内で美都子博士を捜索中に、こちらも彼女の行方を捜す為に並行世界を転々とする介人達と遭遇。この時はコオリトピアに順応出来るよう、ちゃっかり防寒具を着ていた。

この世界に彼女がいないと分かるも、「あいつらの事だ。捜索だけじゃ物足りず、行く先々を荒らして回っているだろうな」と「美都子の捜索」を名目にトジテンドが他の並行世界に危害を加えている最中だと告げ、「自分の世界に戻ってくれれば良かったのに……!」と美都子博士に対する悔しさを滲ませた言葉を呟きつつ、コオリトピアを後にした。

その後も並行世界を渡り歩き、ジシャクトピアで部下と捜索していた所、イジルデからキノコトピアで美都子博士を発見したとの連絡を受ける。
全捜索隊と共にキノコトピアに急行するも、既に美都子博士は介人達に保護されてしまっていた。

介人「お〜い、ステイシー!母ちゃんは俺達が、見付けちゃったもんね〜」
ジュラン「このレディーは俺達が連れて帰る。だからお前らが何処をどんだけ捜しても、ぶっちゃけ無駄なんでよろしこ!」

そのままステイシーザーに暗黒チェンジ。クダイター達キカイノイド兵が美都子博士を奪還に精を出す中、彼女を捕まえようとしてクダイターを攻撃、そのまま連れ去ろうとするもそれを許さないゼンカイザーに妨害され失敗。
だが、「元の世界に戻って欲しい」温情で、そのまま戦線には参加せず戦いを見守る形を取り、そのままゼンカイジャー達と戦う全捜索隊は全滅。ゼンカイジャー達に美都子博士の奪還を許す事になるが、「ヤツデの為だ」とヤツデの気持ちを汲んで今回の戦いは見逃す決断をする。

イジルデ「ステイシー!ステイシーってば!!もう〜!!ブラックジュラガオーンを出せ!! 早く! 早く出せっつってんだ……」

しかし、それを良しとしないイジルデから「ブラックジュラガオーンを召喚しろ」と焦り気味に命令された為に仕方なく召喚。人間界に帰る途中の介人達を襲撃させるも撃破され、完全に奪還されてしまった。

……実は、この一連の戦いは、他の世界をトジテンドに荒らされる事を良しとしない介人達が「美都子博士が見つかった」と嘘の情報を流して、各並行世界に散らばったトジテンドを一気に纏める為に打った演技
こちらの美都子博士はマジーヌが化けた偽者で、ステイシーはまた騙された形になった。

第28カイ!

技術開発の為に必要なサンプルを取り逃がしたのを、ゲゲやバラシタラにバラされ、不満げなイジルデの許へと来訪。イジルデから他言をしない様にと念押ししたのに、「言わない。バラシタラが喜ぶだけだ」と自分に益は無いと返し、今もコールドスリープが掛けられている功をイジルデに問う。

「この人間もコールドスリープされているのか?」
イジルデ「抵抗出来ない状態にして、直接頭脳を解析しているのだ。我輩の発明の為にな」

一通りイジルデから功やかつての美都子の事を明かされると、バラシタラへの対抗心を燃やすイジルデの新たな発明が実戦投入される前に、ゼンカイジャーを倒せば片付くと早速人間界へと向かう。

既にゼンカイジャーらはバラシタラが送り込んだマンガワルドと交戦しており、マンガワルドに漫画の原稿に変えられたゼンカイザーに「シーザー邪王砲皇撃」で砲撃。

「ゼンカイザー、随分と妙な姿にされたもんだな。イマイチ格好が付かないが、お前を倒す」

普段と違う姿に戦い難さを感じるもののゼンカイザーを倒す為に交戦、ミサイルランチャーを放つもヒラリとかわされ、ダイナマンギアを使って発動したダイナピンクのバラフィナーレでシールド吹き飛ばされてしまう。

戦闘の途中でマンガワルドの撃破で漫画にされた人々が元に戻り、ゼンカイザーも姿が戻ったので調子を取り戻すも、ダイマンガワルドの相手をすべく介人/ゼンカイザーが戦線を離脱。
しかもジュラン達に阻まれて最早戦う理由が無くなり、並行世界間ゲートでトジテンドパレスへ帰還していった。

第29カイ!

お菓子を配達中の介人を待ち伏せ。「“カラフル”で待ってて欲しい」介人の言葉に耳を貸さず、今度こそ介人/ゼンカイザーを倒すべく襲い掛かる。
ゼンカイジャーとの戦闘の途中で、マジーヌ以外の残りのメンバーが駆け付け乱戦状態に陥るも、何故か遅れて来たマジーヌがテニスボールを手に持っている。

マジーヌ「介人!皆が……ヤッちゃんがボールにされた!!」

何と、マジーヌが手に持っていたテニスボールはヤツデ本人。バラシタラが侵略の為に送り込んだテニスワルドの能力で、ボールに姿を変えられてしまったのだ。
直ぐにバラシタラの仕業だと勘付いたステイシーは戦闘を中断し、トジテンドパレスに帰還した。

その後、テニスでしか倒せないテニスワルドを攻略すべく、漫画を見てテニスの技術を心得ているゾックスの修行を受けるゼンカイジャーの様子を見に来るも、どれもこれもトンチキな物ばかりで流石にステイシーも不安を覚える。

<奴らは何をやってるんだ……。あれで本当にヤツデを助けられるのか?バラシタラに、また奪われるのか…?>

ふと母親とテニスを楽しんでいた幼少期を思い出し、「バラシタラにまた大事な存在を奪われる」と焦燥に駆られたステイシーは、居ても立っても居られず駆け出した。

案の定ステイシーの不安は的中し、ゼンカイジャー&ツーカイザーは不公平な判定を出すトジテンド、更にはテニスパワーを最大限に使うテニスワルドの反則まがいなプレーに次々と倒されていき、危機的状況に追い詰められていた。すると…

テニスサトシくん


「どけ、選手交代だ」
介人「えっ? ステイシー……」
「サトシだ!」

颯爽とテニスウェアを着て駆けつけ、「サトシ」と名乗りテニスワルドの挑戦者として、ヤツデを助ける為に一時的にゼンカイジャー達に協力
母親に教えて貰った基礎が揃ったテニスの腕前を見せ付け、テニスワルドと互角以上のラリーを繰り広げる。

ゾックス「これが、基本に忠実なパーフェクトなテニス……」

そして、テニスワルドのパワーの源である顔の仮面目掛けて、止めの変化球スマッシュを放つ。

「テニスは好きだが……お前は嫌いだ!」

それをモロに喰らい仮面を弾き飛ばされたテニスワルドは大幅に弱体化、ゼンカイジャーに突破口を開かせ、勝利へと導いた。
助けてくれた事実に介人から感謝を述べられるも、「あくまでヤツデの為」だと付け加え、「次に会う時は覚悟しておけ」と今度はまた敵同士だと伝えつつ去って行った。

トジテンドパレスに帰還したステイシーは「自分でも柄でも無い事をしてしまった」と呟きつつ、イジルデのラボにやって来ると、自分の影が変化し襲い掛かって来た。
その正体は、イジルデが新たに造り上げた自身に続く実験兵士・ハカイザーであった……。

初めての「仲間」との出会いと葛藤、...そして決別(第32~40カイ!)

第32カイ!

ここ最近、イジルデが戦線にハカイザーばかりを投入する事態に「僕だけじゃ不満と言う訳か」とイジルデの心情を察する。
「お前ばかりに掛ける理由は無いからな。お前がバラシタラを超えたければ、“結果”を出すことだ」とまたイジルデに口すっぱく言われてしまった為、今度こそ介人を倒して武功を立てるべく人間界へと赴き、美都子博士捜索に帰還したばかりの介人/ゼンカイザーを襲撃して交戦を開始。

すると、バラシタラが新たに送り込んだサカサマワルドが出現し、介人が討伐に行こうとしたのを制止しゼンリョクゼンカイキャノンを取り上げ、サカサマワルドに帰還しろと命令するが、それに気を損ねたサカサマワルドが放った光線を介人と共に浴びてしまう。すると……

願いがかなえられた


介人(inステイシー)「お前、よくもこの僕に攻撃を……あっ?……僕だ!」
ステイシー(in介人)「良かった〜。俺のゼンリョクゼンカイキャノン!……えっ?……俺だ!? 俺とステイシーが……逆さま全開だ〜!?」

サカサマワルドの放った「サカサマビーム」の効果で、それぞれの意識が入れ替わってしまった。
すぐさま「戻せ」とサカサマワルドに命令するも既にその場を去り、肉体が普通の人間である介人の為、トジテンドパレスの並行世界間ゲートを使えなくなってしまう。
更に介人が元に戻ろうと思い切り頭突きを食らわされた挙句、「並行世界間ゲートを使えるステイシーに肉体でなら“功博士を探せる”」と踏んだ介人がトジテンドパレスへと行こうとしたので、急ぎ制止しようにも捕まえ損ない転倒、ステイシーは気を失ってしまう。

その後、倒れていたところを発見したジュラン達に介抱・カラフルへと運び込まれ、そこでヤツデと思わぬ形で再会したが、暫くは大人しく脱出の機会を窺う。
そこで介人の身体を通して、介人が沢山の人達に囲まれて日頃より受ける温かい人間関係を実感、一人ぼっちの自分にないものを沢山を持っている事を羨む。

<もしも僕が……このまま元に戻らなければ……>

一方、ステイシーの身体になった介人、そこに囚われていた市民キカイノイドを解放し、ステイシーの立場がそこまで偉くない事実を知りながらも功博士を探していたが、正体を勘付かれたゲゲに看破されバラシタラから追われる羽目に。

しばらくすると、ゾックス達の事情を聞いて介人が入れ替えられたを知り、ガオーンマジーヌに再度、侵略行為を開始したサカサマワルドと戦うジュラン達の所へと連れられる。
密かに「今の姿のままで良い」と感情が揺らいでいたが、並行世界間ゲートから帰還したステイシー(in介人)とそれを追うバラシタラが出現。ここでバラシタラにステイシーと介人が入れ替わった事態に気づかれる。

考えを振り払って、バラシタラを越えるべく、介人のギアトリンガー使ってゼンカイザーにチェンジ。逃げようとしてサカサマワルドを倒そうと交戦開始。ステイシーザー(in介人)と協力してサカサマワルドを撃破。
バラシタラの作戦を頓挫へと追い込み、元に戻ったのを確認するとトジテンドパレスに帰還していった。

第33カイ!

前回の作戦については事実上、頓挫に追い込んだ形になったが咎められずに済んだ様で、イジルデが生み出したガクエンワルドの作戦に、他のトジテンド構成員と同じように教師の立場を与えられて参加。

ステイシー先生!!


生徒から教師へとステップアップする為の、進級テストの顧問を担当している様子。

ハカイザーがテストに合格し教師へと位が上がり、ガクエンワルドの根城たる校長室に転送されたのを確認した介人達が、同じように進級テストを受けたいとせがまれて来たので了承するも、「クイズDEトジテンド」なるトジテンドの構成員ぐらいしか分からない難問クイズを出して、次々と脱落者を増やす。
頼みの綱だったブルーンも瓜二つなゴミワルドとリサイクルワルドの写真を見比べ「リサイクルワルドがどちらか」の難問で脱落に追い込んだ(描写を見る限りどうやらステイシー自身も見分けが付かなかった模様)。

その後、ヤツデのアイデアで介人達が不良生徒になりきって暴れまわる芝居で、誘き出されたガクエンワルドが弱体化し、一気に叩こうとするゼンカイジャー&ツーカイザーを迎撃すべく暗黒チェンジし戦闘に参加。
しかし、ゼンカイザーがゼンリョクゼンカイキャノンの「果てなき!ギャラクシーパワー」で召喚したメガレッドファイブブラックカメレオングリーンに阻まれてうまく戦えず、その間にゼンカイジャーによってガクエンワルドが撃破されてしまい、そのままトジテンドパレスへと帰還していった。

第34カイ!

ハロウィンワルドの活動前にハカイザーとの遣り取りが流れる。
そこでステイシーは「何の為にイジルデの元で働く?」と問うと、「考えた事も無いな。そうやって目的に作られたからじゃないか?」、「仲間の役に立つのは嬉しいし、ゼンカイジャーみたいな面白い奴らと戦うのは楽しいよ」と妙な答えを聞くに至った。

その後、ハロウィンワルドがパワーの源であるカボチャヘッドを紛失して弱体化したのを見て、「ハロウィンワルドを助ければ僕の手柄になる」と踏み、カボチャヘッドを見つけ出すべく行動を開始。
その過程で介人と遭遇し「ハカイザーと協力している」と介人に言われるや、それを否定しその場から去った。

その後、ステイシーは川に流れるカボチャヘッドを発見し確保に成功、ハロウィンワルドの許へ向かうも、同時期にハカイザーが確保したモノが正解だった為にハロウィンワルドに無視=ハカイザーに手柄を奪われる屈辱を味わう……が、直後にハロウィンワルドのカボチャヘッドがツーカイザーに破壊されると、ハロウィンワルドはステイシーのそれを装備して強化・そのまま反撃を開始した。
ステイシーのまさかの活躍に、ハカイザーは素直にそれを称賛した為ステイシーはその場は急いで立ち去った。

その後、“一緒に頑張ろう”……か。僕の目的は“バラシタラを超える”事……それが1人である必要は無いのかもしれない……」と、今までの妄執を変える切っ掛けになった。

尚、ダイハロウィンワルド戦には関わっていない為、ハカイザーの素顔は見ていない。

第35カイ!

ダイヤワルドの暗躍を見守るハカイザーの許へ向かったステイシーは、躊躇い気味に「僕と、手を組んでみないか?」と提案するや、ハカイザーは「手を組むも何も、俺達最初っからチームじゃないか。だろ?」と、そう提案して来たステイシーが可笑しいと即座に快諾、コンビを結成する。改めてハカイザーから「仲間」と認識されている事に嬉しさが溢れる笑みを浮かべていた。

その後、ダイヤワルドの能力の影響を受けたキカイノイドメンバーを戻すべく孤軍奮闘の介人の前に、ハカイザーと共に現れたステイシー。それを見た介人は「ハカイザーと組んだんだ」と少し安心した様子で問われるや、「利害の一致だ」と前置きした後に交戦を開始。

しかし、まだ組んだばかりの即席コンビ故に微妙に連携が取れていない弱点を突かれ、一時は追い詰められたが、介人の誤解を解こうとするキカイノイドメンバー達が乱入。
それでも物憂しせず軽くあしらい、ダークセンタイギアで召喚したスーパーゲキレッドレッドバスターパワードカスタムのフェイクで足止め、形勢逆転に持って行き、ハカイザーの合体必殺技を介人に放って追い詰める。

だが、充電切れに陥ったハカイザーのマスクが消滅し、現れた彼の正体=五色田功と知って驚くステイシー。そして分け隔て無く接してくれたハカイザーの優しさは、功ら五色田家由来の物であると気付いてしまう。
予期せぬ再会に喜んだ介人と功が互いに駆け寄ろうとした瞬間、ステイシーは激情のままに叫びながらギアトジンガーを乱射
その隙を突いて功に接近し、そのまま強引にトジテンドに帰還するのだった。

第36カイ!

ラボにて改めて洗脳されるハカイザー=功を目にするステイシーは、自分にとっての初めての仲間であるハカイザーと、自分に対し母親のように優しく接してくれたヤツデとの恩義に板挟みに陥ってしまう。
だが、再洗脳を終えたハカイザーは「ワルドを守る」アイデンティティーによって暴走するように飛び出した為、イジルデに命じられるままに出撃したステイシーは、「アイツは……漸く手に入れた僕の“仲間”だ!」とヤツデとの未練を断ち切り、ゼンカイザーと交戦を開始。
だが、ビックリバコワルドが倒された為に、ステイシーはハカイザーを引き連れて撤退していった。

第37カイ!

功としての意識を取り戻したからか、動作が不安定になったハカイザーのサポートとして、同じく「ワルドのガード」を行うに至ったステイシー。
ガードとしてダイコンワルドのガードに成功したステイシーは、一旦トジテンドパレスに帰還すると、バラシタラから「貴様はあの人形(=ハカイザー)に執心しているようであるな」と皮肉られる。即座に「ハカイザーは“人形”じゃない!……。僕の“仲間”だ!」と反論したが、バラシタラは尚も「仲間か……確かに貴様もハカイザーと同じイジルデの“人形”として仲良くするのだな」と愚弄するのだった。

ダイコンワルドの再出撃に合わせ、ガードとして活動するステイシーだったが、やはり「ワルドを守る」べく暴走したハカイザーが登場。
すぐにハカイザーに戻れと指示するステイシーだが、ハカイザーの「俺は動けるんだから、一緒に戦おう、“仲間”だろう?」の言葉に絆され、結局ハカイザーの暴走を容認してしまう。
しかし、ダイコンワルドが倒されてしまい、仕方なくハカイザーと共に撤退するのだった。

第38カイ!

ハカイザーと共にバラシタラとイジルデがそれぞれ生み出した、ボンワルドショウガツワルドをガードすべく出撃、ゼンカイジャー&ツーカイザーと戦闘を開始。
すると、ボンワルドの能力でジュランやゾックスを含めた、今は亡きご先祖様(の偽物)が再現され、自身も能力の影響を受けて亡き母親・リセの偽物と対面し、呆然としてしまう。

気を取り直しリセをトジテンドパレスへと連れて行き、原因たるバラシタラに抗議しようとするも「作戦中のボンワルドを倒す事はボッコワウス様に逆らう事である。巻き添えを喰らった貴様が間抜けなのである」と案の定取り入って貰えなかった上、「色んな世界の女を妻にしてきたが、霊はまだなのである」と性懲りも無くリセに手を出そうとしたので、耐えられず咄嗟に割って入り彼女を連れて人間界へと再度戻る。

リセ「貴方は優しい子だった。小さい頃から。バラシタラの悪巧みのせいかも知れないけど、またステイシーに会えて嬉しかった……」
「僕もだ……。母上……」

バラシタラから助けられ、感謝を述べるリセとの束の間の交流を密かに喜ぶステイシーだったが、ボンワルドがパワーのレベルを引き上げ先祖様が凶暴化。リセもナイフ片手に息子を殺そうと追いかけられ、ステイシーは生き地獄を味わう羽目になり、偽物ながら実の母親に攻撃できず徐々に追い詰められて行く。

リセ「さぁ、ステイシー……お母さんと一緒に逝きましょう……」

遂に追い込まれ、リセの凶刃が迫ろうとしたその瞬間、ステイシーをふと思い出したゼンカイザーとそれに同行したハカイザーが自身を救助。命の危機は脱するもののボンワルドが倒され、母親が消えていくショッキングな瞬間を目の当たりにしてしまう。

<僕はハカイザーと五色田介人に、バラシタラと同じ事をしているのか……。あの憎き父親と同じ事を……>

この経験により、「介人への嫉妬に焦がれながらハカイザーに執着する選択をした自分は、バラシタラと同じ行いをしているのでは無いか?」と気付いてしまうのだった……。

第39カイ!

前回の出来事が尾を引き、上の空で任務に当たるステイシーだったが、ショウガツワルドの「ハカイザーが来ない」指摘に我に返る。
ステイシーはすぐにトジテンドパレスに帰還すると、同じようにハカイザーの所在不明を疑問に思ったバラシタラと謁見の間にて鉢合わせてしまう。
だが、ボッコワウスからは「イジルデとハカイザーは今、ワシの命で動いている」、「1つだけ教えてやるならば“最凶兵器”の開発と言った所だ」と返された上、ゲゲからは「何時も通り働いていれば良い」と抑え付けられてしまう結果に終わった。
次にイジルデのラボに向かったステイシーの前に、突如ゲゲが現れると「(ハカイザーは)格納庫に居るよ」と先程と逆の発言を聞く。が、直後に「これからトジテンドでどうなりたいか、よ〜く考えてからにしなよ?」と不気味な問い掛けもされた為、その場から離れるのだった。

その後、ショウガツワルドが倒されてダイショウガツワルドが参戦、それにしても合わせステイシーもバトルシーザーロボ3世に搭乗して、ゼンカイジャー達と応戦するがダイショウガツワルドは敗北。
だが、直後に禍々しいクダイテストの様な何かが出現し……。

第40カイ!

前回登場したトジテンドの新兵器「ハカイジュウオー」により、都市部が蹂躙され、何より強力な洗脳により功の意識が完全に消失したハカイザーの豹変ぶりに、言葉を失うステイシー。
トジテンドパレスに帰還したステイシーは、イジルデのラボで微調整を受けるハカイザーに声を掛けるも、「実験兵士は引っ込んでいろ」の愚弄を受け、堪らず「これが(介人の父を奪ってまでした)僕の望んだ事か!?……」と絶望する。
その際にコンソールに手を叩き付けた結果、ハカイジュウオーに関するデータが開示された為、ステイシーは急ぎデータをコピーし、ゴールドツイカー一家にデータを譲渡。解析を進言した。

その翌日、自分が渡したデータにより無事ハカイザーがツーカイザーによって救助され、更にゼンカイジャー達の渾身の奇策(=功の記憶を取り戻す為、功の記憶をフリップで見せつつ語る。ジュラン曰く「最後に賭けるとしたら……ぶっちゃけ“愛”だろ!?」)を展開。
暴走するハカイジュウオーを破壊した介人の覚悟の猛攻によって、遂にハカイザーのスーツが消滅、功としての意識を取り戻し、介人との再会に成功した。

その様子を見ていたステイシーは、嬉しさと寂しさが綯い交ぜになった表情を浮かべるしか無かった……。

捨てられ、操り人形となってしまった王子は妖しく笑う(第41カイ!~)

第41、42カイ!

ハカイジュウオーの敗北でボッコワウスがお冠になっており、暫くは目立たない様に行動しようと後方に引っ込んでいた。

しかし、その矢先「誰かに罪を擦りつけて助かろう」と目論んだイジルデによって「ハカイジュウオー敗北」の責任を押し付けられた上、「自身が戦果を上げるのに我慢ならず、父親のバラシタラの手助けをしている」との妄言をボッコワウスに吹き込まれ、それに対してバラシタラのためでは無いと強く否定してしまう。
結果的に「バラシタラの為では無いが裏切り行為自体は働いた」と解釈され、四面楚歌の状況に追い込まれてしまったステイシー。

ボッコワウス「と言う事は貴様の仕業なのだな!? ワシに逆らう事がどう言う事が分かっておるな?」

何とか弁明しようにも偶然ながら真実だった為に動揺してしまったステイシーは、その場から逃走を図るも、それを良しとしないボッコワウスの粛清を受け、そのまま投獄されてしまう。

イジルデに嵌められた事に恨みつつも、「でもまぁ、自業自得か……」とうなだれていたところに、ゲゲが現れ声をかけた。

ゲゲ「やあ、ステイシー。調子はどうだい?」
「何しに来た?笑いに来たのか?」

ゲゲを訝しんでいると、突然笑いながらゲゲが目を光らせはじめ、ステイシーに干渉。それを見てしまったステイシーはゲゲに意識と肉体を乗っ取られてしまった

ゲゲ?「…うん。この体も悪くないね」

以降、ゲゲに意識を乗っ取られたステイシーは、ファンからはゲゲイシーと呼称されている。

“神”の操り人形になった青年は、良縁により救いと自由を得る(第46カイ!~)

第46カイ!

以前からゲゲを依り代に利用していた、数多の並行世界を創り出したと言う「神」が独自の活動を続ける為に、新たな依り代として利用されたステイシー。
第45カイ!で一時的に意識を取り戻すが再度乗っ取られてしまい、第46カイ!で神が存在を証明すべくゼンカイジャーに予言と称してニンジンワルドと言ったワルドを次々と生み出し自作自演を行う。

だが、「他人に許可無く体を乗っ取る様な奴の話は信用出来ない」、「自分達と対話したいなら自分達の体を使えば良い」とステイシーの事を思う介人は反発。そんな介人の言う事をあっさり聞き入れた神はステイシーを解放し、漸くステイシーは完全に意識と肉体を取り戻した。

その夜、公園にて介人からこれまでの経緯を聞かせて貰うと同時に、ハカイザー/功を助けてくれた感謝と唯一の仲間を奪ってしまった事の謝罪を受ける。
漸く自分の置かれた状況を理解するが、自分の目標に突き進もうにも自分の情け無さ・不甲斐無さを痛感。擦り減らし続けた彼の精神は今にも崩れそうな程弱り切ってしまっていた。

「何だったんだろうな……。僕は、只バラシタラを超えたかっただけなのに……。悩んで、考えて、進めば進む程迷走してこのザマだ……。もう、疲れた……。僕みたいな奴は神とやらの傀儡になっているのが、お似合いって事かな……」

ダイ46カイに待望のシーンキタ!


そんな彼に介人は駆け寄り、第32カイ!でステイシーの立場や劣悪な環境を理解したことを踏まえ、選民思想に支配された構成員と違い良心があると訴える。

介人「ステイシー、俺達のとこ来いよ!一緒にトジテンド倒そう!」、「良いじゃん、もう…。あんな苦しいとこで、無理に頑張らなくても良いよ。だってステイシー、優しいじゃん!」

改めてゼンカイジャーの仲間としてトジテンドを倒そうと呼びかけられるが、心が一杯一杯なステイシーは介人の言葉を突っぱね、何処かに去ってしまう……。

第47カイ!

一人戸外で悩み続けていたステイシー。罪の意識に苛まれる彼は、前話の介人の言葉、そして第38カイ!で擬似的に蘇った母の「貴方は優しい子だった。小さい頃からずっと」という言葉を思い返しながら呟く。

「優しくなんかない……僕は……」

ステイシーはヤツデのいるカラフルに向かい、キカイトピアに向かった介人達の身を案じながら気丈に振る舞う彼女に自分の全てを明かす。
自分の本当の名前はサトシではなくステイシーである事、孫である介人の命を狙っていたこと。手柄を立ててトジテンドの幹部である父親を見返す為に戦っていたが、真っ直ぐに親を信じていられる・カラフルという暖かい場所のある介人が羨ましくなり、嫉妬の余り彼を倒そうとした事……。ステイシーはそれらを今にも泣きそうな顔でヤツデに謝罪。
介人達の話で知っていた「トジテンドの構成員のステイシー」が彼であると知ったヤツデは最初こそ怪訝な顔をしたが、彼の心情や苦悩を理解し愛のある叱咤と共に抱擁。

第47カイ 優しい子


ヤツデ「優しいから、辛い所で辛いまんま頑張っちゃったんだろう?でも無理しなくていいんだよ、もう。全部ポイッて捨てて、次進めば良いんだ。暖かい場所なんて、他でいくらでも作れるんだから」

そう言って全てを受けとめ赦しカラフルに歓迎するヤツデに、ステイシーは涙と共に感謝の言葉を述べるのだった。

その後セッちゃんを連れキカイトピアに突入、バラシタラから逃げていた介人、ブルーンと合流。そして、ヤツデに一切合切を話したことを打ち明けゼンカイジャーとの共闘を遂に宣言。今更反旗を翻しても罪滅ぼしにもならないかもしれない、それでも戦いたい。胸を張ってカラフルに行ける様に。
そこに割って入るようにブルーンが「自分も元トジテンドだがカラフルに住んでいる」事をごく普通の調子で明かし、ステイシーは驚愕する。(構成員と掃除係と言う立場の差はあれど)もっと気楽に構えていれば早くに解決出来た・遠回りをしていた事に気付かされたステイシーは肩の力が抜けたように笑い、「ステイシーの真面目な所が好き」と笑い掛ける介人に「僕はお前のそう言う所が嫌いだ」と晴れやかな顔で返すのだった。

そこに介人達を探していたバラシタラが出現。ステイシーは父親との決着をつける意味合いも込めてこの場を引き受け、介人・ブルーン・セッちゃんを逃がす事を決断。時を同じくして現れたゴールドツイカー一家、ゾックスと共にバラシタラとの最終決戦に臨む。
このときから変身ポーズの「ギアトジンガーの銃口を右腕に押し当てる」仕草がゼンカイジャーツーカイザー同様「ギアトジンガーを前に向かって撃つ」仕草に変わっているが、これは“もう自分で自分を苦しめない、明るい未来に向かって進んでいく”と言う意味を込めた世古口氏の提案である事が明かされている(参考ツイート)。

第48カイ!

ゾックスと共にバラシタラと交戦するも、幾多の戦線を渡り歩いて来たバラシタラの凄まじい戦闘力に変身解除に追い込まれてしまう。
ダメージを受けた体に鞭打って立ち上がり、生身でバラシタラに立ち向かう「(ステイシーと同様、母親の仇を打つ為に刃向かった子供は)全員返り討ちにした」等、バラシタラに容赦無く愚弄され続ける。

「何とでも言え!お前の事は憎いが、これは敵討ちじゃない。俺が……これから生きる場所を守る、その為の戦いだ!」

しかし、自分に守るべき物が出来た事で心身共々成長した彼は、バラシタラの罵倒を跳ね返して自ら鼓舞。二度とバラシタラに大事な物を奪われる悲劇を繰り返さない為に再度ステイシーザーに暗黒チェンジ。
ゴールドツイカー一家と共にバラシタラを追い詰め、守るべき物がある彼等の渾身の一撃が決まり、バラシタラは戦死。ついに人々を散々に蔑んで来た、憎き父親に引導を渡す事が出来た。

  • バラシタラの台詞から、何百人といたリセ以外の妻達もバラシタラの手で死に追いやられていた事が明らかになった。ステイシーの異母兄弟達もバラシタラを憎んで「母の仇を討つ」為や「復讐」の為にバラシタラに刃向かったが、皆一様にバラシタラに敵わず命を散らしたという。復讐では無く「帰るべき場所を守る為に戦う」と決意したステイシーがゾックス達と共に戦って、ようやっと何百人もの妻子を不幸に追いやったバラシタラに引導を渡せたのであった。
  • この戦いが「敵討ち」「復讐」では無く「守るための戦い」の証であるかのように、ステイシーはバラシタラの死によって生じた爆風からゾックス達を守っている。

そして、ゼンカイジャーの活躍でボッコワウスを討伐した事でトジテンドは滅亡、暗雲に覆われたキカイトピアはトジテンドの圧政から解き放たれた。ボッコワウスに取り込まれた各スーパー戦隊の世界を含めた全ての並行世界も解放され、世界に平和が戻った。
だがフリントが何時の間にか、並行世界間ゲートがあるパレス内の一室にいた事から彼女が神に乗っ取られていた事に気付き、ゾックス達に自身も操っていた神の事を話したが、今度は神がゾックスを乗っ取り、そのまま海賊トピアへと一家を帰らせてしまう。
ここで初めて神と言う存在に乗っ取られた者の様子を目の当たりにした、と同時に嫌な予感を察知、介人の元へと急ぐ。
しかし時既に遅く、神が介人の身体を依代に人間界へと来訪して全ての住民が「あるべき世界」に戻った事を確認するや、人間界に転送したトジルギア装置を発動。
キカイトピアを含めた全ての並行世界が再度トジルギアに封印され、自身もキカイトピアに閉じ込められてしまう。

最終カイ!

「増え過ぎた世界の整理」という本当の目的を実行に移した神によってジュラン達諸共トジルギアに封印されてしまったが、1人だけ記憶を取り戻した介人の奮闘で解放された。

ゼンカイジャー最終回


並行世界解放後はキカイトピアを新しく、より良い世界にするために住人達と再建に尽力している。住人からは「トジテンドを倒した1人」として元構成員ながらも尊敬されており、「新たな王になって欲しい」と言う声も出ているがそれを固辞して皆と一緒に歩んでいる。

  • 「どうしても王になってくれないのですか?」とステイシーに質問した一般キカイノイドは、上記の第32カイ!で、介人ステイシーに牢屋から救われたキカイノイド達(参考リンク)。劇中ではステイシーが入れ替わりの事情を彼らに明かした旨も語られている。公式曰く「介人の手柄にタダ乗りはしません。」とのこと。

また、しがらみから解放された事で表情が穏やかになり、笑顔を見せる機会が増えた。心境の変化か髪型も一つ結びに変えており、服装もトジテンドの紋章を外している。

カラフルには今も頻繁に訪れており、ヤツデからは「ステイシーくん」と本名で呼ばれるようになった。またヤツデからカラフルに居住する事を提案されているが、「大切な場所だからこそ息抜きの場にしておきたい」という理由で断っている。

余談

  • 名前の由来は「捨て石」「停滞」を意味する英単語stasisのダブルミーニングと思われる。
  • 元々当初の構想には存在せず、主役オーディションに参加していた世古口氏に演じてもらう為、当て書きで作られたキャラクターである。
  • 言わば「影のある真面目なイケメン悪役」なのだが、ゼンカイジャーもゴールドツイカー一家もコミカル側に振ったキャラである為、1人割を食う扱いが多く何かと不遇(但し、所謂脚本の被害者では無い)。
    • 「ゼンカイジャーのシリアス担当」と呼ばれる事もあり、Twitterで「ステイシー」と検索するとサジェストに「可哀想」、「不憫」等の言葉が出てくる程、視聴者から同情を受けている(「不憫な所が可愛い」扱いを受けたりもする)。
  • 世古口氏の中性的な容姿から、情報解禁時は「に似ている」等の感想を抱く視聴者が多発した。
  • 本格登場した第7カイ!のサブタイトルは“魔界の王子は気がみじかい!”だが、彼自身は王族という訳ではない。母親が「魔界」と呼ばれる並行世界の王族の人間という可能性もあったが、東映公式の最終カイ!の文章によると「最初から全く王子ではない」「『ハンカチ王子』的な渾名」とのこと(参考リンク)。
  • 本編ではワルド、ダイワルド問わず度々自軍の怪人を粛清する場面が散見されるが、偶然ながら何れもバラシタラ由来の個体ばかりである。
  • 第16カイ!で「サトシ」の偽名を名乗っていたが、某携帯獣アニメ主人公を連想した人も多いであろう。因みにサトシの声優スーパー戦隊シリーズに出演経験がある(『地球戦隊ファイブマン』のアーサーG6等)。また、ガオーンの中の人も嘗てサトシの旅の仲間の声を演じていた。
  • バンダイから「機界戦隊ゼンカイジャー戦隊ヒーローぬいぐるみ ステイシー」、「機界戦隊ゼンカイジャー戦隊ヒーローぬいぐるみ ステイシーザー」が12月18日に発売された。
    • この際、脚本家である香村純子氏が手掛けた『ヒーリングっど♥プリキュア』の主人公と因縁深い敵キャラクターであるプレミアムバンダイからぬいぐるみが販売されており、視聴者からは色々な心配がなされていた。
    • しかし、物語も佳境に入り彼に待ち受けていた結末は、ダルイゼンとは対極のものだった。


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スーパー戦隊シリーズ関連

ニチアサ関連

他作品関連

  • ウォーズマン:「半分人間・半分機械」繋がりなのでこちら寄りか。
  • ディズィー:『ギルティギア』に登場する、人間と機械(っぽい外見の)生命体のハーフ繋がり(※こちらは母親の方であるが、父親の方も後に同じ存在へとなった)。その出自より迫害を受けて人里離れた地に隠れ住んでいたが、そこから多くの理解者へ恵まれた末に、伴侶に出会って結婚し幸せを得る。更に結婚後は息子も授かっている。
  • 妖魔学士ザムザ:『ダイの大冒険』に出てくる、最低最悪の父親を持ちながら同じ軍に所属する息子つながり。こちらは母親については一切不明。不幸にも彼は父親が唯一の肉親であり付き従うしかなかった。
  • シルバー某携帯獣のライバルにして、主人公の敵対組織であるボスの息子。その出自により仲間や家族の絆を否定し、主人公とは別の方法で組織を壊滅しようと目論んでいた。また、とある漫画版ではストーリー上で暗躍したボス達と、深い関係がある経緯から悪の王子と言われた事がある。
  • 間桐桜:一部では「境遇が似てる」との声も。
  • 轟焦凍:父親を憎む息子繋がり。この作品ガオーン声優も出てる。


歴代番外戦士
ナダステイシー五色田介人

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トジテンド とじてんど

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