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カタツムリワルド

かたつむりわるど

『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場する敵組織・トジテンドが造り出したワルドの一体。
目次 [非表示]

「イッヒッヒヒ!スローな世界を、ゆ~っくり味わうが良いカタツムリ!」

「順調カタツムリ〜!別の場所ではツーカイザーと、ゼンカイジャーピンクも引っ掛かったカタツムリ~!」


CV:川津泰彦

スーツアクター:井口尚哉

登場話:第12カイ!「ノロノロマイマイ、カタイ貝!」


データだカタツムリ

身長/186cm

体重/287kg

世界/カタツムリトピア

名物/スローエリア

名産/マイマイクロミサイル


概要だカタツムリ

トジテンドが人間界侵略の為に、カタツムリ世界「カタツムリトピア」を閉じ込めたカタツムリトジルギアクダックに組み込んで、のんびり誕生したワルド


カタツムリワルド

頭部は青い色合いのカタツムリを模しており、頭の一対づつ飛び出た部位の内で眼はミサイル「マイマイクロミサイル」、後触角は矢尻型の角に置き換わっている。

そして口に当たる部分に赤いスリット状の目を持った人型の顔を配していて、まるでカタツムリの被り物を被っている様にも見える。

一方両腕はクダイターのままで、腕に持てる武装品を持たない事も相まってこれまで登場したワルドの中で最も変化した部位が少ない印象を受ける。


カタツムリトピアの力を悪用する事で、カタツムリの殻のエフェクトを持った範囲限定鈍化フィールド・“スローエリア”を発生させる「マイマイフラッシュ」を発動、人々や物体の動きをカタツムリの如くスローにする能力を行使する。

このエリア内のあらゆる物を遅く出来るが、あくまでも物理的な動きだけを遅延させる物であり、時間その物に干渉している訳では無い。また指先等末端の部分は普通に動く。

一方、能力を喰らった方はこの状態を知覚出来るので、自由に身体を動かせない状況に困惑する事となる。

そして発生元のカタツムリワルドはスローエリアの効果を無効化して普通に動き回れるので、ほぼ身動きが取れない敵対者を一方的に攻撃する事が可能。当然後からエリア内へ踏み込んだ人・物の動き(※銃撃等の遠距離攻撃も該当する)も遅く出来るので、対策を講じなければフィールド内へ踏み込むのは自殺行為に等しい。

スローエリア自体もポイントを変えて複数発生させられる為、時間を掛ければ侵略世界全体の動きを遅くする事も可能。


戦闘でもマイマイフラッシュを活用して、動きを遅くした相手へ頭部のマイマイクロミサイルを撃ち込む攻撃が得意。裏返せば相手の動きを鈍化させる能力に頼り過ぎていて、能力を突破されれば他の武装が乏しいのも手伝い一方的に追い込まれる弱点を持つ。

更に能力無効は自身のみの為、スロー能力の発動中は味方も効果範囲に捕まって動きが鈍化、援護や連携が出来ず無力化してしまうので結局カタツムリワルドが無防備となる欠点もある。


おどけた口調で「~カタツムリ」と言いながら、地道に各所へスローエリアを発生させる任務を粛々と熟す、割と真面目な性格。

しかし任務に実直過ぎて、ゾックスゼンカイジャー2程発生させたフィールドへ巻き込んだ事を生み主兼上司のバラシタラへ報告した結果、それを直ちに始末しろと半ば無理矢理の命令変更を言い渡され、そしてそれが敗北と作戦失敗の遠因となった不憫なワルドでもある。


活躍だカタツムリ

バラシタラの手で誕生後、街中に現れて「ナハハハ~♪喰らえ、カタツムリの世界の力~!」と言いながら早速能力を行使、マイマイフラッシュで周辺一帯の動きを鈍化させる。

スローエリア内へ降り自由に動けなくなった周囲の様子を見て悠々と歩いていると、付近を歩いていたジュランマジーヌも巻き込まれていた事に気づく。


「おやぁ~?あそこに見えるはゼンカイジャー。貴様らもマイマイフラッシュの餌食になっていたとは…」


ジュラン<丁度いい、ここで倒してやるよ!……ギアトリンガーが出せねぇ…!>

マジーヌ<ぬあ~ダメだ! 動きがスローで…>


「チェンジまで時間が掛かりそうカタツムリ。ならばその間、俺の攻撃を喰らうカタツムリ!」


咄嗟に動けない2人を一方的に甚振っていると、ワルドの出現を察知したゾックス/ツーカイザーが上空からクロコダイオーより飛び降りて参上するも、撃った銃撃はスローエリアに入った瞬間遅くなり余裕でかわされ、ツーカイザー自身も落下速度が遅くなって空中へ無防備に浮いてしまう。そしてこれを見るや「おやおや、界賊まで。飛んで火にいる夏の虫とはこの事カタツムリ!」と言いながらマイマイクロミサイルをツーカイザーへ直撃させて変身解除させ、地面に倒れたゾックスを踏み付けて勝ち誇った後、その場を悠々と後にした。

尚、直前で、残りのゼンカイジャーも現場に駆け付けたが、ついさっき兄に起こった異常を観察していたフリントがクロコダイオーからのアナウンスで制止させた為、ゼンカイジャー全員が活動を封じられる事態は避けられた。


その後は暫く、ポイントを変えて次々とマイマイフラッシュを発動し、動きの遅くなる領域を地道に広げ続ける。するとバラシタラが遠方から拡声器を使って経過報告を聞いて来たので、作戦は順調で進んでいるのと一緒にツーカイザーとゼンカイジャー2人をスローエリアへ捕らえたのを報告。


バラシタラ「何ッ!?ならば、今の内に片付けるのである!!」

「放っておいてもどうせ動けないカタツムリ~!」

バラシタラ「そこは、のんびりせんで良いのであ~る!!!」(拡声器越しの大声)

「はっ、はは~っ!!」


バラシタラ「また、ボッコワウス様が怒ったら面倒なのである…。今のは、独り言なのであるっ!!」


これでバラシタラから先にゼンカイジャーとツーカイザーを始末してこいと命令を変更され、反論するも聞き入れられずとんぼ返りする羽目に。

大急ぎでゾックス達の元へ戻り、相手が先刻からその場を殆ど動けていないのを確認するや「良い具合にモタモタしてるカタツムリ!」と言って生身のゾックスへマイマイクロミサイルを発射し仕留めようとするが、着弾する前にマイマイクロミサイルは撃ち落とされた上、ならばと直接殴りかかろうとするも連続で銃撃を浴びて失敗に終わる。


「気を取り直して…くたばれ、どわっ!?ほげぇ~!?どうなってるカタツムリ~!?」

ゾックス「仕込みって大事だよね」


実は、先程この場を立ち去ったしばらくの間で、ゾックスはその場で踊り迎撃トラップとなるマーキングショットのポイントを指定していて、それにより自動で発砲するギアダリンガーのホーミング銃撃で阻まれてしまったのだ。

しかし、往生際悪く「ならばこっちから片付けてやるカタツムリ!!」と今度は無防備なジュランとマジーヌを狙おうとするも、間一髪仲間と一緒に駆け付けた介人がフリントの調整を加えたターボレンジャーギアの力を3人に浴びせ、相対速度にターボを付け加速する方法でスローエリアを抜け出されてしまう(※因みに、ターボレンジャーは「高速戦隊」ではある物の別に加速能力がある訳では無い)。更に周辺に居た民間人も、ターボレンジャーギアの力を与えられスローエリアより逃げ出されてしまう。


セッちゃん「若さ全開!高速戦隊ターボレンジャー!……あれ?そんな技、あったっけチュン?」


この事態に頭が付いて行けず、その場で立ち尽くしていたカタツムリワルドだったが、程無くしてチェンジしたゼンカイジャーとツーカイザーが勢揃いしたので、気を取り直してクダック部隊を呼び出し交戦開始。相手がクダックを蹴散らしている隙にマイマイフラッシュを放つも、既に対抗策を掴んだゼンカイザーとツーカイザーはターボレンジャーギアを使い自分達と仲間を加速、鈍化能力を相殺する。

こうして自らの強みであり最大の武器たる固有能力を無効化されてしまえば勝ち目がある筈も無く、マイマイフラッシュでスローになった残りのクダックをツーカイザーに片付けられた末、自身は棒立ちとなっていた所へ「ゼンカイフィニッシュバスター」を喰らってアッサリ敗北・爆散した(同時に各地の鈍化フィールドも解除されたと思われる)。


直後、残ったカタツムリトジルギアはバラシタラが呼び出し、「行動は、迅速に!!」と言いつつ現れたクダイテストに踏まれ、ダイカタツムリワルドを誕生させた。


余談だカタツムリ


  • ゼンカイジャーでは基本的に、1エピソードに付き各センタイギアをそれぞれ1回だけ使用するのに留まるのがパターンだが、今回登場したターボレンジャーギアはツーカイザーの海賊版も合わせて何と合計4回も使用されている。


  • 柔らかい物をメカ化する事に集中して描き、殻はストレートに硬さを表現しつつ、本体部部分は有機的なうねりを持たせ、その対比で硬さの違いを表現した。デザイン担当・K-SuKe氏はダジャレ武器として、上下のツノを「マイマイクロミサイル」「デンデンゲキショック」と想定したが、前者のみ採用となった(『機界戦隊ゼンカイジャー公式完全読本』p.113)。

関連タグだカタツムリ

機界戦隊ゼンカイジャー

トジテンド ワルド(ゼンカイジャー)

カタツムリ


重加速:機械生命体のライダー怪人ロイミュードが有する物理運動遅延能力で、巻き込まれた者が現象を知覚出来る点が同じ。こちらは複数個体が能力を使う事で全世界の動きを遅くした例があるが、時間を掛け進化した個体なら効果の威力と範囲が強化され、究極的には一体だけで全世界の動きを完全停止させた。また、この能力が発動した中で動く事が出来るヒーローがターボレンジャーと同じく車モチーフと言う共通点もある。


カッシスワーム:上位のクロックアップ「フリーズ」の使い手だったが、主人公の仕込んでいたトラップ攻撃に引っ掛かり反撃された。因みにカタツムリの性質を有した同胞も存在する。

チーターカタツムリ:カタツムリをモチーフにしたライダー怪人で、こちらは粘液で相手の動きを鈍らせて攻撃する戦法が得意。奇遇にも上述のロイミュードとはの関係。

超獣鬼翌年に登場する戦隊怪人でこちらもこちらも動きを遅くさせる能力の持ち主。

ダイダイカタツムリ:昭和におけるカタツムリのロボット。

ロボビン:平成におけるカタツムリのロボット。


ファントン星人:原典版での声の演者が同じな、貝モチーフの宇宙人。


ジャム・ザ・ハウスネイル:カタツムリの世界と聞いてこちらを連想した視聴者も居ただろう。


クリスター・マイマイン:青いカタツムリのロボット繫がり。また、このロボットからの獲得武器(クリスタルハンター)のタメ撃ちが動きの低下を発生させると酷似点も多い。なお偶然かは不明だが別のワルド声優は彼の敵であるX4エックスである。

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