「誰が子分だァァァーー!?」
「それね。私がデザイン、パクった。ゴーカイジャーって奴の世界?行った時に見掛けて、なんかカッケ〜なぁって」
演:森日菜美/幼少期:雨谷日菜乃
スーツアクター(入れ替わり後のツーカイザー):五味涼子
概要
ゴールドツイカー一家の長女でゾックス・ゴールドツイカーの妹。カッタナー・ゴールドツイカーとリッキー・ゴールドツイカーの姉でもある。
誕生日は2月10日(キャラクターブック「ヨホホン」より)。
ゾックスのことは「アニキ」と呼ぶ。カッタナーとリッキーからは「アネキ」と呼ばれている。
人物
(控え目に言っても)天才的な技術力を持つ一家のメカニックであり、ツーカイザーに変身するギアダリンガーやクロコダイオーに搭載された世界を移動するゲートもトジテンドから盗み出した設計図を元に彼女が開発した物である。
ツーカイザーのデザインは彼女による物であり、一度世界を渡ってるときに見かけたゴーカイジャーの姿を元にして(本人曰くパクって)デザインしたとの事。
それだけに留まらず、センタイギアを一度見ただけで完コピし、兄が別の世界に行った話を聞いただけで仮面ライダーの力を再現したギアまで製作している。
銀色のペッパーボックスピストル(銃身とシリンダーが一体化したリボルバー)を武器にしている。
また、兄と共にトジテンドパレスに殴り込んだ際には銀のハンマーを振るっていた。意外と怪力なのかもしれない。
戦闘センスその物はかなり高く、クダック数体程度なら容易に蹴散らす事が出来る。
兄同様に海賊行為をするため躊躇なく相手に銃口を向けるが、後に柏餅中毒になった際に他人を攻撃して奪うような事はせず店員を恫喝するだけに留まっていたので愛用のピストルはあくまで威嚇用に留まっていた可能性もある。
まぁ店員に対する恫喝も(度合いによっては)強奪に匹敵する程やってはいけない事だが……。
一方、享楽的で飄々としている兄とは対照的に短気で合理主義的。五色田介人と兄の勝負の結果とは言え品行方正を心掛けなければならない事には不満タラタラであり、自分達の振る舞いを一々注意してくるゼンカイジャーの事も快く思っていなかった。当初は隙あらば彼らを倒そうとすら考えており、「邪魔さえしなければどうでも良い」と言う兄のやり方に渋々ながら従っていた。
しかし、ゼンカイジャーとは第14カイ!以降完全な共闘関係にあり、友好的に接する事が増えて来ている。
その一方で戦う理由を介人が兄に問い詰めた時には(五月蝿いからさっさと黙らせたいと言う理由も込んでいるが)包み隠さず話す等の素直さも併せ持つ。
そして、普段は疎ましがっている介人の事もオニゴッコワルドの一件で自分を激励してくれた事やギアを見せてくれて戦況の打開に繋がった際には素直に礼を言っている。
兄同様に家族思いであり、弟達の喧嘩を傍観していたせいでSDトピアの呪いに掛けてしまった事をずっと悔やんでいた。
第32カイ!では敵の能力で兄と入れ替り、本人では無いが(ゾックスがフリントの身体で)ツーカイザーに変身。
変身を夢見ていたのか後ろで弟2人を抱えながら変身待機音に合わせ「変身叶った、私の体♪」とノリノリで跳ねていた。
第37カイ!では幼少期の過去が明かされた。小さい頃オルゴールを作ってみたが出来映えに満足できず捨ててしまい、後悔の念に駈られながら探し出し(ゾックスが見付けてくれた)、今でも宝物にしているとの事。
「あたしが子供ん時、初めて自力で作ったのが、オルゴールだったんだけどさ~。
大人には“”出来たら見せな”って言われてたけど、まあ 歪んでるし、音も外れてるし。“ダメだ、こんなもん”ってつい……。
でも一生懸命作ったから、後でめっっちゃ後悔して。泣きながら探した。
まっ、結局兄貴が見付けてくれたんだけど」
本編後の活躍
本編では特殊なケースでしか変身しなかったが、放送終了記念のGロッソでは念願叶って「ツーカイフリント」に変身。見た目は銀色のツーカイザーで(公式スチールでは照明の関係で紫の様に見えている)、本作の女性戦士(ハイレグ仕様)とは違いスカート仕様となっている。
『ツーカイザー×ゴーカイジャー ~ジューンブライドはたぬき味~』ではゴーカイセルラーとツーカイザーのレンジャーキーを使ってツーカイザー(フリント)に変身した。
ツーカイザーがスカート仕様になっており、徒手格闘とゴーカイピンクから借りたゴーカイサーベルで戦う。
因みにこの時の変身バンクはゴーカイジャーの変身アイテムを使用して変身している為、ゼンカイジャーでは無くゴーカイジャーの変身バンクになっており、ゴーカイジャーの変身バンクでツーカイザーに変身する夢のシチュエーションが実現した。
余談
- 名前の由来は“フリントロックピストル”であろう。
- 演じる森日菜美氏は長澤まさみ氏や浜辺美波氏、また劇場版ゼロワンに遠野朱音役で出演した山崎紘菜氏らを輩出した東宝芸能に所属している。
- 東宝芸能から東映特撮のテレビ作品にレギュラー出演した女優は彼女が初めてである。また戦隊ヒロインの役者としては初の21世紀生まれである。
- また『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の頃からスーパー戦隊シリーズのオーディションを受けていた。
- 森女史は同時期に放送された『ザ・ハイスクールヒーローズ』第3-4話にもコーラス部部長の松倉律子役で出演していたが、こちらではヨーヨー魔人の賭博ゲームで破産して声を奪われた事で魔人がトラウマになってしまう。
- 劇中では兄貴と入れ替わった形でとは言え戦士に変身したが、森氏は「プリキュア世代なのでプリキュアにも変身したい」と語っている。
関連タグ
マブシーナ:前作に登場する追加戦士の妹繋がり(但し、実の妹ではなく義理の妹)。『ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』で共演している。
オト:前々作に登場する追加戦士の妹繋がり。前記のマブシーナとは『魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー』で共演している。