ブイレックスの頭部及び武装と、ドラゴンシーザーの外装を組み合わせたデザインを持ち、やや斜めの前傾姿勢など両者の中間のような挙動をとる。そのうえ頭部にアバレンジャー要素もわずかながらある（ゴーグルが歯形のように見える）ため、数ある恐竜系戦隊の要素を2つ（ブイレックスは恐竜型ロボだが恐竜系戦隊ロボではない）併せ持つということになる。さらにゼンカイジュウオーにはもう一つ恐竜型ロボのモチーフが組み込まれていた（後述）。

ゼンカイザーが体の大部分、ツーカイザーが頭部を構成するギャラクシーメガタイプの合体方式を取る。

合体バンクはジュリアナディスコのようなド派手な空間が広がり、合体時にはゼンカイジュウギアの電子音声アナウンスが聞こえてくる。

後ろではスーパーツーカイザーが踊っている。

ボディのベースはゼンカイザーだが、合体中は全身の感覚が両者に等しく伝わる模様。

一方、ゼンカイオーの様に自在に分離・再合体する事も可能で、拘束時にはツーカイザー側が分離して活動するといった芸当も出来る。

なお26カイ!にて判明したが、合体した状態でゼンカイザーとツーカイザーに戻ると、ゼンカイザーがツーカイザーを肩車している。

まさかの預言者現る

スペック

【全高】	43.5m
【全幅】	1280m
【胸厚】	45.5m
【重量】	2700t
【スピード】	350km/h
【出力】	1200万馬力

戦闘スタイル

強靭な牙やツメ、先端にドリルの付いた長大な尻尾と言った白兵戦装備、そして口腔の2連ビーム砲、両肩の機関銃、両腕の3連ミサイルランチャーと言った砲撃武器を多数装備しており、これらを用いて大怪獣の様に広範囲を破壊する戦法を行う。

初登場の第21カイ!ではダイコピーワルドの生み出したコピーの街と、偽ゼンカイオー2体を相手に大暴れしており、絵面だけ見ると街で暴れまわる敵の怪獣メカその物であった(作劇的には寧ろこの絵面の為にコピーワルドが設定された経緯がある)。

そんな強力なロボだが、実はピンポイントな弱点があり、これまでと同様にワルドのルールに従わないといけない事と、ロボの構造上物をしっかりと物を掴む事が出来ない事等が挙げられる。

他にも、ゴリ押しが通じない相手には滅法弱い節が見られ、中盤以降はダイワルドに苦戦する事が増えて来ている為、ブルマジーンに活躍を譲る事が増えて来ている。

特に、ダイテニスワルドへの敗北は敗北の流れもかなり独特だった為、少し話題になった他、ダイメンワルドにも事実上の完封をされている。

必殺技

カイジュウマックスブラスター

全身の火器を一斉掃射し、敵全体に集中砲火を浴びせる。

ゼンカイジュウダッシュ

強靭な脚力での全力疾走による突進の後、尾を荒々しく振るう。

ゼンカイジュウドリル

豪獣ドリルに似た飛行モードに変形し、空中から巨大ドリルで敵を貫く。

ゼンカイジュウオー・ツインブレイカー

分離状態でゼンカイザーとツーカイザーがそれぞれの必殺技を放つ。この時だけツーカイザーは一時的に元の体型に戻る。また、金色のツーカイザーと銀色のゼンカイザーが

2人で特攻して行く姿はゴーオンウイングスのロケットダガーを思わせる。

余談

元ネタのうち、ドラゴンシーザーとブイレックスは(経緯は違えど)登場後はこのゼンカイジュウオーの様に大暴れし、破壊の限りを尽くした事がある点が共通している。
- ゾックスは必要とあらば法やルールを平気で踏み倒すアウトローの為、同じく破天荒ながら良識を持ち合わせている介人と制御を分担する事で何とか正義のロボとして振る舞えている、別の意味で危なっかしい運用事情である。

スーツアクターを担当する齊藤氏は、昨年の『魔進戦隊キラメイジャー』において敵方に回った怪獣(恐竜)型メカ・スモッグジョーキーを演じた経験を持つ。
- 作劇の都合で相手の戦隊ロボを倒す事が叶わなかったスモッグジョーキーだったが、中身の人が共通するゼンカイジュウオーが偽の戦隊ロボを倒した結果、間接的にスモッグジョーキーの願いを果たしたとも言えるかもしれない。