概要
ジャンルは「3D対戦アクション」。ガチャボーグと呼ばれる機体でチーム(フォース)を組み、操作して戦う。
最大 2vs2 の対戦が可能( 3vs1 は不可)。
「プレイヤーにとっては、ガチャボーグを操作して戦うことこそが真のストーリー体験であるはず。プレイヤーの操作を長時間止めてしまうストーリーデモはアクションゲームの敵!」の信念のもと、それらの労力をつぎ込んで生み出されたガチャボーグの数は200体以上。ラストボス以外は全て操作可能。
それぞれ特徴がある個性豊かなガチャボーグはもちろん、プレイヤーキャラの分身である主人公や共に戦う仲間たちにも人気があり、どちらのイラストも多くみられる。
キャラクター
それぞれモチーフにした動物が存在する。
ネコベー、タマ、コタロー以外は小学五年生。ネコベーは中学一年生。タマは小学三年生。コタローは小学一年生。
コウ(獅子戸吼)
CV.渡辺久美子
主人公。モチーフはライオン。プレイ開始時に舞台となるサハリ町に転校してきた。ガチャボーグのGレッドと出会い、地球を守るために戦うことを決心する。プレイヤーの分身であるため描写は最低限に抑えられているが、ストーリーデモを簡潔にするために、昨日の敵は今日の友、来る者拒まずな心のひろい性格となっている。
カケル(犬井駆)
CV.吉竹範子
コウの親友。モチーフは犬。転校したばかりのコウにも親切に接する。優しくて運動神経抜群でイケメン。
バトルでは、低コストのボーグを大量投入してくる。
うさぎ(黒川うさぎ)
CV.服部加奈子
主人公たちの仲の良い友達。モチーフはうさぎ。ヒロインとして超絶可愛いデザインを目指した結果、完成まで最も時間がかかったキャラクター。町中に異変が起きたときに主人公の家の前で待っていて一緒に戦ってくれたり、ネコベーに無理やりコンビ組まされそうになったときはカケルと入れ替わってコウ側についたり、コウと女の子3人でバトルするときはちゃっかりコウとコンビ組んだり、言動も可愛い。
バトルでは、女の子系のガチャボーグによる素早い攻撃を繰り出す。が、CPUの動作の関係上、主人公を撃って来たり(呪文チャージ中に射撃がでてしまう)、逆に敵に補助魔法をかけたり、誤射誤爆が評判。それもまた魅力の一つ!
『作った本人が良いと思わないものを商品として売るのは、作り手として失格ですよ! いつでも何度でも言います! 「うさぎは可愛い」と!!』(キャラデザ担当:日暮竜二氏)
マナ(海原麻魚)
CV.中原麻衣
コウのクラスメイト。モチーフは魚(イルカ)。やさしい性格でクラスの人気者。
マナの部屋はドラゴンやゴキブリや天使や小さい女の子が大量発生する謎空間。そんな状態でも「ママに怒られちゃう」ことを心配する。攻撃を受けたりしたことに発する「あ~ん!(台本に書かれている文字)」は言語化することが不可能に近く、マナを象徴する台詞となっている。(頑張って言語化するなら「ぷ~ん!」)
バトルでは、味方の体力を回復したり、補助系のボーグを使用する。
ネコベー(猫部克己)
CV.高木渉
ひとりだけ年上。モチーフは猫。よくいるいじめっ子ポジションだけどヘタレ。タイマンで勝負だと言っておいて途中で子分を参戦させ、それでも負けたりする愛すべきヘタレ。 マナと強制的に組んだり(マナには思いっきり嫌がられる)、うさぎと強制的に組もうとしたり(うさぎは拒否してコウと組む)するけど、2歳差だからロリコンじゃないよ。
バトルでは、攻撃する度に体力を回復するバンパイアナイトや、強烈な攻撃力をもつチェーンソーナイト等を使用し、ヘタレのイメージを覆す活躍を見せる。
キツネ(狐山明男)
CV.吉竹範子
ネコベーの子分。モチーフは狐。ネコベーを「猫部さん」と呼び敬語で話す。他の人にはエラそうに接する。たとえ自分を見捨てて先に逃げたとしても、ネコベーを慕い続ける。
バトルでは、高い攻撃力と厚い装甲を持つマシンボーグを使うため、パートナーにするとかなり頼もしい。
ツトム(加鳥勉)
CV.浦和めぐみ
コウのクラスメイト。モチーフは鳥。メガネをかけて、「計算通り」「落ち着いて行こう」「ここまでは計算通り」「もうちょっとスマートに戦えないかな」等えらそうなセリフが多いが、頭がいいわけではないらしい。
バトルでは、遠方から驚異的な威力を誇る射撃攻撃で敵のとどめをかっさらっていく。敵にとどめをささないとゲットできない仕様のため、プレイヤーからは色々と文句を言われているキャラ(愛情の裏返しだと信じたい)。
テツヤ(猿渡哲也)
CV.高木渉
サッカー少年。モチーフは猿。まっすぐな性格でセリフやポーズにコウと似ているところがある。
年下であるコタローの特訓を何度もしたり、敵の心配をしたり、いい人。
バトルでは、サムライ、ナイトなど、接近戦を得意とする機体を使用する。
メット(恩田正宗)
CV.ゆきじ
ミリタリーマニア。モチーフはカメレオン。テツヤと行動を共にする。コウとは気が合わないらしく、なかなか仲間になってくれない。小さい背とヘルメットの丸いシルエットのため、一時期女の子疑惑があった。
バトルでは、敵を束縛したり味方との間にワイヤーを張ったり、サポート系の技を使用するため、ミリタリー系のセリフと合わせて共闘プレイを楽しめる。
コタロー(縞野虎太郎)
CV.渡辺久美子
コウの弟的存在。モチーフは虎。物語後半で登場。最初は弱く、バトルを通して少しずつ成長し、最後は頼もしい仲間になるという、第二の主人公的存在(CVもコウと同じ人)。バトル中に一緒に戦っているパートナーの掛け声をマネしたりする。
最終章では、ビームガンナーも使用するため、かなり頼もしい。
ユージ(荒木優二)
CV.ゆきじ
変わり者。モチーフはコアラ。「周りよりちょっと頭が良いために子供社会では道化をやるしかない人物」らしい。独特のセリフをしゃべり、奇抜な能力を持つガチャボーグを使用する。全てを敵視するショウと共闘してたり、突然分身したり、ひたすら変わり者。
バトルでは、敵味方問わず影響を与える能力を使うため、離れて射撃メインで戦うといいかも。
タマ(多摩川たま)
CV.浦和めぐみ
自己中心的性格。モチーフはあざらし。だから多摩川たま。負けると大変むかつくセリフを吐くが、実際強いので怖い。自分の意志で悪の組織に味方し、負け続けで命を狙われると、助けてくれたコウ側に寝返る。
バトルではデカい硬い強い空中戦艦を使用し、パートナーにすればそう簡単には負けない。
ショウ(鷹見翔)
CV.伊藤健太郎
ライバル。モチーフは鷹。強い。とにかくベラボーに強い。初プレイ1回目の対戦はまず勝てない(『切り株からちぇいさー』と呼ばれる戦法を用いない限り)。台詞もかっこよくて声も渋い小学五年生。敵味方関係なくガチャボーグを敵視している。
バトルでは、超強力なウィングボーグを用いて反則の強さ。その強いショウに負けなければ、終盤のピンチに駆けつけ、共闘してくれる。
「どうした!? しっかりしろ!」
オロチ/錦織凛
CV.、中原麻衣
悪の組織に洗脳され、主人公達を敵視し、部下を従え戦いを挑んでくる敵側の女幹部でGFコマンダー。モチーフは蛇。幹部としてえらそうだけど主人公には勝てない。主人公の部屋に乗り込んできたりする。
一度クリアし、2周目をプレイすると、途中で洗脳が解けかけて仲間になる(記憶は失ったまま)。
バトルでは、オロチよりお供の親衛隊のほうが怖い。
錦織凛
洗脳の解けたオロチの姿。ゲームではEDにのみ登場する。バスケのユニフォームを着用している。
『洗脳という、死ぬよりも辛いかもしれない状態から助けてくれた男の子に、惚れないわけがない!』(キャラデザ担当:日暮竜二氏)というわけで、発売3周年記念に更新された更新サイトでは、中学生になったうさぎとリンがコウを取り合っている様子が描かれた(ランダムに表示される3種類の絵のうちの一つ)。
Gレッド
CV.伊藤健太郎
惑星メガボーグからサハリ町にやってきたマシンボーグ族のヒーローロボ。コウがはじめて出会ったガチャボーグで、デスフォースの脅威から地球を守るため、コウに協力を頼む。マシンボーグ族の中では小柄だが、礼儀正しくも熱さを持つヒーローらしい性格。出会った時点では、度重なる戦いの影響で本来の力を失ってしまっている。
用語
ガチャフォース
ゲームのタイトル、また主人公たち「正義のガチャボーグ軍団」のこと。
ガチャボーグ
惑星メガボーグからやってきた、身長10cm前後のマシン生命体。地球の科学力では傷一つ付けられない。人間の勇気をエネルギーにして戦う。基本の身長は10cm前後だが、30cmや60cm、2m級の機体も存在する。また、GFエナジーにより巨大化することも可能。デスフォースにより惑星メガボーグが滅び、地球に逃れて来た(ガチャボーグは自分でGFエナジーを作れないため、デスフォースたちに勝てなかったらしい)。
GFコマンダー
コウたち、ガチャボーグに指令を与える者のこと。
転じて、ガチャフォースをプレイする人のことも指す。
GFエナジー
ガチャボーグのエネルギー源。GFコマンダーの勇気をエネルギーにしたもの。ガチャボーグたちはGFエナジーがないと戦うことができない。GFエナジーを込めればガチャボーグを巨大化させることも可能。(10cm→10m→大気圏を余裕で超えるサイズまで巨大化可能)
転じて、ガチャフォースをプレイする人たちが、ガチャフォースに対する思いのことも指す。
デスフォース
悪のガチャボーグ軍団。本作の敵。
デスブレン
デスフォースの首領。悪のボスらしい笑い声が似合う。自らGFエナジーを生み出すことができ、それにより他のガチャボーグたちを圧倒し、惑星メガボーグを滅ぼした。
デスボーグ
デスブレンが生み出した悪のガチャボーグ。全身黒で顔には赤い瞳という共通のデザインを持つ。いわゆる雑魚軍団であり、他のガチャボーグのコンパチであることが多いが、コストが安く、元ガチャボーグから機能が削除されたことで使いやすくなったり、逆に元ガチャボーグにはない機能が追加されたり、HPの少なさ以外は使いやすい点が多い。特にデスボーグ・シグマⅡ、デスボーグ・オメガⅣあたりは非常に強力な機体。
あれこれ
機種 | ニンテンドーゲームキューブ |
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ジャンル | 3D対戦アクション |
発売日 | 2003年11月27日(木) |
価格 | 税込7,140円 |
開発・販売 | カプコン |
CERO | 全年齢対象 |
未だに根強い人気があり、2012年3月にe-capcomで再販が行われる。