ダイメンワルド
だいめんわるど
メンワルドの暴走したメンパワーがクダイテストに満ち満ちて誕生した、巨大級メン戦闘兵たるダイワルド。
人格と頭部がメンワルドの物に変わり、クダイテストへウィッグ(かつら)を被せた様にも見える外見へなった。更に「ヌードルウィップ」も装備している。
乾麺ニードルが使えなくなった代わりに、周囲に出現させた様々な麺料理から具材や汁の一部をエネルギーに替えて飛ばす事で、メンワルド同様に麺の派閥を作って争わせ、合体を解除させたりコンビネーションを成り立たせなくて敵を撹乱・分断する。
しかも麺の種類が細分化されている為個人同士が争う状態になる可能性が高く、メンワルド戦で有効だった呉越同舟による団結への誘導がやり難い。
一方、敵の戦力分断に長けている半面で直接戦闘は不得手の様子。
メンワルドが倒されて残したメントジルギアを、クダイテストが踏んで取り込み誕生。同時にビル街を多彩な巨大麺料理とのぼり旗が立ち並ぶ光景へと変えた。
対するゼンカイジャー達はゼンカイオー2体とゼンカイジュウオーを繰り出すが、先制攻撃を凌いだ所で「うなれ、マイメ~ン!!」と言いながら周辺の麺料理から具材や汁の一部を替えて飛ばしたエネルギーを浴びせ、対峙した6人と後方のクロコダイオー内の3人をそれぞれ別の麺推しにさせた結果、仲間割れを起こした相手は全界合体が維持出来ず分離。
そのまま戦いそっちのけで大喧嘩になったゼンカイジャー5人へ眼からの光線を放つも、うっかり続けて「合体出来なければどうと言う事はないメ~ン♪」と勝ち誇ったのが運の尽き。
マジーヌ「……はぁ!?きしめんには、単独で勝てるポテンシャルが無いとでもぉ~!?」
ガオーン「君ってば、そうめんの良さが全然分かって無いねぇ!!」
介人「焼きそばは、焼きそばってだけで、焼きそば全開なんだよ!」
ジュラン「これ(ソフト麺)給食で出なかった地域あるらしいけど、食ってみな飛ぶぞ!」
それぞれの推し麺をコケにされたと思い込んだ一同から怒りを買い、逆に麺料理のエネルギーを次々と浴びせられ、絶えず流れ込んで来る膨大な情報量を処理し切れずに頭部がどんどんと肥大化。
「ぬわっ!?ちょ、ちょ、ちょ、まっ、待つメン!!俺は全ての麺を司るワルド!一つ一つの麺の魅力は十分承知しておりましてですね……!」
ゴールドツイカー一家「「「「今更、遅え~っ!!」」」」
弁明も聞き入れて貰えず、ゴールドツイカー一家のジャージャー麺、ビーフン、冷麦、スナック麺のエネルギーも食わされて、遂に許容量が限界を超えて頭部が破裂。
これが致命傷となり、ヌードルウィップの分銅を持って麺をすするポーズを取りつつ「カップ麺も……美味しいメェ~~ン!! 良いお年を~〜っ!!」と、文字通り"食い倒れる"形で年の瀬の締め台詞を言い残し爆散。
体内のメントジルギアも完全に破壊され、メントピアが並行世界へと解放された。
混沌を極めていた:麺料理の数だけ、派閥を争わせられていたシーンを一言で表すとこうなる。
実際、麺料理一斉攻撃を食らうまではそれぞれがそれぞれの麺料理を推し合い、正にカオスであった。
ユートピア・ドーパント、アナザーディケイド:エネルギーを吸収しきれずに負傷したライダー怪人。もっともダイメンワルドと違い彼らは相手からエネルギーを吸収しようとしていたが、原理は違えどどちらも簡単に吸収できるものではなかった。