ダイマンガワルド
だいまんがわるど
マンガワルドの暴走したマンガパワーが、クダイテストに満ち満ちて誕生した巨大級マンガ戦闘兵たるダイワルド。
頭部・両腕がマンガワルドの物に置き換わった上、「フキダシプラカード」も装備している。
マンガワルドと同じく、インクを充填した右腕のペンで能力を行使するが、こちらは虚空に描いた絵を実体化させる能力を発揮。これでミサイルや爆弾・投げ槍等を生み出してのトリッキーな波状攻撃を仕掛けられる。逆を言えばペンにインク充填をしなければ能力を使えないので、左腕のインク瓶を壊されると能力が封殺されてしまう。
この他にも、フキダシプラカードへ書き込まれた指示のままに動いてしまう等、全体的に能力依存かつ動きに隙が多い。
マンガワルドが倒れた後に残ったマンガトジルギアを、後詰めで出撃して来たクダイテストが吸収して誕生。右腕のペンを一振りして、様々なジャンルからなるビルサイズの超大判コミックを複数冊出現させた。
直ぐにゼンカイザーとツーカイザーはゼンカイジュウオーへなり交戦。これへ描き出したミサイルを浴びせて先制し、続けて爆弾や投げ槍も描き出して波状攻撃を仕掛ける。
しかしゼンカイジュウオーは弾幕をかわして接近、一直線で左腕のインク瓶に噛み付いて破壊。これで中のインクが全て零れ実体化能力が封殺、「ああっ、俺の大事なインクがーっ!!」と絶叫している隙に相手が発射したレーザーでフキダシプラカードに「ヤラレター」と書かれた結果、一切の抵抗が出来ずそのまま体当たりで転倒させられ「ヤラレターッ!!」と叫ぶ羽目に。
最期はそこに「ゼンカイジュウオー・ツインブレイカー」が直撃し、「あぁ…。好きな漫画の最終回、見届けたかったマンガ…!」と言い残して爆散・敗北。
体内のマンガトジルギアも壊れ、マンガトピアが並行世界に解放された。
- このダイワルドの影響で変貌した、ビル街に立ち並ぶ超大判コミックを良く見ると、表紙のタイトルは過去に倒されたワルド達がモチーフになっている。なおいずれも作者は同一で、漢字を変えて別人ぽく見せている(※スーパー戦隊シリーズ及び仮面ライダーシリーズの原作者・石ノ森章太郎氏の「“萬画”宣言」(ジャンルに拘らず描きたい漫画を描く)を意識しているのだろうか)。
- 因みに劇中で確認された作品タイトルは以下の通り。
ガッカリゼ:『動物戦隊ジュウオウジャー』の怪人で、ベレー帽を被った外見と能力の内容が一致。但しこちらは画家モチーフ。
ジイシキシェルガ:去年のスーパー戦隊に登場したマンガ繋がりの邪面獣。但しこちらはハリガネ邪面の行ったカナエマストーン・イリュージョアの人体実験によって漫画好きの引きこもりニートの青年が変貌してしまった物である。
クリエイターゲーマー:仮面ライダーエグゼイドの映画版に登場した映画版限定主人公専用フォーム。漫画とゲームのイメージは異なるが、実際に描いたミサイルを実体化して放ち攻撃する要素が酷似している。