「待て待て待て~い!貴様等をニンジンに変えてやるニンジ~ン!」
「ニンジンになると、子供人気が下がるニンジ~ン♪」
登場話:第46カイ!「ゲゲっと飛び出た神のちょっかい!」
データだニンジン
身長/191cm
体重/280kg
世界/ニンジントピア
名物/ニンジンのヒーロー
名産/キャロットンファー、ビームカロティン
概要だニンジン
トジテンドが人間界侵略のために、ニンジンの世界「ニンジントピア」を閉じ込めたニンジントジルギアをクダックに組み込んで、予言通りに誕生したワルド。
頭部はおろし金に掛けられた人参に髭を生やした顔が付いた大変分かり易い見た目で、人参のヘタと葉っぱ部分を丁髷に見立てているのもお約束。…と言うかぶっちゃけてダイコンワルドの色違い。ただし髭は生やしておらず、代わりに頬へは白い丸突起が付いている。
また武器として、ビームの発射口が付いたニンジンを模したトンファー「キャロットンファー」を携行。持ち手からして左利きらしい。
ニンジントピアの力を悪用して、キャロットンファーより「ビームカロティン」を放つ事により、対象をニンジンっぽく変身させる能力を行使する。
ヒーローの場合は色合いをそれっぽくして“ニンジンのヒーロー”に変え、ニンジン嫌いな子供の人気を下げてしまう。
しかしあくまで見た目を変化させるだけのようで、戦闘等のいつもの行動に差し障りは無い無害な能力である。そして戦闘力も危機察知能力も低く、逃げ足も特に速くないのでワルドである事を差し引いても取るに足らない雑魚、というか本作最弱のワルドと言えるだろう。
ワルドの例に触れず「~ニンジン」と言う共通の口癖の他、キザったらしいヒーロー気取りな喋り方をする。
活躍だニンジン
前回にて神だと名乗るゲゲイシーが、訝しむゼンカイジャーの面々に信じて貰おうと「次に現れるワルドはニンジンワルド」と予言。一晩経った後、ゲゲによって生み出されて人間界に送り込まれる。
街に出現して人々を襲撃していたが、それに感知したセッちゃんに促されてゼンカイジャーと鉢合わせするが、ゲゲイシーが言った通りのワルドが現れた事にゼンカイジャーは驚愕した。
介人「本当だ…本当にニンジンワルドだ!」
「ゼンカイジャー!? 何だその、俺が来ると分かってたみたいな物言いは!?」
ジュラン「うるせえな!こっちもぶっちゃけ、ビックリなんだわ!」
ニンジンワルド自身もゼンカイジャーが知っているの様な様子の驚いていたが気を取り直し、呆気にとられた隙にビームカロティンを放ってゼンカイザーをニンジン化させ、近くに居た子供から逃げられる被害を齎すも、見た目が変わっただけで普通に動ける為に反撃として5人はいきなりの「ゼンカイフィニッシュバスター」を発動。これから逃げ遅れて直撃し「キャ~~…ロット!」と一瞬で瞬殺され、爆散・敗北。ゼンカイザーは元の姿を取り戻した。
残されたニンジントジルギアは「ニンジンワルドめ、やたら早くやられやがって!」と呆れ返ってメタ発言をしながら現れたクダイテストが取り込み、ダイニンジンワルドが誕生した。
そしてダイニンジンワルドも難無く倒して安堵するゼンカイジャーだったが、そこへゲゲイシーが現れて予言が成就した事を主張、自分が「神」である事を認める様促して来る。しかしまだ半信半疑なゼンカイジャーは煮え切らず、それならばと今度は「サファイアワルドとコウモリワルドが続けて現れる」と新たな予言を告げて去って行った。
…しかしこの予言の正体は、ゲゲを操る事でボッコワウスにお目当てのトジルギアを探させてワルドを生み出し出現させる裏工作に過ぎず、そのゲゲやステイシーの身体で暗躍して来た「神」が、ゼンカイジャーの信用を得るために仕組んだ謀事の一環であった。
余談だニンジン
- 登場から退場まで1分未満と言う、特撮怪人でも珍しい出オチ同然のキャラである。
- ニンジンモチーフの戦隊怪人はこのニンジンワルドが初。尚、「子供はニンジンが嫌い」と言う古典的なイメージから生まれた怪人であるが、実は現代ではそうでも無い。
- タキイ種苗株式会社が毎年行っているアンケート調査によると、2015年を最後に子供が嫌いな野菜ランキングのTOP10から外れている。それどころか子供が好きな野菜ランキングTOP10に入ることもしばしばあり、寧ろ現代の子供には好かれているとも言える。
- スーツはダイコンワルドのリペイント・小改造、武器であるキャロットンファーはハロウィンワルドのトリックオアトリートンファーのリペイント。
- 尚大根も人参も根菜であるので、流用元としては適切とも言えるだろうし、「大根が白いわけ」と言う日本昔話のオマージュとも考えられる。
関連タグだニンジン
レーザートカゲ、ショートのザンKT3、デンシャロイド2すぐに退場した(※登場時間約30秒程度)戦隊怪人の前例。
傀儡太夫、繁殖忍者クッツク法師:恐ろしい程弱い戦隊怪人繋がり。ちなみに後者は、死因が寿命であった事からスーパー戦隊シリーズ史上最弱の怪人として有名である。
トマト大王:子供の野菜の好き嫌いの古典的なイメージから生まれた戦隊怪人の前例。
ユルキャラジゲン:非公認だが、相手をニンジンどころかピーマンやオクラに変える事ができる。
兎人参化:相手を完全にニンジンにしてしまうと言うニンジンワルドの上位互換の能力を持つ。
ニンジンの妖精:登場時間が短い+語尾がニンジン繋がり。